国道188号
part1

R2立石交差点〜R437大島大橋入口交差点
岩国市→柳井市

1.R2・R187・R189立石交差点 2.市の中心部を走る4車線道路 3.岩国駅前はロータリー
 山口県の東部、広島県との境に近い岩国市の市街地の北部にあるR2R187R189立石交差点がR188の起点である。案内標識に表記されていないR187はR2の周南方面に、R189はR188に重複している。
 立石交差点から走り始めると4車線と良く整備された道路状況を走る。すぐ東にはJR山陽本線があり岩国駅にも近いため、昼間であれば交通量が非常に多い区間である。500m弱走ると岩国駅前のロータリーに至るが、所謂駅前のロータリーとは別に内部に錦帯橋の模型のある環状のロータリー構造となっている。とは言うもののR188を直進する分にはカーブがある程度という印象であまりロータリーを走っている感じではない。ロータリーの中央部が円状ではなく細長い楕円というせいもあるかもしれない。なお、なぜか駅前ロータリー部分も国道に指定されているようで、ウォッちずでは国道色に塗られている。

4.三笠橋交差点で右側車線が右折車線になる 5.JR岩徳線の踏切の前後だけ4車線 6.右側車線が減少
 ロータリーからはアーケード街を走っているが、車線は4車線のままである。約400m南の市道との三笠橋交差点で右側車線が右折車線となってしまい、交差点以降の南向き車線は1車線だけになってしまう。北向きは2車線のままである。この三笠交差点を右折して約1.8km進むとR188の岩国バイパスの既開通区間の北端に至り、そのためか右折車線は2本設置されている。
 三笠橋交差点で車線が減少したが、100mも進まない距離で車線が増えて再び4車線道路になってJR岩徳線の踏切を通過する。踏切を通過してすぐに右側車線がなくなり、南向き車線は1車線になってしまう。

7.新寿橋は1車線+2車線 8.岩国錦帯橋空港は川下交差点を左折 9.歩道は狭いが路側帯は広め
 南向き1車線+北向き2車線の変則的な車線数の道路を走っていると緩やかな勾配を上りながら左にカーブして新寿橋を渡る。橋からの勾配を下り切って平坦になると川下交差点を通過するが、ここを左折すれば岩国錦帯橋空港のターミナルに行く事ができる。岩国空港への道路ではあるものの市道であってR188とR189は直進である。

10.R189岩国空港入口交差点 11.単独区間になっても道路状況は変わらない 12.門前橋
 立石交差点から約2.5km走ると岩国空港入口交差点に至るが、ここでR188が左折して単独区間になる。400m先が岩国航空基地と案内されているが、その短い区間がR188の単独区間の全てである。なお、交差点の名称に岩国空港入口交差点とあるが、民間空港としての入口は前述の川下交差点であり、こちらは軍事基地の入口に当たる。
 岩国空港入口交差点を通過して以降も道路状況に変化はなく狭い歩道の2車線道路を走る。沿線には家屋が建ち並んでおり交通量も少なくない。門前川に架かる門前橋を渡るが、門前橋北詰交差点と門前橋南詰交差点の右折車線を含めると合計3車線分の幅がある。前者の方がより長い右折車線となっているが、基地への通勤車両が右折する交差点なのではなかろうか。

13.山口r113交差点 14.市街地を離れているが沿線の商業施設が多い 15.「周南68km 光50km 柳井29km」
 門前橋を渡り終えてすぐに山口r113交差点を緩やかな左カーブを描きながら通過する。r113に案内されている周南はR188の終点のある下松市の西隣なのだが、山口r15とR2を利用した方が早く着くため表記されているのだろう。そんなR188だが岩国市の市街地から離れて行く一方だが沿線には多くの商業施設が建ち並んでおり交通量も多い。東側にはJR山陽本線が並走している。

16.岩国火力発電所の北で右にカーブ 17.山口r112藤生交差点 18.岩国市藤生町
 中国電力の岩国火力発電所の北で右にカーブしてJR山陽本線と隣接並走した後に山口r112藤生交差点を左にカーブしながら通過する。r112を約500m進んだ先にR188岩国南バイパスの南端が交差しており、r112はバイパスと現道を繋ぐ機能がある。藤生交差点の直後に山陽本線をオーバーパスし、藤生駅と藤生港の間を通過する。駅の北西には山口r136が交差している。

