国道213号
part2

大分r201黒津崎入口交差点〜R10岩崎交差点
国東市→豊後高田市→宇佐市

60.黒津崎入口交差点からも対面2車線道路が続く 61.国東橋南交差点 62.家屋密集地だが狭苦しさは感じない
 大分r201黒津崎入口交差点からはバイパス区間が終わるものの道路状況はこれまで同じ対面2車線道路が続いている。沿線に建物が密集しておらず、カーブもほとんどないので走りやすい道路状況と言える。三尾谷川までは下った後に上り勾配になる。平坦になった辺りは国東市の中心部と言える場所を通っており、沿線には建物が密集している。しかし、中心部にありがちな狭い2車線道路ではなく両側に歩道が設けられた比較的走りやすい道路状況である。市役所の北の国東橋南交差点では大分r413が交差しており、以北は再び重複区間となっている。

63.市街地を過ぎると快走路 64.ゆずり車線が追加されていた 65.海はほとんど見えない
 市街地を通り抜けると周辺の建物が少なくなって走りやすさが向上する。大分r29・r523田深交差点を通過して少し進むと大分r413自転車道が分岐する。緩やかなアップダウンのある直線的な2車線道路を走っているとゆずり車線を通る。最近追加で設置されたようだが大型トラックが道を譲るのには少々幅が狭い。

66.大分r652富来浦交差点 67.シーサイドルート 68.大分r544交差点
 富来川を渡った先で緩やかな右カーブを曲がりながら大分r652富来浦交差点を通過する。富来浦集落を過ぎると羽田海水浴場の近くを通り、以北は海岸線沿いを走るようになる。ようやく本格的なシーサイドルートという訳である。海岸に沿って大きく左にカーブした後に大分r544との交差点を右にカーブしながら通過して来浦大橋を渡る。

69.左の急カーブを曲がる 70.A小迫トンネル 71.B藤ノ木トンネル
 来浦川河口付近の平坦な場所を少し走った後に緩やかな勾配を上って納屋トンネルをくぐる。トンネルを出た直後に向田川を渡り、右にカーブしながら向田集落を通り過ぎ、左の急カーブを曲がって小迫トンネルと藤ノ木トンネルを連続して藤ノ木トンネルには旧道のトンネルがすぐ東にあり、南の坑口は現在の藤ノ木トンネルのすぐ近くだがそれまでの道路が廃道化している。ただ、距離が短いので徒歩等では容易に行く事ができそうである。北側の旧道交差点も特に閉鎖はされていないようであった。

72.島田集落 73.南向き車線に登坂車線が付加されていた 74.D花開トンネル
 藤ノ木トンネルを出ると緩やかな勾配を下った後に島田集落で左にカーブして同時に上り勾配に転ずる。しばらく山裾を上っていると右の急カーブを曲がってごうや隧道をくぐる。ごうや隧道を出ると大きく左にカーブして峠のような場所を通過して大熊毛集落まで緩やかに下って行く。大熊毛川を渡ると上り勾配になり、右にカーブした先で花開トンネルをくぐる。この花開トンネルには3.6mの制限高が設けられている。

75.E松ヶ尾トンネル 76.国東市国見町岐部 77.色褪せたおにぎりが立っている
 花開トンネルを出てすぐに大分r542交差点を通過し、小熊毛川を渡りながら左にカーブする。緩やかな勾配を上り、やや急な右カーブを曲がって松ヶ尾トンネルに入る。旧道は市道とのアプローチ路となっているため閉鎖されていないが、旧トンネルを含む前後はほとんど交通量がないようで若干荒れている。
 松ヶ尾トンネルを出ると右にカーブして岐部川の右岸を走る。左にカーブした後に岐部川を渡って右カーブを曲がり、今度は左岸の山裾を走る。集落内はほぼ平坦なので走りやすい道路状況である。

