国道144号

R18中央東交差点〜R145羽根尾交差点
上田市→
 →嬬恋村→長野原町

1.R18中央東交差点 2.「長野原50km 菅平24km 真田7km」 3.上り勾配で市街地を離れる
 長野県上田市の北東に位置するR18中央東交差点がR144の終点であり、ここから県境の鳥居峠を経て群馬県長野原町の起点に向かう。中央東交差点から約700m西にR18・R141の中央北交差点、約3.9km西にR18・R143の上塩尻東交差点、約5.1km南東にR18・R152大屋交差点があり、市内に複数の国道の起終点がありながらその場所は分散している。
 中央東交差点からR144に進むと右カーブを曲がり、その後は緩やかな上り勾配となる。中央東交差点の位置自体が市の中心部の外れと言える場所であり、勾配のある場所のため沿線の建物は少ない。

4.浅間サンラインとの古里西交差点 5.周囲には商業施設が多い 6.R18上田バイパスとの住吉交差点
 上り勾配が終わってほぼ平坦な状態になった所で浅間山麓広域農道、通称浅間サンラインとの古里西交差点を左にカーブして道なりに通過する。沿線に郊外型の商業施設が建ち並ぶ中を走っているとR18上田バイパスとの住吉交差点を通過する。上田バイパスは南端部分が現道と接続していないが、市道を走ることで現道まで行く事は可能である。

7.「長野原46km 菅平21km 上田菅平IC0.8km」 8.上信越道の上田菅平IC 9.長野r180住吉北交差点
 住吉交差点を過ぎると片側2車線道路になり、沿線には商業施設も多い。早朝のため交通量は少ないが、上田市の市街地と上信越道を結ぶルートのため、昼間は交通量が多いと思われる。住吉交差点から約800mで上田菅平ICを通過する。左折車線が上田菅平ICへの左折専用車線となるかのような案内だが、左側車線も直進可能である。上田菅平ICを過ぎた直後に長野r180住吉北交差点を右にカーブしながら通過する。上田菅平ICと住吉北交差点の間にはかつて上田交通の真田傍陽線があったが、1972年に廃線となっておりその痕跡はほとんど見られない。

10.右側車線が減少 11.上信越道の樋ノ沢橋 12.上田市上野
 住吉北交差点から少し進むと右側車線が減少し、左カーブの先で上信越道の樋ノ沢橋の下をくぐり、以降は対面2車線道路になる。沿線の建物は一般的な家屋が中心となり、長閑な雰囲気が漂ってくる。

13.川久保橋と長野r176下原交差点 14.上田市真田町本原大畑 15.交通量は少ない
 神川に架かる川久保橋を渡った直後に長野r176下原交差点を通過し、緩やかな左カーブを曲がる。家屋と商業施設が混在している中を走っていると右カーブを曲がり、引き続き神川の流域を走る。

16.長野r35荒井交差点 17.2車線快走路を走る 18.長野r175(?)との交差点
 右カーブが終わった所で長野r35荒井交差点を通過する。左折してr35で神川の対岸に移ると旧真田町の役場(現在の上田市役所真田地域自治センター)がある。R144は引き続き神川の左岸流域を走っているが、勾配が緩やかで直線基調なので非常に走りやすい道路状況である。緩やかに左にカーブしている場所で信号機のない交差点と信号機のある真田交差点を通過する。前者は長野r175との交差点に見えるが、交差点から80mの区間がウォッちずでは県道を示す黄色に塗られていない。まだ、真田交差点から右前方に延びている市道はR144の旧道と思われる。

