国道340号
part3

R106川井交差点〜R455落合交差点
宮古市→岩泉町

102.R106・R340串刺しおにぎり 103.「宮古31km 茂市16km」 104.岩手r143交差点
 川井交差点からはR106との重複区間となって閉伊川の左岸を走る。程なくして旧川井村の中心部に差し掛かるがバイパス化されており狭苦しい市街地を通り抜ける必要はない。岩手r143交差点を通過するが、このr143は停車場線であり、閉伊川の対岸に渡ると陸中川井駅があり、駅前に旧川井村役場も立地している。

105.閉伊川の左岸を走る 106.下川井集落 107.R106・R106宮古盛岡横断道路との交差点を右折
 岩手r143交差点を過ぎて少し走ると早くも沿線の家屋が少なくなる。閉伊川が蛇行が緩やかなためそれに沿っている国道のカーブも緩やかである。川井交差点から約3.2kmで右カーブの先でT字路に突き当たる。左折はR106のバイパスである盛岡宮古道路の一部で自動車専用道路のため、歩行者や自転車、125cc以下の2輪車は通行できない。R340(実質R106)は一旦停止して右折するが、トンネルに近接しているため左方の見通しが悪い。ちなみに盛岡宮古道路の箱石〜川井工区は1年前の2021年3月28日に開通している。

108.閉伊川沿いを走る 109.R106・R106盛岡宮古道路との交差点を右折 110.袰岩トンネル
 R106盛岡宮古道路と合流してからも走りやすい2車線道路が続いている。閉伊川と山に挟まれた狭い平地だが数軒の家屋が建っている。約1.2kmで再び盛岡宮古道路との交差点に至るが、直進の盛岡宮古道路は自動車専用道路であり右折の現道も国道に指定されたままである。ここは右折して現道へと進む。
 現道に右折すると閉伊川に沿って走り、右にカーブした先で袰岩トンネルをくぐる。トンネルの両側坑口付近に旧道が交差しているが、沿線に袰岩集落があるため現在でも通行可能である。

111.盛岡宮古道路との並走区間も国道の指定を外れていない 112.古田集落 113.R106・R106盛岡宮古道路との交差点を右折
 JR山田線と閉伊川を挟むような形で並走しながら2車線道路を走る。自動車専用とは言えバイパスが並走しているため交通量は非常に少ない。川に沿って緩やかな右カーブを曲がった先でR106盛岡宮古道路と合流する。この交差点も右折だが、古田トンネルに近接しておりここも左方の見通しは悪い。古田トンネルを含む下川井工区は2020年3月30日に開通している。

114.西家第二トンネル 115.西池第一トンネル 116.三ッ石トンネル
 2回目のR106盛岡宮古道路との合流後も2車線道路が続いているが、若干路側帯が狭くこれまでよりも走りにくく感じる。西家第二トンネルをくぐって西家橋を渡り、西家第一トンネルをくぐって三ッ石橋を渡る。西家橋、三ッ石橋ともに閉伊川に加えて旧道の上を通っている。三ッ石トンネルをくぐった直後に旧道との交差点を通過する。3つのトンネルの旧道は繋がっており、沿線に集落があるため現在でも通行可能である。

117.R106盛岡宮古道路との交差点を右折 118.JR山田線の第29閉伊川橋梁 119.R106盛岡宮古道路の腹帯大橋
 三ッ石トンネルを出て少し走ると三度R106盛岡宮古道路との交差点を右折して現道へ進む。この区間も自動車専用道路のため、歩行者や自転車等は直進できない。この区間も川井〜箱石区間と同じ2021年3月28日に開通している。
 現道に進んで閉伊川に沿って走っているとJR山田線の第29閉伊川橋梁を見ながら左にカーブする。旧道は橋梁の下をくぐっているが現道はくぐっていない。山田線と並走しながら閉伊川の左岸を走っていると盛岡宮古道路の腹帯大橋の下をくぐる。

