国道297号
part1

R128北条交差点〜R128墨名交差点
館山市→南房総市→鴨川市→勝浦市

1.R128・R410北条交差点 2.旧来の市街地を抜けると見通しが良くなる 3.R127・R128・R410南総文化ホール前交差点
 館山市の旧市街地と言える場所の南部にある北条交差点がR297の起点だと思われるが、R128に重複しているためR297が存在している事を示すものは一切なく、R297が交差している事は認識されていないだろう。また、R410が南に伸びているが、千葉r250・r257下町交差点までは国道だがそれ以南の区間は北条バイパスの開通により市道に降格している。
 北条交差点からしばらくは沿線に店舗兼住宅が密集しているうえに歩道がなくカーブしているとあって走りにくい。千葉r88南町交差点付近からは歩道が現れて多少走りやすくなる。北条交差点から約1.0kmで南総文化ホール前交差点となる。交差点から北に伸びているR127はかつては北条交差点が起点だったが、館山バイパスの開通により起点が移動している。R297は交差点を直進して引き続きR128との重複区間を進む。

4.郊外型店舗が点在している 5.千葉r88安房地域医療センター交差点手前に右直角カーブあり 6.おにぎりはR128のみ
 南総文化ホール前交差点からは沿線は郊外型の店舗が多いがその距離は短く左に大きくカーブすると民家が中心となる。千葉r88バイパスとの安房地域医療センター交差点の手前には右直角カーブがあるが、カーブの途中に意外に交通量の多い市道が接続しているので注意が必要である。安房地域医療センター交差点からはJR内房線の北側を西の方角に進む。平坦でカーブも緩やかなものばかりなので走りやすい。

7.南房総市に入る 8.ローカル快走路の雰囲気が漂う
 平坦な状態から緩やかな上り勾配となり峠のような場所で南房総市に入る。市境を越えると下り勾配となり平坦になると早速集落が現れる。沿線は田畑が中心で家屋は少なく見通しは良い。ローカルな雰囲気ではあるが房総半島南部を縦断する幹線道路なので交通量は多い。

9.R128・R410加茂交差点 10.R128・R410重複区間 11.R128・R410安馬谷交差点
 南総文化ホール前交差点から約8.5kmの加茂交差点で再びR410と交差すると同時にここからR128・R297・R410の重複区間となる。しかし重複距離は600m程度と短く、おにぎりはR128しか設置されていない。丸山川までの勾配を下っていると安馬谷交差点となり、ここでR410が南に向かって分岐する。かつては北に接続している道路がR410であり、バイパスの開通により加茂〜安馬谷交差点が3国道重複状態になったという訳である。

12.内房線をオーバーパス 13.南房総市海発 14.千葉r297フラワーライン入口交差点
 安馬谷交差点からも引き続き下り勾配が続いており、丸山川を渡ると上り勾配となる。勾配を上り切った所で旧千倉町中心部を通ってきたJR内房線をオーバーパスする。その後は内房線に沿った集落の中を走るためやや狭苦しい状態となる。海岸線沿いを走りフラワーラインと呼ばれている千葉r290フラワーライン入口交差点を通過し、橋を渡った直後で千葉r186下三原交差点を通過する。下三原交差点からは海岸線沿いの山が迫っている地形を走るが、海側の視界が開けているせいもあって見通しは良い。

15.旧和田町中心部を通過 16.道の駅「和田浦WA・O」 17.リゾートマンションが点在している
 旧和田町の中心部に入ると道路両側に民家が密集しており歩道のない狭苦しい状態になる。集落内の急カーブもあり走りやすいとは言えない。和田浦駅付近からは沿線の建物の密度が低くなり、見通しが良くなる。その状態になってから道の駅「和田浦WA・O」を通過する。2012年11月7日にオープンした新しい道の駅である。道の駅からも2車線快走路が続いている。右側は海なのだが防風林のため海はほとんど見えない。

18.鴨川市に入る 19.道の駅「鴨川オーシャンパーク」 20.太夫崎トンネル
 海沿いを走っていると小さな川を渡って鴨川市に入るが、海沿いの2車線快走路が続いており、カーブもアップダウンも緩やかで走りやすい。鴨川市に入ってから約4.1km道の駅「鴨川オーシャンパーク」の前を通る。夏期を中心に休日は多くの行楽客で賑わう道の駅である。道の駅の直後にはR297(実質R128)で最も南に位置する太夫崎トンネルをくぐる。

21.「高波注意」 22.天面集落を過ぎると勾配を上る 23.太海浜から先は海から少し離れる
 太夫崎トンネルを出た直後に房州大橋を渡り、海岸線沿いを走る。海面との高低差が小さいため高波に注意を促す標識が立てられている。太海小学校の西から上り勾配となって旧道である千葉r247との交差点を通過する。その先で左にカーブして太海トンネルをくぐる。海沿いをr247に譲って国道は少し内陸に入る。

24.千葉r89曽呂十字路交差点と嶺岡トンネル 25.嶺岡トンネルの先は急勾配を下る 26.鴨川市街地の西部を走る
 内房線に隣接した状態を走っていると千葉r89曽呂十字路交差点を通過する。そのすぐ先の嶺岡トンネルを抜けるとやや急な下り勾配を下って鴨川市の市街地外縁を走る。市街地外縁なので沿線には店舗の割合が多い。住宅は旧道のr247沿線を中心なのだろう。安房鴨川駅の北で右にカーブして外房線をオーバーパスして市街地を抜けてきたr247と交差する。館山市から並走していた内房線はどこに行ったのかというと、安房鴨川駅までが内房線で以北は外房線である。

