国道148号

R147大黒町交差点〜R8横町交差点
大町市→白馬村→小谷村→
→糸魚川市

1.R147・R406・長野r31・r474大黒町交差点 2.R147・R406重複区間 3.R147・R406・長野r326一中東交差点を右折
 長野県大町市の中心部の北部に位置するR147R406・長野r31・r474大黒町交差点がR148の起点であり、ここから北上して日本海に面した新潟県糸魚川市に向かう。かつては大黒町交差点から北に向かう道路がR148・R406の現道であったが、2011年4月に国道の指定から外されている。しかし依然として大黒町交差点はR147とR148とR406の起点のままであり、交差点から西に向かう道路は国道に指定されたままである。
 大黒町交差点から2車線道路を約400m西に進むと大町バイパスとの一中東交差点に至る。大町バイパスのうち、一中東交差点の南側はR147に、北側はR148とR406に指定されている。よってR148トレースであれば右折して糸魚川・白馬方面に進む。

4.大町バイパスは片側2車線 5.長野r45俵町1交差点 6.長野r31南借馬交差点を左折
 一中東交差点からは片側2車線とバイパスらしい道路状況となる。800m程走ると長野r45俵町1交差点を右にカーブしながら通過し、その先で長野r31南借馬交差点に至る。この交差点が大町バイパスの北端であり、左折するとバイパス区間が終わる。右折の大町市街方面のr31がR148(とR406)の旧道である。

7.南借馬交差点からは2車線 8.長野r393(?)木崎湖入口交差点 9.木崎湖トンネル
 南借馬交差点からは車線が減って対面2車線道路になる。歩道があるのは交差点から約700mまでで、それ以降は歩道がないため積雪期の通行は人車ともに厳しい状態である事が推測される。しかし、雪が積もっていなければほぼ平坦で直線的な快走路である。信濃木崎駅の南西で長野r325との交差点を通過し、緩やかな左カーブの先で長野r393木崎湖入口交差点を通過する。交差点手前の案内標識には右折する道路がr393とされているが、ウォッちずでは県道色に塗られていない。
 木崎湖入口交差点を過ぎると右にカーブしながら勾配を上ってJR大糸線をオーバーパスする。線路の上を通過しても下りにならず上りが続き、そのまま木崎湖トンネルに入る。

10.稲尾駅の東を通過 11.JR大糸線とともに木崎湖畔を走る 12.大町市平海の口
 木崎湖トンネルを出てJR大糸線の東側を並走していると長野r393稲尾駅前交差点を通過して、直後に稲尾駅の東側を通過する。待合室のような建物があるだけの簡素な駅でローカル感に溢れているが、電化されており国道からも視認しやすい。その後は大糸線とともに木崎湖の湖畔を北上する。カーブが多いものの曲線半径が大きいものがほとんどのため快走路と言える状況である。

13.チェーン着脱場が多い 14.上り6%勾配 15.長野r324とのランプに中央分離帯がある
 海ノ口駅付近で木崎湖の北端付近を通り過ぎ、農具川の谷筋を走る。谷筋と言っても比較的開けており勾配もさほど急ではないため、走りにくいと感じるような道路状況ではない。中綱湖の東の勾配は6%とやや急だが直線的で見通しが良いため快走する事ができる。青木湖の南端付近で交差している長野r324とはランプ形状となっており、r324からR148糸魚川方面への合流及びR148糸魚川方面からr324への流出部分だけ中央分離帯が設置されている。

16.青木湖1号トンネルと2号トンネル 17.青木湖3号トンネル 18.青木湖4号トンネル
 ヤナバスキー場前駅を通過すると青木湖1号トンネルと2号トンネルを相次いでくぐり、少し走ると3号トンネルと4号トンネルもくぐる。3号トンネルと4号トンネルは50mと短く、切通しでも問題ないように見える。

19.新佐野坂トンネル 20.旧道との佐野坂交差点 21.急カーブが連続
 青木湖4号トンネルからすぐに次のトンネルに入るが、これは5号トンネルではなく新佐野坂トンネルという名称である。佐野坂トンネルには旧道のトンネルとして残っており、通行も可能である。トンネルに限らず青木湖畔の旧道は国道の指定こそ外れているが通行できるようで、トンネル主体で景色が面白くない現国道よりも変化に富んだドライブができるかもしれない。
 新佐野坂トンネルを出ると旧道との佐野坂交差点を通過して白馬村に入る。佐野坂交差点からは下り勾配となり、やや急なカーブが多い2車線道路を走る。東側にJR大糸線が並走しているはずなのだが、少し高い位置を走っているうえに樹木が生い茂っているため鉄道設備は見えない。

22.佐野集落 23.道の駅「白馬」 24.白馬村大字神城飯田
 佐野集落に入るとカーブは落ち着いて勾配も緩やかになる。緩やかにアップダウンしている直線基調の2車線道路を走っていると道の駅「白馬」を通過する。周囲にはペンションやスキー場が多く、寂しげな雰囲気はあまり感じられない。