19.前方に見えるのは屋代島か 20.防波堤で海面が見えない 21.JR山陽本線が海寄りを並走
 岩国市黒磯町で海が見えるようになる同時に海岸線沿いを走る。前方に見えるのは屋代島だろうか、桂島だろうか、複数の島が視界に入ってくる。とは言え、海や島が見えるのはごくわずかな距離だけで黒磯町から青木町にかけては防波堤によって視界が遮られてしまう。緩やかな勾配を上った後にS字状にカーブしてJR山陽本線をオーバーパスする。以降は山陽本線が海寄りを並走する形になる。

22.海岸線から離れた区間はアップダウンあり 23.幅員減少箇所は新町橋 24.跨線橋を挟んでS字状にカーブ
 海岸線から離れた少し内陸を走っている区間もあるが、その区間はアップダウンしている。掘割を通っているJR山陽本線の上を通過し、通津集落を走っていると幅員減少の警戒標識が現れる。その原因は新町橋で2車線ながら若干車線幅が狭くなっている。山口r115交差点を通過してすぐに山口r141交差点を通過するが、r141の40m程先に通津駅がある。その通津駅の東を通過した直後に跨線橋を渡るが、ここも前後はS字状にカーブしている。

25.山口r141長野交差点 26.千鳥橋 27.山口r150交差点
 左側にJR山陽本線が並走している状態を少し走ると山口r141長野交差点を通過する。山陽本線より海側にはいくつかの工場が並んでいる。工場群が途切れると旧由宇町の中心部に差し掛かり周囲の家屋が増える。山口r149堀田交差点を通過してすぐに千鳥橋を渡る。由宇駅の西側を通過して少し進むと緩やかな上り勾配と緩やかなS字カーブで山陽本線の上を通過する。跨線橋の北には山口r150が交差している。

28.岩国市由宇町由宇崎 29.潮風公園付近から「大波の時の通行止区間」 30.海に近い場所を走る
 旧由宇町の市街地の南端部を通り過ぎると潮騒公園の前を走る。その公園の南の方で「大波の時の通行止区間」に入る。標識の周囲にも民家が存在しており、通行止め用のゲートは設置されていないようである。しかし規制対象区間に入ると海岸線ギリギリを走っており海面との高低差もないため強風時には越波も充分に考えられる場所である。ほぼ平坦だがカーブが多い。とは言うものの交通量は少なく快走できる。

31.由宇歴史民俗資料館は船を模した形状の建物 32.神東集落 33.正面に見えるのは屋代島
 海沿いの2車線道路を淡々と走りながらいくつかの集落を通り過ぎていく。海寄りの建物は少ないが、そのうちのひとつに由宇歴史民俗資料館というものがあり、その建物は船を模した形状をしている。

34.神代駅付近を通過 35.市境付近にローソンあり 36.相地跨線橋
 カーブの多いシーサイドルートを走っていると神代駅付近を通過する。その後も断続的に続く集落を結びながら南下を続ける。沿線の家屋がなくなり緩やかな勾配を上りながらS字状にカーブしてJR山陽本線をオーバーパスする。

37.柳井市に入る 38.大島大橋が見えてくる 39.旧道(?)との交差点
 相地跨線橋からの緩やかな勾配を下り切った所で市境を通過して柳井市に入る。柳井市に入ってからも海岸線に沿っており、JR山陽本線は海寄りを並走している。東浜集落と西浜集落は比較的多くの家屋が建っているが、それら通り過ぎれば家屋が少なく山裾が海に迫った場所を走る。前方に薄い緑色の橋が見えてくるが、これはR437の大島大橋であり、この橋が屋代島と本土を結ぶ唯一の橋である。

40.大島大橋の全容が見えてくる 41.大島大橋の下をくぐる 42.R437大島大橋入口交差点
 大きく左にカーブしながら大島大橋の下をくぐり、200m程西でR437大島大橋入口交差点を通過する。なお、大島大橋入口交差点で交差しているR437はR188を結ぶ支線のような区間であり、R437をトレースする際には大島大橋入口交差点は通過しなくても済む。

国道188号 part2