国道178号
part4

R426下陰池ノ内交差点〜鳥取r328駟馳山交差点
豊岡市→香美町→新温泉町→岩美町

183.谷筋を走る 184.福田橋 185.「←簡易パーキングエリア 豊岡市新堂」
 下陰池ノ内交差点を通過した直後にR426からの車線が合流してくる。R426からR178香美方面へは信号機を介しておらず常時左折が可能である。交差点からしばらくは山に挟まれた場所を走っているが、沿線の家屋が意外に多い。右にカーブした後に景色が開け、兵庫r242福田西交差点を通過する。その先で福田橋を渡るが、前後は短距離ながら急な勾配となっている。
 卸売市場の前を通って亀ヶ崎橋を渡ると左カーブを曲がり、しばらく平坦な直線道路を走る。簡易パーキングエリアの前を右にカーブしながら通過するが、その辺りから山道区間に入るため上り勾配となる。

186.江野集落 187.長い上り勾配が続く 188.江野トンネル
 大浜川に沿った集落を通り抜けながら緩やかな勾配を上って行く。山間部の谷筋区間だが100番台国道とあってセンターライン付きの2車線道路と比較的整備されている。交通量は少ないが、通勤時間帯等で多少増えたとしても流れが悪くなる可能性は低い。江野集落を過ぎると集落が途切れ、程なくして江野トンネルをくぐって旧竹野町域に入る。

189.兵庫r1とのランプ 190.森本高架橋と森本トンネル 191.竹野川の谷筋を走る
 江野トンネルを出ると左カーブを曲がり、その先で兵庫r1に繋がるランプを通過する。森本高架橋で竹野川とr1の上を通った後に森本トンネルをくぐり、以降は竹野川沿いの谷筋を走る。

192.兵庫r135河内交差点 193.土生トンネル 194.土生トンネルからは下り勾配
 兵庫r135河内交差点を過ぎて緩やかな勾配を少し上ると土生トンネルをくぐって香美町に入り、土生川の谷筋を下って行く。南に旧土生トンネルがあり、香美町側はトンネル手前まで行く事はできるが、坑口が塞がれているため進入する事はできない。

195.谷が広くなると勾配も落ち着く 196.京都r256佐津インター前交差点を左折
 谷が広くなって視界が開けると同時に勾配が落ち着く。E9山陰近畿道の佐津ICを左折して鳥取・新温泉方面に進む。直進の兵庫r256はR178の旧道であり、交差点の名称としては佐津インター前交差点となっている。山陰近畿道は自動車専用道路のため歩行者や自転車、125cc以下のバイク、小型特殊車両は通行できない。また、案内標識の山陰近畿道の矢印にあったR178のおにぎりが消されていた。これは香住余部道路から山陰近畿道の一部に変更された事に関係しているのかもしれない。

197.ランプ橋で兵庫r256の上を通る 198.本線に入る 199.下岡高架橋
 佐津インター前交差点を左折してランプ部分に入り、大きく右にカーブして進行方角を180度変えて兵庫r256の上を通り、左カーブを曲がって本線部分に入る。2021年11月時点では佐津ICより豊岡方面は供用されていない。本線部分に入ってすぐに下岡高架橋を通過し、渡り切る手前でR178の旧道である町道の上を通る。

200.丹生地トンネル 201.香住トンネル 202.長見寺トンネル
 丹生地トンネルと香住トンネル、長見寺トンネルを相次いで通過して行く。旧道は佐津駅付近から海岸線に近い場所を通っており、他のR178の海沿い区間と同様にカーブの多い道路状況だったが、長大トンネルで通過できるようになって距離も時間も短縮できるようになった。現道が降格した事によって歩行者や自転車等でのR178完全トレースが不可能となったが、宮津市の出島陸橋が歩行者・自転車通行禁止なので元々それらでのトレースは不可能であり、その区間延長が増えただけである。なお、香住ICの一般道接続地点から約200m東の兵庫r4・r11油良口交差点まではR178に指定されたままである。また、r4、r11はどちらもR178の旧道でもある。

203.香住高架橋 204.香住IC
 長見寺トンネルを出て緩やかな勾配を下っていると香住高架橋を渡り、その途中で香住ICを通過する。香住IC〜余部ICが供用された後に追加でこの区間の現道も国道の指定を外されて兵庫r4となっている。前回(2015年9月)はウオッちずにおいて現道も国道扱いしていたため、香住ICで降りて現道を走行したが、今回はそのまま直進している。

205.香住ICの西にはゆずり車線あり 206.油良トンネル 207.間室トンネル
 香住ICの側道が分岐した直後からゆずり車線が設置されている。香住ICから合流する側道が合流してから上り勾配となり、ゆずり車線が終わってから油良トンネルに入る。次いで間室トンネルと船越トンネルを相次いでくぐる。

