国道162号
part1

R9西大路五条交差点〜R477交差点
京都市


1.R9・京都r181西大路五条交差点 2.片側2車線道路 3.阪急京都線
 京都府京都市右京区のR9・京都r181との西大路五条交差点がR162の起点だが、福知山方面のR9に重複しているため案内標識には表記されていない。他の国道が交差している訳でもなく東西方向にのみR9が伸びている国道であり、国道の起点としては分りづらい交差点である。これは元々は北に延びていた道路がR162に指定されており、後に現在のルートに変更されたものの起点の移動は行われなかった事に起因する。南北方向のr181は京都環状線という市道で、京都市内を通っているR171R1R24R367を結んでいる幹線道路であり交通量も多い。また、交差点そのものは右京区にあるが、区境に近く北東は中京区、南東は下京区となっている。
 西大路五条交差点からR9との重複区間を走り始めると片側2車線の幹線国道を走る。早朝に走っているため他の車が見えないが、朝から夕方にかけて交通量の多い区間である。中央分離帯がなくなった後に少し下って阪急京都線のガードをくぐる。

4.R9・京都r113五条天神川交差点を右折 5.天神川沿いを北上 6.京都r186天神川四条交差点
 西大路五条交差点から約1.4km、交差点の一部が西五条橋に上にかかっているR9・京都r113五条天神川交差点を右折するとR9との短い重複区間が終わる。五条天神川交差点からは対面2車線道路となり、天神川の右岸を北に向かって走る。川沿いだが改良された河川であり直線である。四条通(=京都r186)天神川四条交差点を通過する。右折してr186を東に向かうと京都一の繁華街の河原町四条に行く事ができる。

7.京福電鉄嵐山線の山ノ内1号踏切と京都r112天神川三条交差点 8.天神川御池交差点 9.勾配はごく緩やかな上り勾配
 三菱自動車の工場の横を通り過ぎてから京福電鉄嵐山本線の山ノ内1号踏切を渡り、直後に京都r112との天神川三条交差点を通過する。さらにすぐ先で天神川御池交差点を通過する。2つの交差点の間の西に右京区役所があり、天神川御池交差点の下には地下鉄東西線の太秦天神川駅がある。

10.JR山陰本線と京都r131と京都r187をオーバーパス 11.京都r187との交差点形状は特殊 12.住宅地を通り抜ける
 天神川に沿って緩やかな左カーブを曲がった後に跨線橋を通過するが、その下にはJR山陰本線の他に京都r131と京都r187がある。r131とr187の間に山陰本線があり、r131はR162の南側としか接続していない。r187はR162の北側とか接続していなさそうだが、Uターン路を設ける事によって両方向と往来できるようになっている。跨線橋を過ぎてからは沿線の建物が通常の家屋が主となる。

13.京都r29・r183福王子交差点は左斜め前方に進む 14.長い上り勾配 15.京都r136平岡八幡交差点
 京福電鉄北野線の掘割の上を通過してすぐに京都r29・r183福王子交差点となるが、この交差点は左斜め前方に進まなければならない。交差点の手前の正面に見える道路の左側へ進む感じである。なお、前述のルート変更されたのは福王子交差点から南のルートである。
 福王子交差点からも2車線道路が続いているが、勾配がやや急になる。沿線には家屋が建ち並んでいるが、谷筋を通っているせいもあって広々とはしていない。京都r136平岡八幡交差点を通過するが、r136は嵯峨地区との間に車両が通行できない区間が存在する。

16.拡幅工事が終わっていた 17.京都市右京区梅ヶ畑奥殿町 18.御経坂峠を越える
 平岡八幡交差点からも上り勾配の2車線道路を走る。集落が途切れる直線で道路状況が良くなるが、これは6年ほど前に拡幅されたためである。集落が途切れてもすぐに次の集落が現れるが、ヘアピンカーブが連続しておりこれまでと道路状況が異なる。御経坂峠を越えて一時的に下り勾配となる。

19.嵐山高雄パークウェイとの交差点 20.「小浜88km 京北19km」 21.京都r138高雄神護寺前交差点
 見通しの悪い左カーブの先に右ヘアピンカーブがあるが、そこには嵐山高雄パークウェイが交差している。その名の通り嵐山と高雄を結ぶ観光道路で、有料道路ではあるが管理しているのは京都市でもなければ京都府でもなく、阪急阪神ホールディングスグループの企業である。
 ヘアピンカーブもある狭苦しい2車線道路で殿畑町集落を走っていると京都r138高雄神護寺前交差点を通過するが、案内標識はなく府道との交差点には見えない。r138は神護寺仙という路線名が示す通り、R162と神護寺を結ぶ府道で、ウオッちずで見る限りは境内への階段も含まれているようである。