120.腹帯上の橋 121.清水集落 122.腹帯下の橋
 R106盛岡宮古道路の腹帯大橋をくぐって上り勾配の右カーブを曲がって腹帯上の橋を渡るが、その下には閉伊川の他にJR山田線もある。閉伊川の右岸を走っていると左カーブを曲がって腹帯下の橋を渡る。

123.JR山田線と閉伊川に挟まれている 124.袰屋集落 125.ゆずり車線
 JR山田線とともに閉伊川の左岸を走る。カーブは多いもののほとんど勾配はなく交通量も非常に少ないため走りやすいと言える。ゆずり車線が設置されているが、100番台国道と重複しているから設置されておりR340単独区間では設置されなかったかもしれない。

126.右折するとR106盛岡宮古道路の茂市ランプに行く事ができる 127.R106茂市交差点を左折
 ゆずり車線が終わって川に沿って右にカーブし、次の左カーブの先で市道との交差点を通過する。右折して市道へ進むとR106盛岡宮古道路の茂市ランプに行く事ができる。このランプは大型特殊車両は通行禁止である。
 市道との交差点から少し走るとR106茂市交差点に至り、左折して岩泉方面に進む。この交差点でR106との重複区間が終わる。川井交差点からの距離は約15.6kmである。盛岡宮古道路を利用すれば約13.9kmと若干短くなる。

128.「葛巻77km 岩泉43km」 129.新里大橋 130.刈屋川の左岸を走る
 茂市交差点からは閉伊川流域を離れて支流の刈屋川沿いを北に向かう。R106重複区間と同様に整備されて2車線道路でJR山田線の茂市橋の西側を通過する。かつては古市駅からR340沿いにJR岩泉線があったが、2014年4月1日を以て廃止となっている(ただし、土砂崩れのため2010年7月31日から運休していた)。新里大橋を渡って刈屋川の左岸に移ってからも2車線の快走路が続いている。

131.旧道との交差点 132.集落の山寄りを快走 133.アップダウンのある快走路
 刈屋川の左岸も改良された2車線道路であり、上り勾配が続くもののカーブは緩やかで交通量が少ない事もあって非常に走りやすい。かつては集落内を通り抜ける狭路であったが、その面影はほとんどない。

134.刈屋トンネル 135.沿線の家屋はほとんどない 136.刈屋夢大橋
 右カーブの先で刈屋トンネルをくぐり、出た先で市道との交差点を通過する。左折した先に刈屋駅が案内されているが、前述のとおりJR岩泉線は既に廃線となっており駅も存在しない。市道との交差点からも上り勾配の2車線道路が続き、刈屋夢大橋を渡る。

137.旧道との交差点 138.赤根畑集落 139.永田大橋
 刈屋夢大橋を渡って少し走ると旧道との交差点を通過する。ここでも左折方向に岩手刈屋駅が案内標識に表記されたままである。刈屋川の右岸を上って行くと赤根畑集落を通り抜けて永田大橋で左岸に移る。

140.和井内大橋 141.岩手和井内駅跡 142.鞭牛下の橋
 刈屋川の左岸を走っていると和井内橋を渡って右岸に移り、岩手和井内駅の傍を通る。既に廃止になった駅だが、レールバイクの駅として転用されており、南隣の中里駅跡を結んでいる。その後も改良された上り勾配の2車線道路が続いており、鞭牛下の橋で刈屋川の左岸に移る。

143.幅員減少 144.酷道区間が始まる 145.刈屋川の谷筋を走る
 清水集落を通り過ぎて少し走ると幅員減少の標識が立っており、その先でセンターラインがなくなり道幅も1.5車線幅にまで狭くなる。強烈な狭さではないがこれまでが快走路だっただけに走りにくく感じる。

146.ガードレールのない区間が多い 147.谷内橋 148.バイパス接続予定地点
 緩やかな上り勾配の1.5車線幅の狭路をひたすら走る。刈屋川に流れ込むいくつもの沢を渡りながらカーブの多い区間を北上しているとバイパス接続予定地点を通過する。仮設橋が架けられており、バイパスそのものは刈屋川の右岸に造られるようで、JR岩泉線の跡もその一部になるものと思われる。