78.F水ヶ元トンネル 79.G古櫛トンネル 80.櫛来大橋
 上り勾配になって左カーブを曲がると水ヶ元トンネルをくぐる。北側に旧トンネルがあるがここも通行可能のようである。カーブとアップダウンを繰り返す2車線道路を少し走ると古櫛トンネルをくぐる。海沿いの道路が旧道で、2車線道路だったが旧道になった事で管理が行き届かず路肩を中心に落葉等の堆積物が多い。古櫛トンネルを出ると古櫛大橋を渡る。

81.道の駅「くにみ」 82.H権現トンネル 83.大分r524交差点
 海に沿っている場所を左にカーブしながら勾配を上ると道の駅「くにみ」を通過する。「くにさき」と同様に海のすぐ傍に立地しており、海水浴場とオートキャンプ場が隣接している。道の駅を通り過ぎてすぐに権現トンネルに入る。トンネルを出てすぐにやや急な左カーブを曲がるが、そのカーブには大分r524が交差している。r524の行き先に伊美港があり姫島を結ぶフェリーが発着している。ちなみに、姫島フェリーは姫島村の村営である。

84.大分r31双国校南交差点 85.I国見トンネル 86.左に見えているのは箕ヶ岩隧道
 大分r524交差点以降は旧国見町の中心部だった場所を通っているが、狭苦しい市街地ではなく平坦かつ直線的な2車線道路である。かつての国見町役場(現在の国東市国見総合支所)を通り過ぎてから程なくして大分r31双国校南交差点を通過する。案内標識にあるとおり、r31は交差点を左折してすぐに右折して山香・赤根方面に向かう。交差点の名称の元になった国見高校双国校だが、交差点から見て東、つまり学校の西に交差点が位置している。
 双国校南交差点を過ぎてすぐにr31の旧道との交差点を道なりに右に進んで国見大橋を渡った後に国見トンネルに入る。トンネルを含む旧道はオレンジロードと呼ばれる広域農道に取り込まれている。なお、旧トンネルの名称は現トンネルとは全く異なる妙見隧道という。
 国見トンネルを出てすぐに旧道との交差点を通過し、平坦かつ直線的な2車線道路を走る。左に巨大な岩(?)が見えるが、そこをくり貫かれた箕ヶ岩隧道が確認できる。このトンネルを含む区間もR213の旧道である。

87.大分r522交差点 88.直線道路を快走 89.J新竹田津トンネル
 竹田津大橋を渡った直後に大分r522交差点を左にカーブしながら通過する。r522の行き先に竹田津港があり、山口県周南市の徳山港の間にフェリーが就航している。竹田津川と山の間を走っていると右にカーブして少し勾配を上った所で新竹田津トンネルに入る。旧道の竹田津隧道も通行可能なようだ。

90.豊後高田市に入る 91.見目川の右岸を走る 92.大分r653交差点
 新竹田津トンネルは市境のトンネルであり西側は豊後高田市である。トンネルを出てすぐに旧道との交差点を通過し、緩やかな勾配を下った後に見目川の右岸を走る。見目川を渡ってから左にカーブして八幡川と竹田川を相次いで渡る。その先で大分r653との交差点を通過する。

93.K香々地トンネル 94.L松津隧道 95.恋叶ロードの愛称がある
 大分r653交差点を過ぎると直線道路を上って香々地トンネルに入る。4.3mの制限高が設定されており、トンネル手前の勾配区間に制限バーが設置されている。すぐ南に旧道のトンネルがあるが、名称は牛迫隧道といい、3.5mの制限高がある。香々地トンネルを出てからも上り勾配が続いており、左にカーブした先で松津隧道に入る。このトンネルにも4.3mの制限高が設定されており香々地トンネルと同じ制限バーが置かれている。香々地トンネルから松津隧道にかけては南側にかんだや隧道と松津頭隧道の2つのトンネルを擁する旧道がある。
 松津隧道からは下り勾配となり大きく右にカーブしながら羽根浜集落を通過する。恋叶ロードという愛称が付けられており、長崎鼻から豊後高田市役所までが該当しておりその大半がR213である。

