国道227号
part2

中山トンネル〜R228中村家交差点
厚沢部町→江差町

48.厚沢部町に入る 49.下り6%勾配 50.三角沢橋
 中山トンネルからは厚沢部町に入る。峠を越えたため下りとなるが、その勾配は6%と北斗市側よりも急である。そのため上りとなる反対側車線には長めの登坂車線が設置されている。三角沢橋の前後は中央分離帯が設置されており、橋も上下線で分離している。

51.長い下り勾配が続く 52.麓橋の前後にも中央分離帯がある 53.交通量は少ない
 三角沢橋を渡り終えると中央分離帯はなくなるが、反対側車線の登坂車線はまだ続いている。麓橋の手前で再び中央分離帯が設置された状態となり、上下線が分離している麓橋を渡る。その直後にやや急な左カーブがあるが、登坂車線はそこからトンネル側に設置されている。登坂車線の延長は約1.7kmである。通常の対面2車線道路に戻ってからも下り勾配が続いているが、カーブも少なく走りやすい。

54.鶉ダム展望駐車場を通過 55.旭トンネル 56.稲倉石トンネル
 鶉ダムのダム湖畔を走っていると鶉ダム展望駐車場を通過する。駐車場の一角に稲倉石古戦場の石碑が立てられているが、戦場そのものはダムの湖底に沈んでいるらしい。駐車場を過ぎるとすぐに旭トンネルをくぐり、旭橋を渡った先で稲倉石トンネルをくぐる。稲倉石トンネルの南に鶉ダムがある。

57.稲倉石橋 58.木間内集落 59.「八雲(旧熊石)51km 江差27km」
 左カーブを曲がった後に稲倉石橋を渡り、右にカーブして勾配を下る。集落に差し掛かると同時に勾配がなくなる。その後は平坦で直線的な2車線道路を西の方角に向かって走る。

60.「函館から44km」 61.平坦な直線道路を快走 62.北海道r795交差点
 北海道の国道にはキロポストのひとつとして起点からの距離を示すものが設置されている。R227では「函館から○○km」(逆方向の走行なら「函館まで○○km」)となっており、国道走破の目安に利用できる。ただし、R227には関係がないが、起点から他の国道に重複している国道だと、その重複区間を除いた実質的な起点までの距離となっている点に注意を要する。
 平坦な2車線道路を快走していると鶉町集落を通過する。集落内は2車線道路ながら車線幅が広く取られている。これは冬季の除雪に関連したものと思われる。その集落内で北海道r795交差点を通過する。

63.小鶉橋は路側帯がない 64.ハイペースで走る事が可能 65.左折するとうずら温泉に行ける
 北海道r795交差点を過ぎて左カーブを曲がると小鶉橋を渡るが、その手前に幅員減少の警戒標識が立てられている。ここでいう幅員減少は橋上の路側帯がなくなる程度で酷道とは言い難い。橋を渡り終えると走りやすい2車線道路に戻る。

66.北海道r29交差点 67.鶉川の谷筋を走る 68.「シカ飛び出し注意」
 北海道r29交差点を過ぎると沿線の集落が途切れて鶉川の谷筋を走る。カーブはあるものの急なものはなく概ね走りやすい道路状況と言える。山に挟まれた状態のため、鹿の飛び出しに注意するように警戒標識が立てられている。

69.「R227 Donan Oiwake Scinic Byway」 70.左前方に見えるのは北海道r634の松園橋 71.北海道r634交差点
 電光掲示板には特に表示する情報がない場合にはシーニックバイウェイの名称が表示されている。R227の厚沢部町と江差町の区間は「どうなん・追分シーニックバイウェイ」である。もう一つの特徴として日本語表記と英語表記を交互に表示させている点が挙げられる。鶉川の谷筋を走っていると松園橋が見えてきて、右カーブを曲がりながら北海道r634交差点を通過する。松園橋はr634の橋である。

72.本町交差点 73.北海道r67俄虫橋交差点 74.俄虫橋
 北海道r634交差点からは厚沢部町の中心部と言える場所を走る。町役場の南で本町交差点を通過するが、ここで交差しているのは町道である。北海道r67との俄虫橋交差点はそのすぐ西にあり、信号機も右折車線も設置されていない。俄虫橋交差点を通過した直後に俄虫橋を渡って町の中心部を離れる。

75.道の駅「あっさぶ」 76.厚沢部町字富栄 77.厚沢部川の左岸を走る
 俄虫橋を渡ってすぐに道の駅「あっさぶ」の前を通り過ぎる。その後は平坦な2車線道路を走り、厚沢部川沿いとなって少し走ると町道の基栄橋の南詰を通過する。その後も厚沢部川沿いを走るが、川の対岸は江差町域である。

78.「注意 この先中央分離帯あり」 79.片側1車線道路を左にカーブ 80.R229・R276・R277交差点
 目名尻橋を渡った後に中央分離帯が現れ、その状態で左カーブを曲がる。カーブを曲がり終えて少し走ると江差町に入り、その直後にR229・R276・R277との交差点を通過する。案内標識に表記されていないR276とR277はどちらもR229に重複している。なお、R229、R276、R277いずれもこの交差点が起点である。

81.「松前70km 江差市街6km」 82.江差病院を過ぎると海が見える 83.江差町字伏木戸町
 R229・R276・R277交差点付近は商業施設が点在しており交通量も多いが、江差町の中心部という訳ではない。江差病院の近くを過ぎると下り勾配となるが、前方には海が見えるようになる。海を見ながら下った後に伏木戸町集落を通り抜ける。

84.登坂車線が現れる 85.反対側車線にも登坂車線あり 86.日明橋
 伏木戸町集落を過ぎると海岸線沿いながら上り勾配となるが、登坂車線が設置されている。江差市街向きの登坂車線が終わると同時に反対側車線の登坂車線が始まる。通常の対面2車線道路に戻ると日明橋を渡る。尾山町集落を通り抜けている道路が旧道と思われる。

87.道の駅「江差」 88.江差町字泊町 89.江差町の中心部の手前に中央分離帯区間あり
 日明橋を渡り終えると平坦になり、左カーブ部分に道の駅「江差」がある。乗用車20台分の駐車場しかなく日本一小さい道の駅を自称しており、物産店よりも公衆トイレの建屋の方が大きい。道の駅を過ぎると左カーブを曲がって泊町集落を通り抜け、その後中央分離帯のある片側1車線道路になる。この状態や1.3kmに渡って続いている。

90.江差町の中心部に入る 91.豊部内橋 92.R228中村家交差点
 対面2車線道路に戻った後に江差町の中心部と言える場所に入る。海に沿って走っていると豊部内橋を渡り、江差町役場の手前でR228中村家交差点に至る。R227からR228に切り替わる交差点だが、屈曲している訳でも道道が交差している訳でもなく、案内標識が設置されていないので分かりにくい。なお、R228とは起終点ともにR227と同じ交差点だが、渡島半島の内陸部を横断するR227に対してR228は沿岸を回り込んでいるため延長は2倍以上も異なる。