国道240号
part3

R241オクルシベ交差点〜R38大楽毛交差点
釧路市

96.清流橋 97.沿線に建物なし 98.雄観橋
 右にカーブしながら緩やかな勾配を下り、清流橋を渡ると上り勾配になる。その後再び下り勾配を走っていると雄観橋で阿寒川を渡る。欄干に柵のような物が取り付けられているが、自殺防止や落下物対策ではなくシマフクロウが通行している車両に衝突しないようにするためのものである。

99.下り6%勾配 100.阿寒橋 101.「ここまで阿寒摩周国立公園」
 東側を流れている阿寒川は小刻みに蛇行しているが、国道の線形は良好でカーブは少ない。多少アップダウンしているものの基本的には下り勾配となっている。勾配がほとんどない状態を走っていると阿寒橋を渡る。いかにも阿寒川に架けられた橋のような名称だが、支流の白水川に架かっている。阿寒橋から少し走ると阿寒摩周国立公園の区域を出る。

102.網走川の西を南下 103.閉鎖用ゲートを通過 104.「シカ注意」
 下り勾配が基本の2車線道路を走っていると閉鎖用ゲートを通過する。ゲートの南には転回可能な駐車帯が設置されている。道路規制区間を過ぎてからも走りやすい2車線道路が続いている。集落のない山間部を通っているため鹿の飛び出しが多いようで、警戒標識だけでなく路面に「シカ注意」のペイントが施されている。

105.上飽別発電所 106.中央分離帯設置工事中 107.阿寒川橋
 閉鎖用ゲートから程なくして上飽別発電所の脇を通過する。2車線道路をさらに下っていると工事現場を通過するが、中央分離帯を設置する工事であり、その意図は追越しを物理的に規制するためだろう。工事現場を過ぎるとカーブが多くなるが、緩やかなので走りにくくなる訳ではない。阿寒川橋を渡るが、これは阿寒川に架けられた橋である。

108.釧路市阿寒町飽別新 109.「釧路51km 阿寒市街20km」 110.野生動物交通事故調査区間が終わる
 阿寒川橋を渡り終えると視界が開けて集落に差し掛かる。集落と言っても家屋は疎らで牧草地の方が多い。北海道r666交差点を過ぎた先で野生動物事故調査区間が終わる。なお、この区間はオクルシベ交差点以西のR241単独区間にも設定されている。

111.沿線は牧草地 112.北海道r667交差点 113.スピードの出し過ぎに注意!
 ほとんど平坦な直線道路を走っていると北海道r667交差点を通過する。r667は徹別原野雄別停車場線という名称だが、雄別鉄道の雄別炭山駅は1970年に廃止されており、駅の前後が通行不能となっている。R240は引き続き平坦な直線道路を快走する。

114.釧路市阿寒町中徹別 115.R274徹別原野交差点
 複数のカーブを通過した先でR274徹別原野交差点を通過する。案内標識には左折の標茶方面しかR274として扱っていないが、右折方向の道路もR274に指定されている。ただし、約7.1km先の北海道r222交差点より西の区間が供用されておらず分断区間となっている。

116.徹別原野交差点以南も快走路 117.松之恵橋 118.道の駅「阿寒丹頂の里」
 徹別原野交差点を過ぎてからも平坦な直線道路が続いており、道路状況としては非常に良好である。右にカーブした後に松之恵橋を渡って阿寒川の西側に移る。引き続き2車線快走路を走っていると道の駅「阿寒丹頂の里」を通過する。道の駅の建物自体は西側にあるが、東側にも第2駐車場の他に農協の直売所がある。

119.「釧路34km 道東道6km 阿寒市街3km」 120.北海道r243北町交差点 121.旧阿寒町の中心部に差し掛かる
 道の駅を過ぎてからもほぼ平坦な直線道路が続いている。北海道r243北町交差点を右にカーブしながら通過して旧阿寒町の市街地に入る。かつての町の中心部で雄別鉄道の踏切があった場所を通過するが、釧路市街寄りの鉄道跡の一部は北海道r835=釧路阿寒自転車道線に転用されている。

