国道293号
part1

R245留町交差点〜R118東富交差点
日立市→常陸太田市→常陸大宮市

1.R245留町交差点 2.JR常磐線 3.茨城r358留大橋北交差点
 茨城県日立市の南端、久慈川と茂宮川の河口部の間に位置するR245留町交差点がR293の起点であり、終点のある栃木県の足利市に向かう。隣接している県を結ぶ国道ながら東部沿岸部の日立市と南西部の足利市を結んでいるとあって延長は260kmと長い。
 留町交差点からR293に入ると対面2車線の直線道路を走り、JR常磐線をアンダーパスで通過する。アンダーパスが終わって平面道路に戻ると茨城r358留大橋北交差点を通過する。

4.落見川橋 5.日立市茂宮町 6.R6大和田町交差点
 落見川橋を渡って少し走ると緩やかな左カーブを曲がり、その先でR6大和田町交差点を通過する。太平洋岸通っているイメージの強いR6だが、日立市以南の関東平野では内陸部を通っている。

7.E6常磐道の茂宮川高架橋 8.常陸太田市に入る 9.R293常陸太田東バイパスとの交差点を直進
 大和田町交差点から程なくして市道との交差点を右にカーブしながら通過してE6常磐道の茂宮川高架橋をくぐる。すぐ南に日立南太田ICが設置されておりR6と接続している。茂宮川高架橋をくぐって少し走ると常陸太田市に入り、R296常陸太田東バイパスとの交差点に至る。右折のバイパスは約4.7km先までしか供用されていない。よって今回は直進して現道へと進んで常陸大宮方面に向かう。全線が開通した際はバイパスが優先する交差点形状になる可能性が高い。

10.バイパス並走区間も2車線道路 11.岡田橋 12.やや急なカーブもある
 常陸太田東バイパスとの並走区間となるが、現道もセンターライン付きの2車線道路と道路状況は決して悪くなく、交通量が多くない事もあって走りにくさは感じない。緩やかな上り勾配の先で高井橋を通過するが、その下には日立電鉄の線路が敷設されていた。いくつかのカーブはあるものの勾配はほとんどなく平坦である。

13.R349太田南バイパスとの三才町交差点 14.常陸太田市の中心部を走る 15.R349現道との常陸太田駅前交差点
 里川橋を渡って常陸太田市の中心部に近付くとR349太田南バイパスとの三才町交差点を通過する。三才町交差点からも対面2車線道路が続いているが、沿線に家屋が密集しており僅かながら走りにくさを感じる。
 JR水郡線の太田支線の終着駅である常陸太田駅の北でR349現道との常陸太田駅前交差点を右にカーブしながら通過する。R349の常陸太田市中心部付近は現道とバイパスとが並走しているが、久慈川に架かる現道の幸久橋が撤去されており国道トレースが不可能になっている。

16.山下町交差点を右折 17.山下町交差点の直後は上り勾配 18.茨城r33・r61(?)交差点を左斜め前方へ進む
 常陸太田駅前交差点から100m先に駅前ロータリーの出入口に当たる山下町交差点があるが、R293は直進ではなく右折して鯨ヶ丘方面に進む。案内標識は設置されておりおにぎりも表記されているが、直進の市道に常陸大宮や笠間が案内されているため要注意である。
 山下町交差点からはやや急な勾配を上る。歩道は設置されていないもののセンターライン付きの2車線道路であり特段走りにくい道路状況ではない。一旦平坦になってから緩やかに下っていると茨城r33との交差点を左斜め前方に進む。案内標識に茨城r61のヘキサが表記されているが、ウォっちずでは市道扱いされている。また、r33のおにぎりが表記されていないのは南向き一方通行で進入できないためだろう。

19.茨城r33交差点からは上り勾配 20.北向き一方通行区間 21.市道との内堀町交差点を左折
 茨城r33交差点からは1.8車線幅とやや狭くなるが、一方通行区間が始まったため対向車に遭遇する可能性はない。南向き一方通行の道路が西を並走しているが、r33に指定されており国道ではないため車両による逆方向の国道トレースは不可能である。
 約600mの一方通行区間の終わりは市道との内堀町交差点であり、そのT字路を左折して常陸大宮方面に進む。この交差点の案内標識にも茨城r61のヘキサが表記されているが、ウォっちずでは市道扱いとなっている。鯨ヶ丘トンネルを含むバイパスが供用される以前はr61に指定されていたが、県道の指定を解除されてからも標識が修正されていないのだと推測される。

22.内堀町交差点からは対面通行 23.若宮八幡宮の南西で直角カーブ 24.太田進徳幼稚園の西側が通行止
 内堀町交差点からも1.8車線幅と決して広くないが一方通行規制はなく対面通行である。若宮八幡宮の南西で直角カーブを曲がるが、山下町交差点以降上ってきた分だけ高い位置を走っている事が分かる。
 若宮八幡宮の西側を通って道なりに走るだけでよかったのだが、太田進徳幼稚園の南から西にかけての160mの区間が道路工事のため通行止であった。幼稚園の東と北を通る市道が迂回路に指定されており迂回によるロスは少ないため、このまま国道トレースを続ける。なお、工事期間は2023年3月20日までで、工事内容は交差点の改良であり、道路状況が大きく変化する事はなさそうである(その後8月31日まで延長されたようである)。

