国道139号
part1

R1富士東IC〜R300本栖交差点
富士市→富士宮市→
→富士河口湖町

1.R1・静岡r76富士東IC 2.R1沼津方面からの側道が合流 3.静岡r76・r380今井交差点を右折
 静岡県富士市の市街地の南東に位置するR1・静岡r76富士東ICがR139の起点である。北のr76から進入した場合は案内標識にr76のヘキサのみが表記されているが、南に延びる道路はR139で間違いない。R1沼津方面からの側道が合流した直後の静岡r76・r380今井交差点を右折して田子の浦港方面に進む。富士東ICからの距離は僅か200mで、その距離の短さ故にR139のおにぎりではなくr76のヘキサが表記されているのかもしれない。もっとも、R1の案内標識は上下線どちらもR139のおにぎりが表記されている。

4.白妙橋 5.静岡r171吉原駅入口交差点 6.R1の田子の浦高架橋
 今井交差点からすぐに白妙橋を渡り、その後平坦な直線道路を走っていると緩やかに右カーブしながら静岡r171吉原駅入口交差点を通過する。そのすぐ先でR1の田子の浦高架橋と東海道新幹線の高架橋をくぐる。田子の浦高架橋の下には静岡r171依田橋西交差点がある。

7.岳南鉄道の新国道踏切 8.静岡r172荒田島交差点 9.静岡r172高嶺町交差点
 依田橋西交差点からも平坦な直線道路が続いており、沿線には商業施設が散見される。岳南鉄道の新国道踏切を通過するが、西側に市道との左富士交差点が近接しているため交差点の信号は踏切信号を兼ねている。緩やかな左カーブの先で静岡r172荒田島交差点とr172高嶺町交差点を相次いで通過する。荒田島交差点から北に延びているr172は1.5車線幅と狭いため、高嶺町交差点から北に延びている市道を通行した方が便利である。

10.沿線には商業施設が多い 11.R139富士バイパス・静岡r396青島交差点を右折
 高嶺町交差点からはさらに沿線の商業施設が増える。富士東ICから約3.7kmでR139富士バイパスと静岡r396との青島交差点を右折して富士宮方面に進む。今井交差点〜青島交差点はR1の旧道であり、沿線の商業施設が多いのはかつて一桁国道だった名残だろう。左折の地名が案内されていない道路がR139富士バイパスで約700m南の市道との交差点までの区間とR1江川交差点から100m強の区間しか供用されておらずその間が繋がっていない。このバイパスの全線が供用され、かつバイパスに一本化された場合は富士東IC〜青島交差点間が県道に降格する可能性がある。

12.「甲府74km 富士吉田65km 富士宮10km」 13.静岡r22錦町北交差点 14.国久保2交差点は左斜め前方へ進む
 青島交差点からは正面に富士山を望んだ状態で直線道路を北上するが、走行した日は生憎の曇り空で富士山は見えなかった。富士市役所の近くで片側2車線の市道との錦町交差点を通過した直後に静岡r22錦町北交差点を通過する。r22は旧東海道であり道幅が狭いため錦町交差点で交差している市道を走行した方が便利である。さらに北上して市道との国久保2交差点は左斜め前方に進む。

15.国久保2交差点からは上り勾配 16.富士市浅間上町 17.静岡r353.r414富士ICを右折
 国久保2交差点からは上り勾配と左カーブが同時に始まり、勾配・カーブが終わった後に静岡r353・r414富士ICを右折して西富士道路方面に進む。西富士道路はかつては有料道路だったが、2012年4月1日に無料開放され、その後に現道が国道の指定を外れて西富士道路に一本化されている。富士吉田と富士宮が案内されているr414が旧道である。なお、西富士道路は自動車専用道路のため歩行者や軽車両、125cc以下の2輪車は通行できない。よって、R139のトレースは車両でしかできない。