149.和井内〜押角工区が建設中 150.彦々口橋 151.交通量は少ない
 バイパス工事は和井内〜押角工区が建設中であり、押角トンネルの南側坑口付近に繋がる予定である。一部は現道を改良(?)するため、その区間の工事が始まると通行止規制が敷かれる可能性もある。JR岩泉線の宮古市側の最後の駅の押角駅跡の近くを通るが、刈屋川の右岸にあった駅に至る橋が流出したため駅跡に行く手段が失われている。

152.雄鹿戸トンネル旧道との交差点 153.押角トンネル 154.現道と合流
 センターラインが現れて2車線道路になった直後に現道との交差点を通過する。JR岩泉線のトンネルを拡幅して道路に転用したもので、2020年12月13日に開通している。雄鹿戸隧道は新トンネル開通後も通行できるが、除雪されていなかったため現道には進入していない。
 全長3094mの押角トンネルをくぐると岩泉町に入り、トンネルを出て少し走って宇津野橋の北詰で現道との交差点を通過する。バイパスは約3.5kmだが、現道は約5.9kmでしかも狭路酷道である。

155.JR岩泉線の橋梁の一部が撤去されていた 156.緩やかな勾配を下る 157.雪解け水(?)が路面を濡らす
 現道と合流して緩やかな右カーブを曲がるとJR岩泉線の橋梁の下をくぐる。厳密に言えば国道上の桁は撤去されており橋梁の下ではない。バイパス区間が終わるため道幅が狭くなるが、宮古市側よりは若干広い1.8車線幅道路である。宇津野沢に沿って緩やかな勾配を下って行く。

158.舘鼻橋 159.平井集落 160.宇津野沢沿いを走る
 カーブが多い区間で宇津野沢を何度か渡った後に平井集落を通り抜ける。バイパスを通った場合のR340の沿線では最初の集落だが、現道を通っていればバイパスに合流する手前で宇津野集落を通っている。

161.宇津野沢の右岸を走る 162.大渡集落 163.岩手r171交差点を右折
 宇津野沢の右岸に移ってからも道路状況に変化はなく1.8車線幅の狭路を走る。大渡集落を走っていると大渡橋を渡った北詰で岩手r171交差点に突き当たり、一旦停止してから右折して盛岡・岩泉方面に進む。交差している場所が場所だけにr171は行止り県道に思えるが、大川松草線という路線名に元になった宮古市松草のR106まで繋がっている。

164.大川沿いの狭路を走る 165.JR岩泉線の第二大川橋梁 166.交通量は極めて少ない
 岩手r171交差点からも狭路が続くが、宇津野沢から大川沿いに変わる。舞ノ子修羅区に入ると同時にセンターライン付きの2車線道路なり、集落を過ぎても道路状況は維持される。川に沿って大きく左にカーブした後にJR岩泉線の第二大川橋梁をくぐる。こちらは道路上の部分は撤去されていない。

167.雪解け水か沢水で路面が水浸し 168.JR岩泉線の第三大川橋梁 169.川代集落
 雪解け水か沢水で水浸しになった狭路を走っているとJR岩泉線の第三大川橋梁を見ながら左カーブを曲がるが、R340はその下は通っていない。川代集落に入ると道幅は2.0車線幅程度に広くなるが、集落を過ぎると1.8車線幅に戻ってしまう。

170.センターラインが復活 171.川代トンネル 172.狭路区間がまだ残っている
 川代集落の途中でセンターライン付きの2車線道路になり、大川の蛇行部分を川代トンネルで通過する。トンネルの西に川代下の橋、東に上糸坪橋が架かっている。このまま岩泉町の中心部まで2車線道路が続くと思いきやセンターラインがなくなって1.8車線幅道路になってしまう。

173.JR岩泉線の線路が残っている 174.浅内駅跡付近にS字カーブ 175.R455落合交差点
 浅内集落で線路が残っているJR岩泉線跡と並走し、浅内駅付近でS字状のカーブを通過する。集落を過ぎると2.0車線幅と若干広くなり、センターラインが現れた直後にR455落合交差点を通過する。茂市交差点からの距離は約33km(押角トンネル経由)である。

国道340号 part4