国道306号
part2

R477菰野交差点〜R8外町交差点
菰野町→いなべ市→
→多賀町→彦根市

54.桜の満開には早すぎた 55.三重r624菰野町消防本部前交差点 56.新奥郷橋
 R477菰野交差点を通過すると咲き始めの桜並木を通り、三滝川に架かる菰野大橋を渡って菰野町役場の前を通過する。町役場自体が市街地から少し離れた位置にあるため、町役場付近も走りやすい快走路となっている。その後は平坦かつ直線的な2車線道路を淡々と北に向かって走る。朝明川に架かる新奥郷橋の前後はカーブしているが、さほど急なものではないため難なく通過できる。

57.おにぎりシールが非常に多い 58.菰野町田光 59.ローカル快走国道を北上
 三重県の国道(厳密に言うと三重県が管理している国道)の特徴と言えばおにぎりシールが挙げられる。おにぎりシールが貼られているだけであれば他県にも見られるが、三重県はその数が尋常ではない。ガードレールの端のほとんどに貼られているのではと思える場所もあり、国道マニアにとっての三重県らしさを感じる景色を演出している。もちろんR306も例外ではなく多くのおにぎりシールを確認する事ができる。道路状況はと言うと、ごく一部に歩道のない区間もあるが、全体的に言えばローカル快走国道と言える状況である。

60.三重r3宇賀交差点からはいなべ市 61.いなべ市も快走路 62.R421石榑北交差点
 三重r3宇賀交差点の手前に市町境が走っており、交差点以北はいなべ市である。自治体が変わってもR306の道路状況は変わらず、ローカル快走国道を淡々と北上する。菰野交差点から約11.4kmでR421石榑北交差点を通過する。2t超車を阻むコンクリートゲート(とその間の狭路区間)で全国的な知名度を誇った石榑峠を擁するR421だが、石榑峠道路(トンネル)が開通したため酷道ランクを大きく下げている。ウォッちずでは峠区間も国道色に塗られている事から国道の指定は外れていない可能性もあるが、バイパスが開通しているせいもあって災害通行止から復旧する兆しが見られない。

63.上青川橋 64.治田跨線橋 65.いなべ市北勢町別名
 石榑北交差点からも2車線快走路が続いている。上青川橋を渡って右にカーブし、三重r615垣内交差点を通過してすぐに治田跨線橋で三岐鉄道三岐線の線路を越える。跨線橋から平面に戻ってから右カーブを曲がる。

66.R365別名交差点を左折 67.北勢大橋 68.三重r5鎌田交差点
 石榑北交差点から約3.7kmでR365別名交差点に突き当たり、左折して彦根・関ヶ原方面に進む。別名交差点から北はR365との重複区間となる。R23に重複していた区間と異なりこちらにはR306・R365の串刺しおにぎりが設置されている。北勢大橋を渡ってからは平坦かつ直線的な2車線道路を走り、三重r5鎌田交差点を通過した先で鎌田大橋を渡って左にカーブする。

69.「R306鞍掛峠 走行注意」 70.三重r614下野尻交差点 71.串刺しおにぎりも複数立てられている
 鞍掛峠の道路状況について表示された電光掲示板を通過して程なくして藤原大橋を渡り、右にカーブしながら三重r614下野尻交差点を通過する。その後も多少のアップダウンはあるものの非常に走りやすい2車線道路が続いている。

72.「彦根32km 関ヶ原24km」 73.アップダウンとカーブが多い 74.R365黄金大橋南交差点を左折
 緩やかなアップダウンとカーブが織りなすローカル2車線道路を北西の方角に淡々と車を走らせる。交通量は少ないが、仮に多少交通量が多かったとしても信号付きの交差点が少ないせいもあって流れが悪くなる事は少ない。別名交差点から約8.5km走った所で黄金大橋南交差点に至り、左折するとR365が分岐する。別名交差点も黄金大橋南交差点もR365が直進のため、R306の方が格下に思えるかもしれないが、格上なのはR306である。なお、R365はかつて旧大安町内の軒先酷道で知られた存在だったが、バイパスが開通したため当該区間は国道の指定を外れている。

75.「彦根31km 多賀24km」 76.早くも閉鎖ゲートが現れる 77.左のガードレールは旧道
 黄金大橋南交差点を左折しても2車線道路が続いている。左に大きくカーブしてから右にカーブするが、その後は集落が途切れて早くも閉鎖ゲートが現れる。これまで概ね平坦だったが、集落が途切れてからは上り勾配が続くようになる。センターラインがはっきり描かれた2車線道路だが、勾配がややきつくカーブが非常に多い。

78.「段差減速帯設置区間」 79.ラバーポールが設置されたカーブもある 80.右の柵はガス関係施設?
 急なカーブには段差減速帯やラバーポールが設置されている箇所もいくつかある。県境の峠に向かっているため上り勾配が長く続いているが、登坂車線は一切設置されていない。カーブが多く追越しできないため、足の遅い車両が前にいればストレスの溜まる走行を強いられる可能性が高い。

81.崩落補修箇所その1 82.崩落補修箇所その2 83.路肩には残雪あり
 鞍掛峠区間はほぼ全てが2車線と整備されているにも関わらず、冬期閉鎖区間でありかつ落石や崩落等で通行止になる事が多い区間である。今回の走行の際にも前年に崩れた場所が2ヶ所あり、そこだけは舗装が白いコンクリート舗装となっていた。標高が600m近くになると路肩にまだ雪が残っているのが確認できた。東北や北陸の山間部(特に高所)では3月末の残雪は珍しくも何ともないのだろうが、近畿地方においては3月の雪というのは珍しい。