25.JR大糸線をオーバーパス 26.長野r33の飯森陸橋の下を通る 27.長野r33交差点
 飯森駅付近で緩やかに左にカーブしながら勾配を上り、JR大糸線をオーバーパスした後に右にカーブしながら勾配を下る。平坦になった所で長野r33の飯森陸橋の下を通過し、その先でr33との交差点を通過する。スキーシーズンはR148が渋滞する事が多いようだが、それを回避するルートに当たるのがr33である。

28.平川橋 29.白馬村の中心部に差し掛かる 30.R406交差点
 長野r33交差点を通過してすぐに平川に架かる平川橋を渡り、JR大糸線の西側をカーブのない直線基調の2車線道路を走る。白馬村の役場付近など路面がコンクリート(?)舗装となっている場所があるが、積雪や除雪、塩カル対策なのだろうか。
 長野r322白馬駅前交差点を通過してすぐにR406北城交差点を通過するが、ここでR406が戸隠・鬼無里方面に分岐するため、ここでようやくR148の完全な単独区間が始まる。大黒町交差点から約23.9kmの距離である。

31.センターラインが消えかけている 32. 33.「糸魚川50km 小谷9km」
 R406交差点から少し進むと沿線の建物の密度が低くなるが、道路状況には大した変化がなく走りやすい2車線道路が続いている。信濃森上駅付近で長野r433岩浜入口交差点を通過するが、その手前の新井集落から小谷村下里瀬までは雨量通行規制区間である。標識によると時間雨量が40mmまたは連続雨量が130mmを超えると通行止になる。規制区間に入ったからと言って道路状況が劣悪になる訳でもなく、これまでと変わらず快走できる道路が続いている。

34.アップダウンとカーブが連続 35.小谷村に入る 36.正面にJR大糸線のスノーシェッドが見える
 姫川第二ダムの近くの楠川大橋からは上り勾配となり、カーブが多い谷筋を走る。とは言え勾配もカーブも緩やかなので酷道と言える状況ではない。姫川の対岸を走るJR大糸線と並走しながら谷筋を走っていると松沢を渡って小谷村に入る。小谷村に入ってすぐに栂池大橋を渡り、白馬大池駅の西側を通過して少し走ってから川上橋で再び姫川を渡る。

37.高橋洞門 38.下り5%勾配 39.長野r433交差点
 高橋下洞門と高橋洞門を通過してから程なくして谷筋が少し開けた状態になる。5%の勾配を下った先で長野r433交差点を通過する。信濃森上駅付近で交差したr433だが、重複していたのではなく別のルートで村境を越えている。それだけ聞くと旧道の狭路を思い浮かべるかもしれないが、r433沿線にはスキー場がありリゾート施設も多いため2車線区間が多い。狭いのは小谷村内のR148交差点に近い区間である。

40.小谷村の中心部に差し掛かる 41.村役場付近は若干狭苦しさを感じる 42.姫川沿いが続く
 姫川に沿ってカーブの多い2車線道路を走っていると月岡橋を渡って小谷村の中心部に差し掛かる。小谷村役場の南には南小谷駅があるが、JR西日本とJR東日本の境界駅となっている。駅を境に南側がJR東日本が管轄しており前述の通り電化されているが、JR西日本が管轄している北側は非電化区間である。南小谷駅の真ん前で柳瀬橋を渡り、左岸に移って小谷村役場を通過する。役場の周辺はセンターラインがない(消えている?)が2車線分の幅があるため乗用車同士であれば離合に気を遣う事もない。小谷村の中心部を過ぎてからも対岸のJR大糸線ととに姫川沿いを走る。

43.長野r330下里瀬交差点と下里瀬トンネル 44.平倉トンネル 45.下り勾配が続く
 姫川沿いの快走路を走っていると長野r330下里瀬交差点を通過し、そのすぐ先で下里瀬トンネルに入る。白馬村の中心部の北の新井北城新田から始まった雨量通行規制区間の北端がこの下里瀬であり、規制区間の中に小谷村の中心部を含む形になっている。
 下里瀬トンネルを出るとすぐに姫川に架かる橋を渡ってから中土トンネルに入るが、トンネル間にはスノーシェッドが切れ目なく設置されている。中土トンネルを出た直後に長野r114小谷温泉口交差点を通過して平倉トンネルに入る。平倉トンネルにはスノーシェッドが繋がっており、交差点部分だけが開けた状態となっている。平倉トンネルを出て右にカーブした先で外沢トンネルを通過する。下里瀬トンネルから外沢トンネルまで短距離のうちにトンネルが連続しているが、全てのトンネルが内部でカーブしている。外沢トンネル以北もカーブの多い状態が続く。