19.神川の左岸を走る 20.長野r4横沢交差点 21.菅平発電所の前を通過
 長野r175(?)交差点を通過した後に緩やかな右カーブを曲がり、非常に緩やかな上り勾配の2車線道路を走る。左側に建物はほとんど建っていないが、これは神川があるためである。上田交通真田傍陽線の終着駅であった真田駅跡を通過する。下原交差点の北からは上田交通真田傍陽線が並走していたが、道路に転用されている区間も多く痕跡はほとんど残っていない。
 長野r4横沢交差点を過ぎると沿線の家屋がほとんどなくなり山間部区間に突入する。湯ノ平橋を渡った先でやや急な右カーブを曲がり、菅平発電所の前を通過する。下流には横沢第一発電所と横沢第二発電所もある。

22.チェーン着脱場を通過 23.大日向集落の西側を走る 24.大日向集落
 神川の右岸を走っていると大日向集落に差し掛かるが、集落の西側に造られたバイパスと思われる道路を走っているため沿線の家屋は少ない。旧道と合流した後は集落の東側を通っており沿線にも少なからず家屋が建っている。

25.R406菅平口交差点 26.R406菅平方面は急勾配 27.土合橋付近はヘアピンカーブ
 中央東交差点から約14.5kmでR406菅平口交差点を通過する。案内標識に表記されていないが、この交差点から長野原方面はR406が重複している。神川沿いを走っていると大洞川と名称を変えた川の右岸を走り、土合橋を渡りながら右のヘアピンカーブを曲がって大洞川の左岸を走る。左カーブからは渋沢川の右岸を走る。

28.渋沢集落 29.山間部だが快走路 30.長野r182交差点
 渋沢川の右岸を走っていると渋沢集落を通過する。県境に近いが川に沿った比較的細長い集落が形成されている。集落が途切れてからも道路状況に変化はなく上り勾配の2車線道路を走る。渋沢川に架かる渋沢橋を渡った先で右急カーブを曲がるが、その途中で長野r182交差点を通過する。r182は冬季閉鎖区間が存在しているが、案内標識にその期間(12月1日〜3月31日)が明記されている。

31.急勾配を上って行く 32.群馬県嬬恋村に入る 33.群馬県側の勾配は緩やか
 長野r182交差点からは渋沢川から離れて県境の鳥居峠に向かって勾配を上って行く。菅平口交差点から約5.6kmで鳥居峠を越えて群馬県嬬恋村に入る。嬬恋村側は勾配が緩やかでカーブも少なく非常に走りやすい道路状況である。

34.カーブの少ない快走路 35.「R292志賀草津道路 凍結のため通行止」 36.つまごいパノラマラインとの交差点
 利根川水系の吾妻川の流域を下っていると古永井集落を通過する。集落の手前に電光掲示板が設置されており、そこにはR292の志賀草津道路が凍結のため通行止という情報が表示されていた。例年であればゴールデンウィークまでには冬季閉鎖も解除されるのだが、2019年は寒気により冬季閉鎖解除後に通行止となっている。ちなみにR406の走行時(2018年7月14日)は草津白根山の火山活動に伴う噴火警戒レベルが引き上がられたため通行止であった。
 家屋が点在する古永井集落を走っているとつまごいパノラマラインとの交差点を通過する。広域農道として造られたパノラマラインはドライブルートとしても人気があるらしい。

37.長野r94田代交差点 38.バイパスのため沿線の建物は少ない 39.新田代橋
 緩やかな勾配を下っていると田代集落を通り抜ける旧道との交差点を右にカーブしながら通過し、程なくして群馬r94田代交差点を通過する。案内標識には南側の道路にしかヘキサが表記されていないが、ウォッちずでは北側もR144(R406重複)の旧道との交差点まで県道として表記されている。田代交差点以降も田代集落の南を快走し、新田代橋を渡った直後に旧道と合流する。

40.雨量通行規制区間に入る 41.吾妻川の谷筋を走る 42.水力発電用の送水管に4.6mの制限高あり
 新田代橋からは吾妻川に沿っている。山間部の谷筋を走っているが、勾配が緩やかで急なカーブも少なく走りやすい道路状況と言える。水力発電用と思われる送水管の下をくぐるが、4.6mの制限高が設定されている。