84.鞍掛トンネル 85.トンネルを抜けてすぐに落石があった 86.鞍掛トンネルから西は滋賀県多賀町
 黄金大橋南交差点から約6.8km走ると鞍掛トンネルに到着する。トンネル手前の右側には砂利の駐車スペースが設けられており、登山道があるため行楽シーズンであれば駐車車両も見られる。
 トンネルを出た左側にも砂利の駐車スペースが設けられており、こちらも三重県側同様に行楽シーズンを中心に駐車車両がある。鞍掛トンネルの少し北にある鞍掛峠が県境であり、トンネル以西は滋賀県多賀町である。

87.滋賀県側はタイヤ痕が目立つ 88.鈴ヶ岳の山頂は冠雪している 89.明るい雰囲気の峠道
 鞍掛峠区間の滋賀県側は勾配に限れば三重県側に比べると緩やかだが、カーブの多さは同程度である。カーブ部分のセンターラインには車線逸脱防止のために道路鋲が埋め込まれているはずなのだが、その多くが欠損している。タイヤ痕からも想像できる通り、その原因は意図的に車線を跨いで走る車両によるものであろう。集落から離れた交通量の少ない山間部とあって、夜な夜なその手の方々が出没しているようだ。冬期閉鎖される峠道ではあるが、三重県側同様に2車線道路となっている。

90.ヘアピンカーブその1 91.前方の山の向こうは三重県いなべ市 92.ヘアピンカーブその2
 左のヘアピンカーブを通過すると進行方角が三重県のある東になり、カーブの多い2車線道路を走っていると右のヘアピンカーブを通過して進行方向を再び西に戻す。右ヘアピンカーブからは犬上川に沿って走る。

93.ヘアピンカーブ以降は勾配が緩やかになる 94.犬上川沿いを走る 95.集落の手前に簡易の閉鎖ゲートあり
 右ヘアピンカーブ付近には閉鎖用のゲートが設置されており、それ以降は勾配は緩やかになりカーブも少なくなる。何度も犬上川を渡りながら、緩やかな勾配の2車線道路を淡々と走る。反対方向を向いた電光掲示板の近傍にも通行止用の簡易的なゲートが設置されている。

96.多賀町大君ヶ畑 97.大君ヶ畑洞門 98.佐目トンネル
 簡易ゲートを通り過ぎてすぐに最初の集落の大君ヶ畑を通過する。最奥の集落を通り抜けているが道路状況は走りやすい2車線道路が維持されている。集落を過ぎて少し走ると大君ヶ畑洞門を通過し、さらに走ると佐目トンネルをくぐる。佐目トンネルの手前の旧道を少し入った所に採石場があり、平日は大型ダンプの通行が多い。

99.佐目集落に左の急カーブあり 100.佐目集落にはセンターラインなし区間もある 101.滋賀r34交差点
 2つ目の集落である佐目も2車線道路となっているが、中ほどに左の急カーブがあり佐目川を2度渡った先ではセンターラインのない2.0車線道路になってしまう。それでも交通量が少ない事もあって特に気にする事もなく通過できた。佐目集落を通り過ぎてから犬上川沿いに大きくカーブしながら走っていると滋賀r34との交差点を通過する。左折してr34に進めば犬上ダム付近を経てR421に至る。

102.梨ノ木峠 103.平坦な2車線道路を快走 104.R307・滋賀r225多賀交差点を右折
 滋賀r34交差点からしばらくは集落のない場所を走り、桜峠の近くを通り過ぎてから集落を通過し、びわ湖東部中核工業団地の出入口の道路との交差点を通過する。工業団地の出入口を通過するという事はこの先からは大型トラックの通行が少なからずある事を示している。
 非常に緩やかな梨ノ木峠を越えて少しだけ下り勾配を走ってから平坦な状態になる。工場の横を通り過ぎて多賀町の中心部に差し掛かった所でR307・滋賀r225多賀交差点に至り、右折してR307と重複して彦根方面に向かう。

105.滋賀r224多賀北交差点 106.「米原11km 彦根6km」 107.彦根市に入る
 多賀交差点からはR307との重複区間となるが、起点の外町交差点まで全て重複しておりR307の実質的な起点は多賀交差点と言える。多賀大社の東を走り滋賀r224との多賀北交差点を通過する。近江鉄道の多賀大社前駅とは少し離れているが、町役場も近く沿線の建物も多い。大きく左にカーブしている場所で滋賀r17との信号機のない交差点を通過する。田畑と家屋が混在する中を走っていると滋賀r330交差点を通過し、その先で市町境を越えて彦根市に入り、その後すぐに名神の下をくぐる。

108.おにぎりはR306のみ 109.野田山町交差点は道なりに右方向へ 110.野田山町交差点からは緩やかに下る.
 彦根市に入ってからも家屋が点在する中の2車線道路を走る。彦根市の市街地に向かっているため交通量は増えているが、流れが悪くなるほどではない。市道との野田山町交差点を道なりに右に進み、緩やかな勾配を下る。

111.東海道新幹線 112.滋賀r528正法寺町交差点 113.名神・彦根IC(原町交差点)
 徐々に交通量が増えている2車線道路を走っていると東海道新幹線の高架をくぐる。高架には4.3mの制限高が設けられており、前後に金属製の制限高バーが設けられている。滋賀r528正法寺町交差点を通過して少し走ると名神の彦根ICとの原町交差点を通過する。

114.沿線の商業施設が増える 115.R8・R307・滋賀r25外町交差点
 彦根ICから緩やかで短い勾配を下ってから平坦になるとR8・R307・滋賀r25との外町交差点に至る。彦根市の市街地からは離れた位置にあるが、一桁幹線国道との交差点とあって周囲には商業施設が目立つ。そのため昼間であれば交差点を先頭に流れが悪くなる事が多い。