国道139号
part3

R20大月橋東詰交差点〜R411深山橋交差点
大月市→小菅村→
→奥多摩町

137.天王橋 138.山梨r502大月駅前交差点 139.R20高月橋入り口交差点を左折
 R20大月橋東詰交差点を右折した直後に富士急行の上に架けられた天王橋を渡り、山梨r512との交差点を通過する。市の中心部と言える場所を通る二桁国道との重複区間ながら現道のため対面2車線である。
 山梨r512大月駅前交差点を通過する。r512は交差点の名称が示す通りJR中央本線と富士急行の大月駅の入口に当たる。右折するとR20大月バイパスに行く事ができるが、県道には指定されていない。
 大月橋東詰交差点から約1.1km走ると高月橋入口交差点に至り、左折して小菅方面に進む。大月橋東交差点〜高月橋入口交差点はR20大月バイパスの現道区間にあり、現道が降格した場合はR20との重複区間が解消される。

140.「丹波山31km 小菅24km」 141.駒橋 142.高月橋
 R20から分岐してすぐに駒橋でJR中央本線の上を越え、大月市民会館入口交差点を通過した直後に高月橋を渡って岩殿山の麓を右にカーブする。高月橋には歩道用の橋とともにかなり高い欄干が取り付けられている。下を流れる桂川との高低差からして投身自殺防止を図る用途と思われる。

143.高月橋以降は上り勾配 144.西山橋 145.東側は開けている
 高月橋を渡り終えてからはやや急な勾配を上って西山橋を渡る。橋の下にはE68中央道の下り線の右ルートがあり、その直前に下り線の左ルートの岩殿トンネルの上を通っている。カーブが連続する急勾配を上っているとE68上り線の岩殿トンネルの上を通り、左カーブを曲がって進行方角を北に転ずる。東に葛野川が流れており視界が開けている。

146.センターラインがなくなる 147.神宮橋 148.神宮橋以降も狭い
 センターラインがなくなるが、道幅は1.8車線幅程度と乗用車であれば問題なく通行できる幅はある。センターラインが復活した後にやや急な右カーブを曲がって神宮橋を渡る。橋を渡り終えた直後に再びセンターラインがなくなる。

149.右直角カーブあり 150.上畑倉集落 151.市道との交差点を道なりに右へ進む
 下畑倉集落から上畑倉集落にかけては1.5車線幅と狭いうえに1ヶ所だけ直角カーブが存在している。カーブミラーは設置されているものの見通しは悪く、対向車が中型車以上であれば道路中央をはみ出してくる可能性が高い。直角カーブからは勾配が落ち着くが道幅は狭いままである。奥山・日影集落に至る市道との交差点は道なりに右方向へ進む。直進方向が市道だが止まれの路面標示があるため誤ってそちらに進んでしまう可能性は低いだろう。

152.市道との交差点以降は下り勾配 153.大沢橋 154.舗装の状態は良いとは言い難い
 市道との交差点からはやや急な勾配を下って左にカーブした後に右ヘアピンカーブを曲がる。その先の大沢橋の前後に急カーブがある。小和田集落に至る市道が交差している左の急カーブからはカーブは落ち着く。

155.田無瀬集落は1.0車線幅 156.山梨r505交差点を一旦停止してから左折
 田無瀬集落に入ると1.0車線幅とさらに狭くなるうえに両側に家屋が建ち並んでおり見通しは悪い。山梨r505との交差点は道なりに左方向だが、国道に一時停止の義務がある。R139小菅方面とr505が優先であるかのような状態だが、r505も狭路区間が多く決して走りやすい道路状況ではなくバイパスとして機能しているとは言い難い。

157.山梨r505交差点の直後はセンターラインなし 158.葛野川の谷筋を走る 159.山梨r511交差点
 山梨r505との交差点の直後は1.8車線幅だが、すぐにセンターライン付きの2車線道路になる。が、100mほど走ると1.8車線幅に戻ってしまう。その後しばらくは1.5〜1.8車線幅狭路が続く。葛野川に沿っており勾配は比較的緩やかである。センターラインが復活して2車線道路を走っていると山梨r511交差点を通過する。

160.吉平集落 161.瀬戸小学校跡の前を通る 162.制限速度は40km/h
 山梨r511交差点を過ぎてからもセンターライン付きの2車線道路が続く。勾配は緩やかでカーブは数こそ多いものの緩やかなものが大半である。小規模な集落が断続的に続いているせいもあってか、制限速度は40km/hと低めに設定されている。

163.「奥多摩34km 小菅14km」 164.中風呂集落 165.終了間際の拡幅工事箇所
 八坪集落では奥多摩町と小菅村までの距離が表記された案内標識が確認できる。どちらも数字に変更が加えられているが、松姫トンネルの供用に伴うものだろう。ちなみに以前は奥多摩まで48km、小菅まで27kmであり、10km以上も短くなっている。中風呂集落からはセンターラインが途切れる箇所もあるが距離は短い。上和田集落の手前には法面を削って拡幅されている箇所があるが、路面の整備がまだ残っている様子であった。

166.上和田小学校跡の前を通る 167.建設中の上和田トンネル 168.上和田トンネルの現道区間
 上和田小学校跡も前を通過するが、その手前に上和田バイパスの接続予定地点があり、バイパスは小学校跡の裏手を通っている。小学校跡を過ぎるとバイパスとの接続予定地点を通過するが、その前方には建設中の上和田トンネルが視認できる。トンネル自体は完成していて扁額も取り付けられていたが、トンネル手前がまだ舗装されていない。上和田トンネルの現道は葛野川に沿った1.8車線幅道路である。