43.長井川原集落 44.標高は1000m程度 45.大笹集落
 長井川原集落を通り抜けた後に鳴岩橋で吾妻川の右岸に移り、しばらく集落のない状態を走るが、道路状況は良好で走りやすい2車線道路が続いている。鳴岩橋を渡ってから程なくして大笹集落に入る。

46.群馬r235大笹交差点 47.大笹交差点からは集落内の下り勾配 48.嬬恋橋と群馬r112交差点
 大笹集落の中ほどで群馬r235大笹交差点を通過する。その後も集落は続いているが、やや急な勾配を下る。左にカーブした後に嬬恋橋を渡り、群馬r112交差点を道なりに右へカーブしながら通過する。

49.嬬恋村大前 50.嬬恋村役場の前(下)を通過 51.西窪橋
 群馬r112交差点からは嬬恋村の中心部と言える場所と通っているが、村役場が存在しているだけで家屋が密集している訳ではない。吾妻川の対岸に大前駅があり、JR吾妻線の終着駅でもある。村役場の前を通過してから少し走った後に唐沢橋を渡り、JR吾妻線と並走しながら西窪橋を渡る。

52.JR吾妻線の三原トンネルが見える 53.笹平交差点 54.群馬r59三原大橋交差点
 西窪集落を通り過ぎた後に栄橋を渡る。唐沢橋、西窪橋、そして栄橋の3つの橋で渡っている河川は全て吾妻川である。その後は吾妻川の右岸を走り、鬼押ハイウェーとの笹平交差点を通過し、その直後にJR吾妻線の万座・鹿沢口駅の前を通過する。駅は高架化されておりロータリーは国道の反対側に設置されている。吾妻線と隣接した状態を並走していると群馬r59三原大橋交差点を通過する。

55.吾妻川とJR吾妻線の間を走る 56.群馬r241交差点 57.新三原大橋
 三原大橋交差点以降もJR吾妻線と隣接した並走が続いているが、群馬r241交差点を左にカーブしながら通過すると線路から離れる。さらにカーブした先で新三原大橋を渡って吾妻川の左岸に移る。

58.新三原橋交差点 59.嬬恋村三原 60.吾妻川の左岸を走る
 新三原大橋を渡り終えて右カーブを走っていると新三原橋交差点を通過する。ここで交差している村道はR144の旧道であり、道なりに走ればR144・群馬r59との三原大橋交差点に戻る。
 新三原大橋以降は吾妻川の右岸を走る。これまでと同様に勾配はほとんどない2車線道路を走る。蛇行する吾妻川に沿っているためカーブはあるものの特別急なものはないので走りやすい道路状況である。

61.幅員減少の警戒標識が立っているが… 62.嬬恋村今井 63.JR吾妻線
 今井発電所の手前で幅員減少の警戒標識が立てられているが、標識を過ぎても道幅が狭くならない。半出来温泉のある半出来集落を通過してやや急な右カーブを曲がった先でJR吾妻線の橋梁の下を通過する。この橋梁には4.3mの制限高が設定されている。

64.長野原町に入る 65.左側は遺跡ではなくJR吾妻線(とロックシェッド) 66.長野原町羽根尾
 吾妻川に沿って走っていると長野原町に入る。山側に遺跡のような構造物が現れるが、これはJR吾妻線とロックシェッドである。ロックシェッドがなくなった所で羽根尾集落に差し掛かる。

67.吾妻川とJR吾妻線の間を左にカーブ 68.R145・R146・R406羽根尾交差点
 両側に歩道が現れた後にR145R146・R406羽根尾交差点に至る。この羽根尾交差点はR144、R145、R146の起点であり、連続する3本の国道の起点という珍しいスポットである。以前は「国道三起点」と描かれた標識が設置されていたが撤去されていた。なお、R406は嬬恋方面のR144と中之条方面のR145に重複している。