25.国道に復帰 26.一旦停止して左に進んでから右折 27.宮本町交差点を左折
 迂回路から国道に復活してからも1.8車線幅狭路が続いており、緩やかな勾配を下って行く。平坦になった所で市道との五差路に至るが、R293は一旦停止して左方向へ進んだ直後を右折し、信号機のある宮本町交差点を左折する。右折する交差点を左折して道なりに走ると山下町交差点に戻る。つまり、山下町交差点〜宮本町交差点は市道を走行した方がより分かりやすく利便性が高く、国道トレースでもなければ国道を走行する必要はない。

28.宮本町交差点からはセンターライン付きの2車線道路 29.茨城r224西山荘入口交差点 30.上り勾配の2車線道路が続く
 宮本町交差点からはセンターライン付きの2車線道路に戻り、桃源橋を渡ってからは上り勾配となる。西山荘入口交差点で交差している茨城r224は西山荘線という路線名でR293と西山荘とを結ぶ延長325mの県道である。ちなみに西山荘とは徳川光圀の隠居所だった由緒ある建物である。

31.茨城r167大平交差点 32.緩やかな勾配とカーブの快走路 33.R293常陸太田東バイパスとの交差点
 茨城r167大平交差点を過ぎると上り勾配が終わり、以降はアップダウンとカーブを繰り返す2車線道路を走る。やや急な左カーブを曲がって湯の沢橋の直後で信号機のない交差点を通過するが、交差している道路はR293の常陸太田東バイパスである。市街地の東でも部分供用されているバイパスとの交差点を通過したが、最終的には繋がって常陸太田市街地をパスするルートが形成される。2023年1月時点では東端を含む区間と西端を含む区間、R349の西側の一部が供用されており、2ヶ所の未供用区間が残っている。

34.茨城県内にはセイコーマートが多い 35.茨城r62・r166久米西交差点 36.常井橋
 常陸太田東バイパスと合流してからも走りやすい2車線道路が続いている。右にカーブした先で茨城r62・r166久米西交差点を通過する。手前の久米交差点で交差している市道がr62とr166の旧道と思われる。久米西交差点からも走りやすい道路が続いており、緩やかな左カーブの先の常井橋で山田川を渡る。

37.「常陸大宮6km」 38.常陸太田市花房町 39.茨城r62花房交差点
 ほぼ平坦な2車線道路を走っていると浅川橋を渡り、やや急なカーブが連続している区間を走った後に茨城r62花房交差点を通過する。北の宮の郷工業団地に向かう道路にヘキサは表記されていないが、ウォっちずでは県道となっている。約1.3km先までしか供用されていないが、以北に延伸されれば案内標識にヘキサが付加されるかもしれない。

40.本郷集落 41.常陸大宮市に入る 42.長閑な雰囲気の中を国道を快走
 花房交差点からは家屋が密集している間を走り、家屋が疎らになった所で右カーブを曲がって山裾を走っていると常陸大宮市に入る。常陸大宮市の市街地の南に行く事ができる圷橋通りという市道との交差点を通過して2車線道路を快走して市街地に近付く。

43.茨城r165富岡橋東交差点 44.富岡橋 45.「上り8%勾配」
 左カーブを曲がっていると上り勾配が始まり、茨城r165富岡橋東交差点を通過してから富岡橋を渡る。橋の下を流れているのは起点付近に河口があった久慈川である。富岡橋を渡り終えると8%の急勾配を上って常陸大宮市の市街地地区に差し掛かる。

46.茨城r21・r318上町東交差点を右折 47.R118の旧道区間と思われる 48.市道との北町交差点を左折して右方向へ
 常陸大宮市の市街地に入って周辺の建物が増えてきた所で茨城r21・r318上町東交差点を右折して那珂川・大子方面に進む。r318に常陸大宮駅が案内されており、r318自体も小場常陸大宮停車場線という停車場線であるが、起点は常陸大宮市小場の茨城r102交差点である。大宮駅入口交差点〜上町東交差点間は支線区間と言える。
 上町東交差点からも2車線道路が続いているが、沿線には建物が密集しており走りやすいとは言い難い。約400m先の北町交差点は左折し、直後のY字路を右方向に進まなければならない。案内標識は設置されているが、大子方面の市道も2車線道路のため油断していると直進してしまいそうである。なお、上町東交差点〜北町交差点はR118の旧道と思われる。

49.追越し禁止区間 50.センターラインが復活 51.R118・R400東富交差点
 北町交差点からはセンターラインのない1.8車線幅道路とやや狭くなる。追越し禁止の規制標識が設置されているが、前方車両が徐行か停止でもしなければ追い越そうとは思わないだろう。約200m先で市道が交差している緩やかなS字カーブからはセンターラインが復活する。
 常陸大宮市の市街地の北部でR118R400東富交差点を通過して那珂川・那須烏山方面に進む。R400はR118水戸方面に重複しており、ここからはR293那珂川方面に重複している。起点からR50、R118と25kmに渡って上位国道と重複してきたR400はさらにR293との重複区間に入り、まだ表舞台に現れる事ができない。

国道293号 part2