96.M小池隧道 97.N堅来トンネル 98.大分r708交差点
 羽根浜集落を過ぎると勾配を上り、左にカーブした後に小池隧道をくぐり、小池集落をS字状にカーブしながら通過してから堅来トンネルをくぐる。小池隧道の隣に歩行者・自転車用のトンネルがあるが、これは旧道のトンネルではなく人道トンネルとして掘られたものである。堅来トンネルの旧道は海沿いを通っている1.0車線狭路と思われる。堅来トンネルを出てすぐに大分r708交差点を通過する。堅来川の河口付近に位置しており、堅来港がある。

99.豊後高田市に入る!? 100.急カーブ部分にはラバーポールあり 101.トンネルから離れた位置に制限高バーが立っている
 西浜田集落を通り過ぎると右にカーブして勾配を上り、左にカーブして粟島社や粟島公園の南を通過する。その出入口に豊後高田市の境標識が設置されているが、市境が交錯している場所ではなく旧香々地町から旧真玉町に入っただけである。国東方面から来た場合も、宇佐方面から来た場合も豊後高田市となっており、旧町名は記載されていないのでややこしい。
 旧香々地町に入ってすぐに左にカーブして小林集落を通過する。集落に入る前に下り、過ぎた後で上るのは豊後高田市に入ってからの特徴である。海沿いの標高10〜20m程度の高台を走っていると4.3mの制限バーを通過する。

102.豊後高田市臼野 103.集落ごとにアップダウンがある 104.真玉トンネル
 臼野港を通り過ぎると標高10m程度の場所を走り、真玉港では標高が数メートルの場所を走る。右にカーブしながら真玉中学校の傍を通り過ぎると緩やかな勾配を上って真玉トンネルに入る。トンネルの左には歩行者・自転車用のトンネルも掘られている。

105.大分r654交差点 106.某男性タレントを彷彿させる店名 107.また豊後高田市に入る
 真玉トンネルを出てすぐに玉江橋を渡り、その先で大分r654交差点を通過する。その後はアップダウンを繰り返しながらカーブの少ない2車線道路を走る。これまでは海沿いを走っている区間もあったが、r654交差点以降は海に近い場所を通っていない。赤坂橋を渡るとまた豊後高田市の境標識を通過する。今度は旧真玉町と旧豊後高田市の境だった場所であり、ここにも旧の市町名は表記されていない。

108.集落の広がりが大きくなる 109.大分r525交差点 110.大分r23・r29・r34新地交差点
 旧豊後高田市に入ってからも直線的な2車線道路が続いている。左カーブを曲がってほぼ真南の方角に向かっていると、豊後高田市の中心部に近付いて行く。桂川に架かる恵比須橋の手前で大分r525交差点を通過して市街地に差し掛かる。豊後高田市の市街地の西部を南下していると大分r23・r29・r34新地交差点を通過する。r29とr34は国東半島の内陸部を横断する県道で、r23はR213の終点がある中津市を結んでいる県道である。ちなみに、恋叶ロードとされているのはこの新地交差点までらしい。

111.豊後高田市界 112.広域農道(グリーンロード)との犬田交差点 113.宇佐市に入る
 新地交差点を過ぎて明野川に架かる神田橋を渡ると沿線の建物が少なくなる。田笛橋を渡り、南西の方角に向かって走っているとグリーンロードという広域農道との犬田交差点を通過する。国東半島の東部のオレンジロードと同様に半島の北西部の内陸を走っている広域農道である。犬田交差点から少し走ると市境を通過して宇佐市に入る。

114.宇佐市苅宇田 115.JR日豊本線をオーバーパス 116.R10岩崎交差点を右折
 宇佐市に入ってからも道路状況や周辺の風景に特に変化はない。交通量は決して少なくないが、多いと言える程ではなく流れも比較的スムースである。右にカーブしてから緩やかな勾配を下り、上りに転じた後にJR日豊本線をオーバーパスする。跨線橋からの勾配を下り切った所でR10岩崎交差点に突き当たる。R213は案内標識に表記されてないが、右折してR10との重複区間を北九州・中津方面に進む。ちなみに堀交差点〜岩崎交差点の距離はR10の約28kmに対してR213は3倍超の約89kmである。

国道213号 part3