国道281号
part3

R340沢口交差点〜R45長内トンネル北交差点
葛巻町→久慈市

88.「すべる」 89.「久慈43km 山形20km」 90.「久慈海岸48km 平庭高原スキー場6km」
 R340沢口交差点からはほとんど勾配のない直線基調の2車線道路を走る。葛巻町の中心部からさほど離れていないが交通量は非常に少ない。元町川の流域を通っており比較的開けた谷筋で薄暗い雰囲気ではない。

91.「久慈40km 平庭高原4km」 92.葛巻町江刈 93.集落が途切れても走りやすい道路状況
 元町川に沿ったごく緩やかな上り勾配の2車線道路を東北東に向かって走る。岩手県北部の内陸部とあって積雪量の多い地域だが、走行した日(3月5日)は路肩には除雪された雪が多少あるものの車線には積もっておらず走行に支障はなかった。集落が途切れた後に左、右と連続ヘアピンカーブを曲がる。

94.ヘアピンカーブで標高を上げる 95.平庭峠の手前にワイン工場あり 96.久慈市に入る
 さらに左、右と連続ヘアピンカーブを曲がって標高を上げる。標高は700mを超えており岩手町・葛巻町の境の大坊峠の648mよりも高い。ワイン工場の前を通った先で平庭峠を越えて久慈市に入る。峠には岩手r29が交差している。r29には野田村が案内されているが、平庭峠付近及び久慈市・野田村境付近に冬季閉鎖区間があるため11月下旬〜翌年4月中旬は通行できない。なお、ウオッちずではR281交差点から約1.3km東の位置に平庭峠と表記している。

97.岩手r29以降はやや狭い 98.路面には圧雪が残っていた 99.白樺林の中を下る
 久慈市に入った直後から幅員が若干狭くなる。路側帯が狭くなった程度だが積雪期は雪壁との距離が短くなるためさらに狭く感じられる。峠を越えて北向きの斜面となるためか、葛巻町側よりも積雪が多く路面には残っている雪も見られた。

100.日当たりのよい場所でも残雪あり 101.カーブは多いが概ね走りやすい 102.来内集落の東にスノーシェッドが設置されている
 緩やかなカーブが連続する緩やかな下り勾配の2車線道路と淡々と下る。前述のとおり路側帯が残雪で埋まっているが、交通量が少ないため走りにくさはさほど感じない。来内集落に向かう市道との交差点の直後にスノーシェッドをくぐる。

103.「久慈30km 山形8km」 104.明神橋 105.「これより7km 長い下り坂 走行注意」
 スノーシェッドの出口付近の右カーブを曲がり終えると旧道との交差点を通過する。曲線半径の大きなカーブをいくつか曲がった後に旧道と合流し、300m弱で再び旧道が分岐する。明神橋の下はU字形状の旧道が2回通っている。明神橋直後の左カーブからは反対側車線に登坂車線が設置されている。

106.岩手r272交差点 107.登坂車線の延長は約2.4km 108.滝ノ沢集落
 曲線半径の大きなヘアピンカーブの外側に岩手r272が交差している。ヘアピンカーブからは滝ノ沢川沿いとなって旧道と合流する。スノーシェッドの直後の旧道もr272交差点前後の旧道も交差点付近が塞がれていないが沿線に家屋もないため廃道に近い状態になっており通行できない可能性の方が高く、もちろん冬季は除雪されていない。約2.4kmの登坂車線が終わって右カーブを曲がると滝ノ沢集落を通り抜ける。集落の東には除雪車の格納庫がある。

109.旧山形村の中心部は旧道沿線にある 110.旧山形村の中心部の外側を走る 111.道の駅「白樺の里やまがた」
 山形総合支所(旧山形村の中心部)に至る市道との交差点の直後に右にカーブしているネン越橋を渡る。滝ノ沢川の左岸の山裾を走り、左にカーブして旧山形村の中心部の外側を走る。
 岩手r5交差点を通過して丹内橋を渡って左にカーブした先で道の駅「白樺の里やまがた」を通過する。九戸方面のr5も山形総合支所方面の市道もR281の旧道あり、沿線には多くの家屋が建っている。

112.旧道と合流 113.下川井トンネル 114.沼袋トンネル
 道の駅付近のカーブが終わると下り勾配となり、旧山形村の中心部の北端で旧道と合流し、その先で下川井トンネルをくぐる。13ヶ月前の2022年2月5日に開通したトンネルで、ウォっちずでは旧道も国道として表記されていた(2023年3月時点)。旧道と合流した後に関集落方面への市道との交差点を通過して沼袋トンネルをくぐる。