122.釧路市役所阿寒行政センターの前で左にカーブ 123.富士見橋 124.北海道r222交差点
 旧阿寒町役場(現在の釧路市役所阿寒行政センター)の前で左カーブを曲がり、舌辛川に架かる富士見橋を渡る。“富士見”は郷土富士のひとつである阿寒富士を指しているものと思われるが、山頂は阿寒湖の少し南と遠いため橋上から見えないかもしれない。舌辛川と同じく阿寒川の支流のオトンベツ川に架かっている乙別橋を渡った後に北海道r222交差点を左にカーブしながら通過する。r222はR274をトレースする際の分断区間の迂回路のひとつである。

125.幅員減少は路側帯が狭くなる程度 126.幅員減少後も快走路 127.E38道東道の阿寒IC
 旧阿寒町の市街地を通り過ぎてからも道路状況としては走りやすい2車線道路が続いている。交通量は増えているが信号機付きの交差点がほとんどないため速いペースで流れている。緩やかな左カーブに次いで右カーブを曲がった先でE38道東道の阿寒ICを通過する。走行した日(2019年10月18日)時点では阿寒ICより東側の釧路西ICまでの区間は供用されていないが、工事は進行しておりR240を跨ぐ跨道橋も架けられていた。

128.釧路市阿寒町下舌辛 129.2車線快走路が続く 130.北海道r222交差点
 阿寒ICを過ぎるとE38道東道が未開通というせいもあって交通量が増えるが、道路状況に変化はなくほぼ平坦な2車線道路が続いている。宇円別変電所の南で北海道r222交差点を通過する。左折してr222を東に進んでも釧路市街に行けなくもないが、案内標識に表記されているのは鶴居だけである。

131.「鳥注意」 132.「牛横断注意」 133.「動物注意」
 北海道r222交差点の直後には「鳥注意」の警戒標識が設置されている。鳥の種類までは示されていないが、シルエットからして丹頂鶴であろう。さらに先には北海道、特に道東地域でよく見られる「牛横断注意」の警戒標識や全国でみられる鹿のシルエットの「動物注意」標識も設置されている。

134.「釧路市街23km 釧路空港4km」 135.周辺には牧草地が広がっている 136.北海道r65・r952交差点
 湿原や牧草地が広がるのどかな風景の中を淡々と走る。前述の通り、阿寒ICを過ぎてからは交通量が増えているが、渋滞するような数ではなく車の流れは良好である。緩やかな右カーブを曲がった後に北海道r65・r952交差点を通過するが、この交差点は釧路空港の出入口に当たり、r65は釧路空港線という路線名である。

137.釧路市新野 138.釧路湿原道路との交差点 139.落葉した木が目立つ
 北海道r65・r952交差点からも2車線快走路が続いている。釧路市の市街地と空港とを結ぶ最短ルートではあるが、交通量はさほど増加しなかった。右にカーブした先で釧路湿原道路と呼ばれる市道との交差点を通過する。その名称が示す通り、釧路湿原を通り抜けており、釧路町の町道を経てR391に行く事ができる。ただし、2017年12月6日から2022年3月までは釧路湿原大橋が工事のため通行止であり、走行した日は期間内とあって通行できなかった。

140.R38釧路新道との交差点 141.境橋 142.R38・R336・R391大楽毛交差点
 釧路湿原道路との交差点から少し南下するとR38釧路新道との交差点を通過する。釧路新道はまりも高架橋でR240の上を越えているが、別の場所の交差点も全て立体交差化されている。
 釧路新道との交差点を過ぎても車線は増えずに2車線道路が続く。大楽毛川に架かる境橋を渡って左にカーブすると沿線の建物が増える。約1.0km走るとR38・R336R392大楽毛交差点に突き当たる。この交差点がR240の起点である。なお、R336はR38の両方面に重複しており、R392はこの交差点が起点でR38白糠方面に重複している。