国道157号
part4

R158エキサイト広場南東交差点〜R360瀬戸野交差点
大野市→勝山市→
→白山市

167.R158重複区間は4車線 168.R158・R418明治交差点を右折
 エキサイト広場南東交差点を左折するとこれまで重複していたR418に加えてR158とも重複する。エキサイト広場の南を約300m西に進むと明治交差点を右折してR158が分岐していく。数字の上ではR157の方が格上なのだが、R158が直進しているのに対してR157が屈曲しているため格上には思えない。なお、明治交差点を左折してすぐにR157の右折をした市道との交差点に至る。つまり、市道との交差点を直進しても国道を忠実にトレースする使命を課していない限り何の問題もない。むしろ直進した方が無駄な右左折を省く事ができる。

169.R157のおにぎりを案内標識の中に確認 170.市街地の南東を北上する 171.R418・R476上神明交差点を右折!?
 明治交差点からは対面2車線となってしまうが、狭いながらも歩道がありごく普通の国道の雰囲気といった感じである。明治交差点からすぐに右カーブしている交差点を通過し、約1.2kmでR418・R476との上神明交差点に至る。この交差点がR418の起点であり樽見交差点から70kmにも及ぶ重複区間が終わる。なお、上神明交差点の案内標識には左折右折ともにR476のおにぎりしか表記されていないが、右折はR157のはずである。よって右折して金沢・勝山方面に進む。

172.センターラインが消えかけているが2車線道路 173.R476東中交差点を左折
 上神明交差点を右折してR476重複区間(?)を東に進む。センターラインは消えかけているが一応は2車線道路で、沿線には“元”店舗兼住宅が並んでいる。約500m東の東中交差点を左折するのがR157のルートなのだが、案内標識のおにぎりは消されており代わりに直進する道路がR476と表記されている。さらに良く見ると直進先にR157のおにぎりが表記されている。明治交差点の案内標識のおにぎりが消されている事に気付いた時点で薄々感づいてはいたが、バイパスの開通によりR157の指定を外れた可能性がある。ただ、地図では国道扱いされており、一部とは言え案内標識の中におにぎりが表記されているためまだR157の指定を外れていないものとして扱う。

174.JR越美北線(九頭竜線) 175.福井r172月美交差点の案内標識ではr172扱い 176.中挟交差点の案内標識にはR157のおにぎり
 野中交差点からは広い幅の2車線道路を北上するが、JR越美北線(九頭竜線)の踏切を越えた所で普通の幅の2車線道路になる。その後は市街地の東部を北に向かって走っており、沿線には飲食店等の商業施設も少なくない。また、福井r172月美交差点の案内標識ではr172と表記されている一方で、中挟交差点の案内標識ではR157のままであった。後者の案内標識の色から見ても結構古いもので修正された前者が正しい情報と思われるが、あくまでR157を走っているものとして扱う。

177.中津川交差点を道なりに右へ進む 178.R158永平寺大野道路 179.バイパスの開通により交通量が少なくなった
 野中交差点から約2.5kmで中津川交差点に至る。案内標識では突き当たりを右折するようになっているが、実際は道なりに右方向に進むという表現が正しい。中津川交差点からすぐ先でR158永平寺大野道路の跨道橋の下を通過する。2014年5月時点では永平寺大野道路は全線開通しておらず、すぐに東のR157のバイパスに接続しているだけである。永平寺大野道路の跨道橋からは市街地に近い割に交通量が多くない2車線道路を走る。

180.福井r170交差点を直進して右にカーブ 181.R157バイパスとの合流は左折のみ
 中津川交差点からほぼ一直線の2車線道路を走ること約2.0kmで福井r170との交差点を通過した直後に右にカーブしてR157のバイパスと合流する。r170交差点の案内標識にはR157のおにぎりだけでなくr170のヘキサも消されている。なお、バイパスと合流する交差点は左折しかできないためR158方面に行く事はできない。

182.下荒井トンネル 183.勝山市に入る 184.大渡トンネル
 バイパスに合流して緩やかな勾配を上っていると下荒井トンネルをくぐって勝山市に入る。トンネルから出ると下り勾配となり、九頭竜川に架かる下荒井橋の南詰で福井r168・r171下荒井交差点を通過し、北詰で福井r17・r26大渡交差点を通過する。その後すぐにトンネルっぽくない外観の大渡トンネルをくぐる。トンネルの手前で車線が増えて片側2車線になる。

185.大渡トンネルから片側2車線 186.長山トンネル 187.福井r131・r261長山町交差点を右折
 緩やかなアップダウンの直線的で見通しの良い片側2車線のバイパス道路を淡々と北に向かう。勝山市の市街地に近いがバイパス化されているせいもあって交通量はそこそこあっても流れは悪くない。大渡トンネルから約4.3kmで長山トンネルをくぐる。トンネルの手前で車線の減少を想像していたが、車線が減少するどころか上下線で別のトンネルが2本掘られていた。長山トンネルを出て勾配を下りながら左の急カーブを曲がった先の福井r131・r261長山町交差点を右折して金沢方面に進む。直進すれば約1.4km先にR416がある。

188.緩やかな上り勾配の快走路 189.電光掲示板は古いものが設置されている 190.法恩寺山有料道路との交差点を直進
 長山町交差点からは対面2車線と車線は減るものの道幅に余裕があり、上りではあるものの勾配はまだ緩やかな方なので走りやすい。進むにつれて沿線の家屋の数が減少し、約2.3kmで法恩寺山有料道路との交差点を通過する。どこかに通り抜けられる訳でもない道路が有料道路になっているのだが、奥にはスキージャム勝山がある。スキーに興味がない筆者だが、その名前は聞いた事がある。有料道路の交差点のすぐ先で暮見トンネルをくぐり、なおも勾配を上り続ける。