27.鴨川シーワールド前を通過 28.二タ間トンネル 29.内房線をオーバーパス
 市街地を抜けてすぐに鴨川シーワールドという観光施設を通り過ぎる。場所柄夏期に最も行楽客が訪れる施設なのだろうが、冬期においても結構な行楽客を集めていた。防砂林によって海の見えない海沿いを走っていると千葉r181東町交差点を通過する。ここで側道に入ると天津バイパス旧道を走る事ができる。
 天津バイパスに入ってすぐに外房線をオーバーパスして坂下りトンネルをくぐる。沿線の建物が少ない中を走っていると旬原トンネル、二タ間トンネルを連続して通過してから立体交差化された千葉r81交差点を通過して、さらにその先でトンネルをると連続して天津トンネルを含む3つのトンネルを通過する。そして右にカーブしながら再び外房線をオーバーパスして旧道と合流する。

30.実入集落 31.実入トンネル 32.鴨川市内浦
 旧道に合流してすぐに山が海に迫った狭い場所を走るようになり、左にカーブしてから実入集落を走り抜ける。実入トンネルを抜けると内浦湾に沿って緩やかな左カーブを走り、千葉r289県民の森入口交差点から内浦集落に差し掛かる。内浦湾を回り込むようにして走っていると旧道との日蓮交差点を通過してから上り勾配となって日蓮トンネルをくぐる。この日蓮とは日蓮宗(法華宗)の宗祖の日蓮であり、生誕の地である誕生時や岩高山入口交差点から千葉r82に入った先には日蓮寺がある。

33.内浦トンネルへ 34.勝浦市に入る 35.行川アイランド駅前を通過
 岩高山入口交差点から谷筋を走っていると内浦トンネルをくぐって勝浦市に入り、その直後に境川トンネルをくぐり、大沢集落の上を通過してからおせんころがしトンネルをくぐる。おせんころがしトンネルのすぐ東に行川アイランド駅があるが周囲の家屋は少なく浮いた存在の駅と言わざるを得ない。

36.行川アイランド前交差点を右折して旧道へ進む 37.鴨川市浜行川 38.トンネルは1.5車線
 既に閉園となった行川アイランドの出入口に当たる行川アイランド前交差点を道なりに走っていればそのまま興津バイパスを走る事になるが、ここは右折して旧道に入ってみた。旧道と言っても2車線確保されているし、区間内におにぎりは残っていて、国道として表記している地図も少なくない。浜行川集落を通り過ぎると右手に一瞬だけ海が見えてから1.5車線の狭いトンネルをくぐる。直後にもトンネルがあるがこちらは何とか2車線分の幅がある。

39.おにぎりが残っている 40.千葉r234興津駅前交差点 41.興津トンネル前交差点は右折
 外房線に沿って走っているとバイパスの名称の由来となった興津集落に入る。上総興津駅もあり比較的大きな集落だが、道路状況としては特に狭くなるという事もなく2車線のままで集落を通り抜ける事ができる。興津集落の東部で興津トンネル前交差点を通るが、上総興津駅から伸びている市道が東向き一方通行のため右折しかできない。

42.興津トンネルもやや狭い 43.勝浦市守谷 44.鵜原交差点を右折してバイパスに合流
 やや狭い興津トンネルを抜けると旧道とは思えないような走りやすい2車線道路となる。外房線のトンネルの上でS字カーブを曲がってからまたしてもやや狭いトンネルをくぐり、鵜原交差点でバイパスに突き当たる。R297トレースは右折して茂原方面に進む。案内標識に大多喜と表示されており、R297も大多喜町を通過するのだが、この道路は市道であって国道ではない。

45.向台隧道 46.歩行者用のトンネルを併設しているものが多い 47.勝浦市松部
 鵜原交差点を右折してバイパスに合流しても道路状況は大きな変化はない。バイパスを走っていれば沿線に建物が多いため走りにくく感じるかもしれない。全長20mに満たない向谷トンネルをくぐり鵜原集落を通り抜けてから寺の谷、瀬の谷、鳥越と3つ連続で短いトンネルをくぐる。歩行者用トンネルを併設しているものもあるが、全てに併設されている訳ではない。併設されていないトンネルは広くない内部を歩行者・自転車が走っている可能性があるので注意が必要である。

48.新串浜隧道 49.串浜大橋際交差点を直進
 松部集落と串浜集落の間で新串浜隧道をくぐる。トンネルの手前左に交差している道路を進むと串浜隧道に至る。新串浜隧道を抜けて串浜集落の海沿いを走っていると直進と高架に上る側道とに分岐する。これまで道なりに走れば自然とバイパスに進まされたが、ここはハンドルを左に切って側道に進まなければバイパスに進めない。かつて有料だった勝浦バイパスの途中でR297が分岐しているため、ここは直進の現道へと進む。案内標識のおにぎりは消されているが、スーパーマップルを含む多くの地図でまだ国道扱いされている。

50.バイパスの高架下を通過 51.勝浦市街地西部を走る 52.R128墨名交差点を左折してようやく単独区間に
 串浜橋際交差点を直進してバイパスの西向き車線の高架下をくぐる。興津バイパスの旧道(現道?)と同様にこちらも特に狭くなる事もなく2車線道路が続いている。勝浦市の市街地に差し掛かり、沿線に商店が増えてから程なくして墨名交差点に至る。この交差点を左折する事で50km超の重複区間を終えて単独区間に突入する。なお、墨名交差点から先は大型貨物は通行規制が敷かれているため進入する事ができない。

国道297号 part2