22.観光地らしく駐車場が多い 23.清滝川沿いを走る 24.杉の里トンネル
 高山寺の下の高雄観光駐車場を通過する。嵐山と高雄は紅葉の有名な場所であり紅葉期は特に多くの観光客が訪れる場所である。高山寺を過ぎると集落が途切れ、清滝川の谷筋を走る。程なくして道路状況が良くなるため走りやすくなる。紘葉橋を渡って杉の里トンネルをくぐる。橋の南詰とトンネルの北側坑口付近に旧道が接続しているがどちらも塞がれているが、ウオッちずではまだ国道を示す赤色に塗られている(2021年8月時点)。

25.旧道との交差点と中川トンネル 26.京都r31・r107杉坂口交差点 27.安全速度は20km/h
 中川橋を渡って中川トンネルをくぐるが、その間に区境があり京都市右京区から北区に入る。橋の南詰に旧道が交差しているが、こちらは沿線に集落があるため現在でも通行可能である。中川トンネルを出た直後に旧道が交差しているが、トンネルを出てからの右折は禁止されている。左カーブを曲がると京都r31・r107杉坂口交差点を通過する。その後も清滝川沿いの谷筋を走る。勾配はさほど急ではないものの急カーブが多く安全速度は20km/hという低い数値が設定されている。

28.中川・川登橋 29.清滝川沿いを上って行く 30.製材関係の工場が多い
 中川・川登橋を渡ってからは清滝川の左岸を走る。集落が途切れている区間もセンターライン付きの2車線道路ではあるが車線幅が狭く乗用車ならともかくトラックだと走りにくく感じるかもしれない。休日は交通量が増える傾向があり、さらにはバイクだけでなく自転車も走行しているため、追越しの際は対向車に注意する必要がある。

31.災害復旧工事のため片側交互通行規制 32.小野下ノ町集落 33.この案内標識は50m北の交差点のもの
 災害復旧工事のため片側交互通行規制区間を過ぎると小野下ノ町集落と小野中ノ町集落、小野上ノ町集落を次々に通過していく。その中の小野中ノ町のY字路に直進がR162、右折が大森方面への市道という案内標識が設置されているが、その標識が示す交差点は設置場所から50m先にある。

34.高さ制限バー 35.笠トンネル 36.細野ロードパーク
 小野上ノ町集落を抜けた所で笠トンネルをくぐって再び右京区に入る。トンネルの前後に高さ制限のバーが設置されているものの肝心な高さの数字は表記されていない。トンネルは1973年に開通しており、既に50年ほど経過しているとあって旧道は廃道に近い状態となっている(そもそもフェンスが設置されているため進入できない)。トンネルを出てすぐに左側に細野ロードパークが設けられているが、駐車場の数は4台と少ない。

37.京都r363交差点 38.京北トンネル 39.栗尾隧道
 京都r363交差点を通過して右カーブを曲がると内部でS字状にカーブしている京北トンネルに入る。2013年12月に供用されたトンネルで旧道は関西電力の京北開閉所の出入口から北の区間は歩行者・自転車用となっており車両での通り抜けができなくなっている。京北トンネルを出て少し走ると栗尾隧道(清風洞)をくぐる。一応はセンターラインが描かれているが、車線幅は狭く内部で大型車同士が離合するのは不可能だろう。

40.栗尾集落 41.小浜は旧道経由も案内されている
 栗尾隧道を出て桂川に沿って栗尾集落を通り抜ける。旧京北町の中心部の手前で市道との交差点を通過するが、左前方に延びる市道がR162の旧道である。案内標識にも旧道は表記されており、小浜も表記されている。また、案内標識にR477のおにぎりも表記されているが、R477との交差点は少し北にある。

42.周山バイパス 43.京北橋 44.R477京北交差点
 周山バイパスを走っていると京北橋を渡った先でR477京北交差点を通過する。交差点の手前の左側には道の駅「ウッディー京北」がある。右折のR477に大原や鞍馬といった場所が案内されているが、どちらも狭路酷道区間を通らなければならない。

国道162号 part2