191.県境区間は異常気象時は通行止めになる 192.断続的に集落が続いている 193.登坂車線も設けられている
 福井r112交差点付近からは勾配がきつくなり、異常気象時は通行止になる旨の警告が立てられているのが確認できる。滝波川沿いには集落が存在しているが、R157はその外側でバイパス化されているため沿線の家屋は多くない。勾配は急ではないが距離が長いため登坂車線がいくつか設けられており、1ヶ所目は福井r135交差点にある。

194.2ヶ所目の登坂車線 195.木根橋スノーシェッド 196.3ヶ所目の登坂車線
 2ヶ所目の登坂車線が終わって程なくしてスノーシェッドをくぐり、さらに木根橋トンネルをくぐる。その後左に180度カーブして滝波川を渡って進行方角を東から西に転じ、少しだけ滝波川の右岸を走った後に右にカーブして川から離れていく。その際に3ヶ所目の登坂車線を通り、その後はやや急な上り勾配だが走りやすい2車線道路を走る。

197.スノーシェッドの上には水力発電用(?)の送水管あり 198.美山橋 199.標高は700m近い
 進行方角を再び東に戻す右カーブにはスノーシェッドが設けられておりその上には水力発電用と思われる送水管が通っている。カーブの多い急勾配2車線道路でひたすら標高を上げる。時折市街地を見下ろすような場所を通るが、標高は700m程度と驚くほど高い位置を走っている訳ではない。

200.スノーシェッドの先にr135が交差 201.谷トンネル 202.石川県白山市に入る
 右にカーブしているスノーシェッドを出た所にr135が交差している。滝波川の谷筋をトラバースして言えるR157に対してr135は直線的なルートを取っている。ただし、あくまでトラバースルートに比べて直線的という意味であって、走りやすい直線道路を意味しているのではない。
 長山町交差点から約16.0kmで谷トンネルに入る。全長1462mと比較的長いトンネルで中ほどに県境があり、石川県白山市に入る。岐阜・福井県境の温見峠は一流の酷道だったが、福井・石川県の谷峠は長大トンネルで容易に越えられる。

203.石川県側は下り勾配 204.チェーン着脱場は幹線道路の証? 205.平岩覆工
 谷トンネルからも2車線道路が続いており、やや急な勾配を下る。福井県側と比べて急なカーブがほとんどないため走りやすさという点においては石川県側に軍配が上がる。県境からさほど走らないうちに最初の集落の大道谷を通過し、大道谷川沿いの谷筋を淡々と下る。チェーン着脱場が設置されているという事はそれなりの幹線道路の役割を担っているのだろうが、交通量は非常に少ない。

206.白峰大橋 207.石川r33白峰交差点 208.白峰隧道はスノーシェッドが接続
 白峰大橋を渡って大道谷川の左岸に移り、程なくして石川r33白峰交差点を通過する。交差点の周辺には比較的大きな白峰集落がある。白峰交差点付近は大道谷川流域を走っているが、白峰隧道の南で大道谷川は手取川に注いでいるため以北は手取川沿いとなる。手取川沿いとは言えこの辺りは手取川ダムが造る手取湖畔と言った方がより正確かもしれない。

209.白山恐竜パーク白峰の出入口 210.赤谷第二隧道 211.赤谷第一スノーシェルター
 ダム湖畔の2車線道路を緩やかに下りながら快走する。市街地から見てダムよりも奥に位置しているが、改良された2車線道路のため走りにくさは感じない。ダム湖畔に忠実に沿っておらず、複数のトンネルや橋梁で直線的に走り抜けている。

212.鴇が谷大橋 213.釜谷第一隧道 214.東二口第一隧道の先で法面崩落のため片側交互通行規制あり
 前述の通りダム湖の傍を走っている箇所は少なく、景色を楽しむためのドライブルートとしてはいささか面白みには欠けると言わざるを得ない。同時に湖畔に忠実に沿った狭路酷道でもないため酷道マニアにも物足りないと言える。谷峠区間の最北のトンネルである東二口第一隧道の北で法面崩落のため片側交互通行規制が敷かれていたが、これは復旧工事が終われば2車線に戻ってしまうため酷道とは言えないだろう。

215.少し変わった形状のスノーシェッド 216.手取川沿いの急勾配を下る 217.R360瀬戸野交差点を左折
 手取川ダムを過ぎた所ではやや急なカーブがあるが、2車線道路なのでさほど走りにくいとは感じない。右の急カーブを曲がってから女原橋で手取川を渡って、左カーブで180度進行方角を変えた後に女原交差点を通過する。交差点の南には旧尾口村の役場、現白山市役所支所がある。
 女原交差点からも下り勾配が続いており手取川沿いに大きく右にカーブして川から少し距離を置いた所で勾配が緩やかになる。勾配が落ち着いた所でR360瀬戸野交差点に突き当たり、左折して金沢・鶴来方面に進む。案内標識のR360には多くの地名が表記されているが、分断区間を擁するせいかどれも石川県内のものである。R360の分断区間は有料の白山スーパー林道により繋がっているため、トレースに無駄な迂回を必要としない。ただし、2輪車は通行できない。

国道157号 part5