46.道の駅「小谷」 47.塩坂トンネル 48.湯原トンネル
 北小谷駅の南の小谷大橋でJR大糸線と姫川を一気に通過し、少し走ると道の駅「小谷」を通過する。この「小谷」付近から県境の区間も雨量通行規制区間であり、連続雨量20mm超、時間雨量80mm超で通行止になる。
 道の駅から少し走ると緩やかな上り勾配となり、塩坂トンネルと湯原トンネルを相次いで通過する。トンネルの間の湯原集落には旧道が交差しており、特に県道と示す者は存在しないが、ウォッちずでは県道と表記されている。

49.新潟県糸魚川市に入る 50.大所トンネル 51.山之坊トンネル
 湯原トンネルを出た直後に國境橋を渡るが、その名称が示す通りこの橋(清原沢)が長野県と新潟県の県境である。新潟県糸魚川市に入ってすぐに旧道である新潟r375との交差点を通過し、大所トンネルと山之坊トンネルを続けて通過する。トンネルの間には新潟r505が通っているが、かなり高低差のある位置を走っているため接続してない。

52.旧道との平岩交差点 53.山間部だが走りやすい 54.茶臼トンネル
 山之坊トンネルを出ると旧道との平岩交差点を通過し、直後に新潟r483との交差点を通過する。平岩交差点を右折して市道を進むとJR大糸線の平岩駅に行く事ができる。また、國境橋以北は新潟県糸魚川市域だが、姫川の対岸は長野県小谷村に属しており集落も存在している。
 県境となっている姫川の左岸を北上するが、山間部の割に勾配が緩やかでヘアピンカーブのような急カーブもなく、2車線が確保された道路なので走りやすい状況と言える。県境から約7.9km走ると茶臼トンネルに入る。この茶臼トンネルから赤石平トンネル、そして小滝トンネルにかけての約5.7kmに渡ってスノーシェッドが設置されている。トンネル及びシェッド内も2車線道路だが、小刻みなカーブが多く対向車がセンターラインを割って来る事もあるので油断はできない。なお、トンネル間のスノーシェッドは構造が異なっている事から一気に建設されたのではなく何度か追加で建設されて繋げられてたものと推測される。

55.新潟r483交差点 56.大前洞門 57.唐沢洞門
 小滝トンネルを出た直後に小滝駅の南を通過し、姫川の左岸を走っていると新潟r483が交差している右の急カーブを曲がって大正橋を渡り、左岸で新潟r526との交差点を通過する。このr526のR148寄りの区間は1995年(平成7年)の7.11水害によって損壊しており、20年という年月が経過した現在はほぼ廃道状態になっている。
 r526交差点のすぐ先で緩やかな勾配を上ってJR大糸線の大前トンネルの上を通過してから大前洞門に入る。左にカーブしている大前洞門の中を走っていると右にカーブしてそのまま大前トンネルを通り抜ける。大前トンネルの北側の坑口付近にはJR大糸線が上を通過している。大前トンネルを出てすぐに次の唐沢洞門に入り、さらに根小屋洞門を通過する。

58.袴岩 59.JR大糸線との最北の跨線橋 60.中山洞門と大糸線の中山トンネル
 根小屋洞門の直後の左側に巨大な岩があり、袴岩と名付けられている。その岩からはこれまでの谷筋から風景が変化して比較的開けた状態を走る。緩やかなS字カーブでJR大糸線をオーバーパスして以降は直線的でほぼ平坦な2車線道路となる。新潟r225根知谷入口交差点を通過してから程なくして左にカーブして中山洞門に入る。すぐ東にはJR大糸線の中山トンネルがある。

61.中山橋 62.新潟r156交差点 63.姫川駅を過ぎた所で左にカーブ
 中山洞門を出ると山本橋で姫川を渡り、山本集落を通り過ぎた先でやや急な右カーブを曲がって中山橋で再び姫川を渡る。中山橋以降も直線的かつ平坦な2車線道路が続いており、徐々に沿線の建物が増えてくる。姫川駅の傍を通過した直後、JR大糸線の水前トンネルの坑口付近で左にカーブすると短距離ながら沿線の家屋が途絶える。

64.新潟r222上刈5交差点 65.北陸道 66.糸魚川IC
 姫川沿いの山裾を右にカーブしていると新潟r222上刈5交差点を通過し、少し進むと北陸道本線と糸魚川ICの流入出路の下を通って糸魚川ICを通過する。糸魚川ICから北は糸魚川市の市街地を言える場所に差し掛かるため、周囲の建物が増える。

67.JR北陸本線と北陸新幹線 68.新潟r222横町南交差点 69.R8横町交差点
 新潟r222のバイパスとの交差点の手前から緩やかな勾配を上って上刈跨線橋でえちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン(旧JR北陸本線)を越えた直後に北陸新幹線の高架下を通過する。跨線橋からの緩やかな勾配を下り切った所で新潟r222の現道との横町南交差点を通過し、150m程進むとR8横町交差点に突き当たる。一桁幹線国道との交差点だが、なぜか案内標識が設置されていなかった。グーグルストリートビューでは案内標識の写真が確認できるため、何らかの理由で撤去されたものと思われる(支柱ごと更新される予定?)。なお、交差点の奥は防波堤で日本海に面している場所である。