169.上和田トンネルの北側坑口の脇を通る 170.上和田2号トンネル(仮称)の現道区間も狭い 171.上和田2号トンネルの建設も始まっている
 上和田トンネルの北側の坑口の傍を通った直後に上和田2号トンネル(仮称)が造られる計画だが、こちらは掘削の前の段階であった。2号トンネルの現道も1.8車線幅とやや狭く程なくして北側坑口付近を通過する。

172.唐沢トンネル 173.唐沢橋 174.深城橋
 上和田2号トンネル(仮称)の北側坑口接続予定地点の直後は1.8車線幅だが、唐沢トンネルからセンターライン付きの2車線道路になる。唐沢橋を渡った直後にシオジの森ふかしろ湖の南岸に至る市道が交差している右カーブを曲がって深城橋を渡る。唐沢トンネルから深城橋に架けて複数の橋を渡るが、葛野川に架かっているのは深城橋のみである。

175.深入橋 176.深城ダム管理事務所の前を通る 177.真木小金沢林道との交差点
 釜入橋から深入橋に架けての左カーブを曲がった後に深城ダムの左岸を通る。ダムサイトには管理事務所が置かれており、小菅村寄りには無料で停められる駐車場がある。シオジの森ふかしろ湖の湖畔を走っているとやや急な右カーブの少し先で真木小金沢林道との交差点を通過する。

178.深城トンネル 179.念橋 180.松姫トンネル
 向橋を渡って深城トンネルをくぐって葛野川林道との交差点を通過してからは葛野川から離れてする。先人橋や念橋といった長短複数の橋を渡って右カーブを曲がると松姫トンネルをくぐって小菅村に入る。トンネルの手前の新道築橋の手前に交差している旧道は奈良倉トンネルの手前にゲートが設置されて通行止になっている。ウォっちずでは道築橋のみ県道として表記しているが、大月市側は県道ではなく松姫峠林道になっているはずである。

181.小永田トンネル 182.旧道及び山梨r18との交差点 183.カーブの多い2車線道路を下る
 松姫トンネルを出る手前から左カーブが始まり、トンネルを出て事枡橋と山王橋を渡って小永田トンネルから直線道路になる。下り勾配の小永田橋を渡った先で旧道との交差点と山梨r18との交差点を相次いで通過する。旧道の大月市側は林道になったが、小菅村側は村道になっており、松姫峠まで行く事が可能である。
 r18交差点からは集落のない場所を走る。センターライン付きの2車線道路が続いており、ヘアピンカーブがあるものの勾配は緩やかで交通量も少ないため走りにくいとまでは言えない。

184.道の駅「こすげ」の入口 185.道の駅の入口以降に狭路が残る 186.右折すると奥多摩方面のショートカットが可能
 道の駅「こすげ」に至る村道との交差点を通過した後はセンターラインがなくなり、田元集落では1.0車線幅にまで狭くなる。田元集落で村道との交差点を通過するが、右折して村道を北上して田元橋を渡った先でR139と交差しており、僅かとは言え奥多摩方面へのショートカット路としての機能を持っている。

187.急カーブの直後に小菅橋を渡る 188.山梨r18小菅村役場前交差点を右折
 田元集落を出ると同時にセンターラインが復活し、右の急カーブを曲がって小菅橋を渡る。緩やかな勾配を上った先で山梨r18小菅村役場前交差点に付き当たり、右折して八王子・奥多摩方面に進む。

189.「八王子60km 奥多摩20km」 190.雨量通行規制区間の起点を通過 191.田元橋の北詰を通過
 小菅村役場前交差点からはセンターラインのない1.8車線幅道路になる。やや急な勾配を下り、沿線の家屋が少なくなった所で雨量通行規制区間の起点を通過する。その後はセンターライン付きの2車線道路になり、田元橋の北詰を通過する。前述のとおり、田元橋を通ればR139を僅かながらショートカットできる。

192.小菅川沿いを走る 193.道路状況は良く走りやすい 194.ロックシェッドで守られているのは東向き車線のみ
 小菅川に沿って緩やかなアップダウンとカーブを繰り返す2車線道路を走り、余沢集落を通過する。山岳部の割に道路状況は良く、交通量が少ない事もあって概ね走りやすいと言える。

195.金風呂集落 196.東京都奥多摩町に入る 197.法面工事のため片側交互通行規制中
 山梨県側最後の集落の金風呂集落を通り抜けた後に都県境を越えて東京都奥多摩町に入る。ここで山梨県側の雨量通行規制区間が終わるが、東京都側の雨量通行規制区間が始まる。山梨県側は連続雨量100m超で、東京都側は連続雨量140mm超で通行止になる。

198.舗装工事も行われていた 199.制限速度は30km/h 200.東京r206交差点
 東京都に入ってからもセンターライン付きの2車線道路が続いているが、車線幅がやや狭くカーブが連続しているため制限速度は30km/hと低めに設定されている。小菅川沿いという点に変化はないが、川から奥多摩湖の一部に変わっている。
 小菅川が本流の多摩川に合流する直前で東京r206交差点を通過する。r206の路線名は川野上川乗線といい奥多摩周遊道路の一部である。奥多摩周遊道路であって奥多摩“湖”周遊道路ではない。

201.深山橋 202.R411深山橋交差点
 東京r206交差点のすぐ先でドライブインの前を通って多摩川に架かる深山橋を渡る。その北詰で終点のR411深山橋交差点に突き当たる。400番台国道との交差点が終点という事に違和感を覚えるが、これはR139の制定当初は静岡県富士市〜山梨県大月市だったが、後に東京都奥多摩町まで延伸したという経緯があるためである。