208.余部IC 209.あまるべトンネル 210.新桃観トンネル
 全長2984mの船越トンネルを出てノヲミ谷橋を渡った先で余部ICを通過する。余部ICはR178旧道の兵庫r4と接続しているが、r4に指定されているのは豊岡方面のみで新温泉方面はまだR178のままである。ただし、JR山陰本線の余部橋梁付近までの約1.1kmの区間だけであり、それより西は町道になっている。
 余部ICを過ぎてすぐにあまるべトンネルをくぐが、その手前にはR178のおにぎりが設置されている。短い明かり区間の後に新桃観トンネルをくぐって新温泉町に入る。桃観トンネルを含む旧道は町道に降格しており、走行当時(2021年11月7日)は災害のため通行止であった。R178(=E9山陰近畿道)は無料で通行できるとは言え、自動車専用道路のため桃観トンネルもおそらくは復旧されると思われる。

211.新温泉町に入る 212.久谷第2トンネル 213.久斗IC
 新桃観トンネルで新温泉町に入り、桃観大橋で旧道の上を通って久谷第1トンネル、久谷第2トンネルを相次いでくぐる。北側に並走している兵庫r261はR178の旧道である。さらに進むと久斗ICを通過するが、香美方面とのみ接続するハーフインターチェンジである。久斗ICから久谷第2トンネルの間の東向き車線にはゆずり車線が設置されている。

214.対田第1トンネル 215.対田第2トンネル 216.対田第3トンネル
 久斗ICを過ぎて兵庫r257の上を通って対田第1トンネル、対田第2トンネル、対田第3トンネルを相次いでくぐる。久斗川沿いに旧道が並走しており、さらに北の山裾にはJR山陰本線もある。

217.二日市トンネル 218.大庭トンネル 219.新温泉浜坂ICを降りる
 二日市トンネルと大庭トンネルをくぐった後に大場大橋を渡るが、橋の西詰で本線からランプに強制的に降ろされる。これは走行日時点のE9山陰近畿道が新温泉浜坂ICまでしか供用されていないためである。

220.正面の山は延伸工事のため伐採されている 221.兵庫r47浜坂インターチェンジ前を右折
 本線からランプに降りると右にカーブして将来跨道橋が架けられる場所を通ってから左にカーブして兵庫r47浜坂インターチェンジ前交差点に突き当たり、右折して鳥取・新温泉市街方面に進む。左折してr47を100m進んだ所に道の駅「山陰海岸ジオパーク浜坂の郷」がある。新温泉浜坂ICが供用される少し前に開業した道の駅で、登録路線はR178ではなく兵庫r47である。

222.「鳥取33km 新温泉市街3km」 223.兵庫r167交差点を左折
 浜坂インターチェンジ前交差点からは新温泉浜坂ICが供用される以前は兵庫r47だった区間を走る。平坦な直線道路で走りやすい道路状況である。兵庫r263戸田口交差点を通過して少し走ると兵庫r167との交差点を左折して鳥取方面に進む。直進の新温泉市街方面のr167がR178旧道に当たる。交差点のすぐ北にJR山陰本線の田君踏切があり、以前は踏切を渡った直後の信号機のない交差点を右折するルートであった。交通量や列車の本数を考えると信号機を設置するよりも信号機のない方がある意味では安全なのかもしれない。

224.浜坂駅の裏を通る 225.新温泉市街地を過ぎると上り勾配 226.諸寄跨線橋
 兵庫r167との交差点からはJR山陰本線の南側を並走する。浜坂駅のすぐ傍を通っているが、国道側に出入口がないため駅を利用するには北の市街地側に回り込まなければならない。町道との交差点を道なりに左にカーブして通過すると市街地から離れて上り勾配となる。カーブもあるがセンターライン付きの2車線道路なので走りにくさを感じる程ではない。名もなき峠を越えると下り勾配となり、程なくして諸寄跨線橋で山陰本線の上を通過する。

227.兵庫r168交差点と諸寄トンネル 228.竿谷トンネル 229.釜屋トンネル
 諸寄跨線橋からの勾配を下り切ると諸寄漁港を通り抜け、兵庫r168交差点を通過してから諸寄トンネルをくぐる。トンネルを出てからも上り勾配が続いており、沿線に集落がないにもかかわらず歩道が設置されており走りやすい。次の竿谷トンネルと釜屋トンネルを相次いで通過する。2つのトンネルは同時に供用されたと思われ、旧道は沿線に集落があるため現在でも通行できる。