115.案内トンネル 116.新芋谷橋 117.久慈川沿いを快走
 久慈川の右岸を少し走って案内トンネルをくぐって新芋谷橋を渡る。トンネルの手前と橋の東で旧道が交差している。その後は久慈川の左岸を通っており、小刻みなカーブが連続しているものの勾配は非常に緩やかなで概ね走りやすい。

118.大滝ロックシェッド 119.岩手r42交差点 120.久慈渓流
 大滝ロックシェッドをくぐった先で岩手r42交差点を通過して落合橋を渡るする。久慈渓流と呼ばれている場所だが、観光地化はされておらず写真入りの標識が設置されている程度である。

121.茅森トンネル 122.茅森下の橋 123.鱒滝トンネル
 馬渡上の橋と馬渡下の橋で2回久慈川を渡った後に茅森トンネルをくぐる。トンネルの手前で茅森上の橋、奥で茅森下の橋を渡っている。次の鱒滝トンネルにも西側の鱒滝2号橋、東側に鱒滝1号橋が、さらに次の鰻淵トンネルにも西側に鰻淵上の橋、東側に鰻淵下の橋が架かっており久慈川を何度も渡る。

124.山間部ながら快走路が続く 125.尻跳トンネル 126.尻跳1号橋
 久慈川の左岸を走っていると尻跳トンネルをくぐるが、このトンネルにも西側に尻跳2号橋、東側に尻跳1号橋が架かっている。トンネルと橋梁の旧道区間の多くは通行できるか怪しいが尻跳トンネルの旧道は沿線に山口発電所があるため通行可能である。ただし、西側半分は閉鎖されているため通り抜ける事はできない。

127.山口トンネル 128.久慈渓流駐車帯の前を通る 129.山口集落
 山口トンネルは両側の坑口が久慈川の左岸に位置しており前後に橋は架かっていない。そのまま左岸を走っていると大きく右にカーブしながら久慈渓流駐車帯の前を通り、その先で視界が開けて渓谷区間を脱する。

130.平野部も快走路 131.大川目橋 132.久慈広域農道との交差点
 久慈市街地を含む平野部に入ってからは歩道付きの2車線道路になる。前後でS字状にカーブしている大川目橋を渡って久慈川の右岸に移るが、東詰には4.1km先から津波浸水想定区域になる旨の警告の標識が設置されている。これは2011年3月11日の東日本大震災後に設置されたものである事は言うまでもないだろう。

133.久慈市西の沢 134.久慈市の市街地を走る 135.道の駅「くじ」
 久慈広域農道との交差点からは沿線の商業施設が増えるが、道路状況としては歩道付きの2車線道路のままである。やや急な右カーブを曲がると沿線には店舗兼住宅が目立つようになる。久慈駅の西で道の駅「くじ」の北を通過するが、道の駅に入るには市道に入って100m南の交差点を右折しなければならない。

136.岩手r124交差点を右方向へ進む 137.市道との交差点を右折 138.久慈市本町
 道の駅の出入口の交差点と久慈駅の間の岩手r124交差点は右側の直進車線を右方向へカーブするようにして通過する。左側の右直車線から直進する久慈駅方面の道路がr124で左折の八戸方面は市道である。
 r124交差点の直後に岩手r7交差点を通過するが、家屋が密集した1.5車線幅狭路のせいかソトバは設置されているものの案内標識は設置されていない。久慈駅の南西で市道との交差点を右折して宮古方面に進む。案内標識ではT字路に突き当たるかのように描かれているが十字路である。市道との交差点以降も店舗兼住宅が建ち並ぶ中を走る。大川目橋の東詰から4.1km地点を通過するが、津波浸水想定区域の起点を示す標識が設置されていなかったのように思える。

139.長内橋 140.三陸鉄道北リアス線 141.久慈市長内町
 長内橋の南詰で宮古方面に向かう市道との交差点を通過するが、多くの車両は右折して市道へと進んでいった。岩手r124交差点で交差している八戸方面の市道を含めてR45の旧道と思われる。交通量の少なくなった2車線道路を走っていると三陸鉄道北リアス線の跨道橋をくぐる。R45や久慈港に至る市道との交差点を通過するが、この市道はR281のバイパスとして機能している。

142.センターラインがほぼ消えている 143.交通量は意外に少ない 144.R45・岩手r268長内トンネル北交差点
 市道との交差点からも対面2車線道路が続いているが、センターラインは消えかけており車線幅も若干狭い。久慈市の市街地の南東でR45・岩手r268長内トンネル北交差点に至る。交差点名称の由来となった長内トンネルは南にあるR45のもので東に見えるのはトンネルの形状をしたE45三陸道のカルバートである。