230.穴見トンネルの横の山が崩れているのが確認できる 231.穴見海岸展望所 232.「山陰近畿自動車道 地域高規格道路の早期実現!」
 釜屋トンネルを出ると切り立った断崖が海に迫る場所を走る。前方に見える穴見トンネルの右側には崩落箇所が確認でき、崩れやすい場所である事が分かる。走行した日の半月後の11月22日に落石が発生して通行していた車が直撃を受けている。
 穴見トンネルを出ると緩やかな勾配を上って海面との高低差が生じる。穴見橋を渡った先に穴見海岸展望所があるが、元々は狭い駐車帯だったものをごく最近整備したようである。穴見海岸展望所を過ぎると海岸線から少し離れた場所を走る。

233.兵庫r128居組ICを左折 234.七坂トンネル 235.鳥取県岩美町に入る*
 新温泉浜坂ICから約8.1kmで兵庫r128居組ICを左折してE9山陰近畿道に進む。直進のr128が旧道だが、約600m先から県境寄りは町道になっている。居組ICの香美町側は供用されておらず、ランプを走って右にカーブするとそのまま本線になる。r128の上を通った直後に七坂トンネルをくぐって鳥取県岩美町に入る。トンネルを出てすぐに鳥取r256とJR山陰本線の上を通過する。

236.県境の一区間のみが供用されている 237.鳥取r256東浜居組道路入口交差点 238.浦富IC〜東浜IC間は建設中
 E9山陰近畿道の終点を過ぎると鳥取r256との東浜居組道路入口交差点を通過する。r256への右折車線が設置されていたが、山陰近畿道の建設に伴って直進車線部分がなくなっているため右直車線に変更されている。なお、r256の約500m先まではR178の旧道に当たる。建設中の山陰近畿道の傍を通った後に陸上トンネルをくぐる。

239.JR山陰本線 240.小羽尾集落 241.鳥取r255交差点
 開けた明るい雰囲気の谷筋を走っているとJR山陰本線の下をくぐって小羽尾集落を通り抜ける。右側は日本海であり羽尾海水浴場という砂浜である。左にカーブして砂浜から離れると鳥取r255交差点を通過して緩やかな勾配を上る。

242.羽尾坂トンネル 243.新吉田橋 244.鳥取r155交差点
 羽尾坂トンネルをくぐって緩やかな勾配を下っているとJR山陰本線が接近している辺りで右カーブを曲がって新吉田橋を渡る。海に沿った平坦な2車線道路を走っていると鳥取r155浦富海岸交差点を通過する。倉吉・鳥取方面の道路はウオッちずでは県道とされているが、案内標識ではR178のおにぎりが表記されている。約1.0km南にE9山陰近畿道の浦富ICが接続しており、岩美IC側はR178にも指定されている事から浦富ICまでの区間を暫定的にR178に指定しているものと思われ、それがウオッちずには反映されていないのだろう。なお、岩美ICから東の区間はR9にも指定されている。

245.鳥取r155浦富海岸交差点を左折 246.町浦富交差点 247.交通量は少ない
 鳥取r155(R178支線)との交差点からも平坦で直線的な2車線道路が続いており、約500mでr155との浦富海岸交差点を今度はR178が左折して鳥取・網代方面に進む。浦富海岸交差点からしばらくは沿線に多くの家屋が建っているが、南下するにつれて少なくなっていく。r155(R178支線)の方がメインルートのようで交通量は少ない。

248.鳥取r325岩本東交差点 249.新岩本橋 250.鳥取r294交差点
 E9山陰近畿道の岩美ICに接続している鳥取r325との岩本東交差点を通過する。岩美ICから西の鳥取方面はR9に、東の新温泉方面はR178に指定されており、浦富IC〜東浜IC間が供用されればR178の終点が岩美ICに移動する可能性がある。
 岩本東交差点を通り過ぎて新岩本橋を渡り、程なくして鳥取r294との交差点を通過する。r294は停車場線であり網代駅とを結んでいるが、案内標識は設置されておらず大型特殊貨物と大型貨物、特定中型貨物車両は7:00〜8:30の時間帯は進入できない。

251.鳥取r27旧道との交差点 252.鳥取r27大谷中央交差点
 新川橋の手前で町道との交差点を通過するが、この町道は鳥取r27の旧道である。新川橋から少し進むと現在のr27との大谷中央交差点を通過する。r27はE9/R9山陰近畿道の大谷ICに接続している。

253.集落を離れると上り勾配 254.JR山陰本線をオーバーパス 255.鳥取r328駟馳山交差点
 左カーブを曲がると集落が途切れると同時に上り勾配になる。小畑古墳の脇を通り過ぎると左にカーブしながらR9/E9山陰近畿道の駟馳山トンネルの東坑口付近とJR山陰本線の上を通り、その先で鳥取r328駟馳山交差点に突き当たる。信号機のない交差点で、r328はかつてはR9だった道路でR9が山陰近畿道に一本化された際に県道に降格している。この措置によってR178の終点は国道との交差点ではなくなってしまったが、前述のとおり浦富IC〜東浜ICが繋がった際に終点が岩美ICに移動する可能性がある。