18.E1東名・富士IC 19.本線に合流する 20.E1東名の本線をくぐる
 富士ICの側道に入ると富士宮方面からの入口に合流し、その後にE1東名の富士ICが分岐する。富士市街方面からの側道と富士宮方面からの側道がそのまま2車線になるのではなく、一旦富士宮方面からの側道に合流した後にR139本線への側道が右方向に分岐する。R139西富士道路の本線に合流した直後にE1東名の本線の下をくぐる。

21.広見IC 22.上り勾配の片側2車線道路が続く 23.E1A新東名・新冨士IC
 上り勾配の片側2車線道路を走っていると市道に接続している広見ICを通過し、交差点からの側道が合流する辺りで静岡r72の中原橋をくぐる。広見IC以北の制限速度は80km/hに設定されており、自動車専用道路である事を実感できる。E1A新東名の新冨士ICを通過するが、E1東名の富士ICとの距離は2,3kmと近い。

24.E1A東名の新冨士高架橋 25.制限速度は80km/h 26.「この先信号交差点 !! 事故多発区間」
 新冨士ICへの側道が分岐してからは2.4%の勾配を下ってE1A新東名の新冨士高架橋をくぐる。E1A新東名の北に静岡r88が並走しているが、R139とは接続していない。左カーブを曲がった後に富士宮市に入るが、その手前には料金所跡がある。無料開放後に料金所のブースはもちろん管理事務所の建物も撤去されている。信号機付きの交差点がある旨の警告がなされている。西富士道路自体は立体交差化されているが、終点は平面交差点となっているためである。

27.静岡r76小泉若宮交差点 28.交通量は多い 29.静岡r180登山道入口交差点
 富士宮市に入ってすぐに静岡r76との小泉若宮交差点を通過する。富士ICから始まった自動車専用道路の終点であり、以降も車線数は変わらないが歩道が設置されており自動車以外も通行可能である。左折して約1.3km先に静岡r414との小泉権現交差点があるが、西富士道路に一本化される以前は富士IC〜小泉権現交差点〜小泉若宮交差点がR139に指定されていた。
 小泉若宮交差点からは交通量の多い片側2車線道路を走る。富士宮市の中心部にも近く沿線には多くの商業施設が建っており交通量も多い。静岡r397中小泉交差点を通過してから程なくしてr76と数メートルにまで接近するが接続はしていない。片側2車線の市道との東高前交差点付近から緩やかな右カーブを曲がって静岡r158東阿幸地交差点を通過する。さらに北上すると静岡r180登山道入口交差点を通過する。r180は富士宮富士公園線という路線名で富士山スカイラインの一部でもあるため、右折する車両が多いようでかなり長い右折車線が設置されている。

30.富士宮市の中心部を過ぎると交通量は少なくなる 31.外神交差点 32.外神交差点以北は自動車専用道路
 登山道入口交差点を過ぎてからも片側2車線道路が続いているが、富士宮市の中心部から離れていくためか交通量は少なくなる。市道との外神交差点を過ぎた直後に側道が分岐する。以北は再び自動車専用道路となるため歩行者と自転車、125cc以下の2輪車は通行できない。車線の数は減らないものの上り勾配が始まるため左側車線が登坂車線で右側車線が走行車線という区分になる。

33.登坂車線+走行車線 34.「法定速度厳守 60キロ」 35.R469北山IC
 北向き車線は登坂車線+走行車線で南向き車線は走行車線のみのため上下合わせて3車線となる。さほど急な勾配ではないが距離が長く、登坂車線がなければ流れが悪くなる可能性が高い。中央分離帯どころかラバーポールすら設置されておらず、法定速度60km/hに設定されている。
 R469との北山ICを通過する。外神交差点以北の自動車専用道路区間はかつては有料道路であり、2つあった料金所のひとつが北山ICに置かれていた。標識が緑色なのも有料道路時代の名残であろう。

36.北山本線料金所跡(?) 37.駐停車禁止 38.ラバーポールが設置されている箇所もある
 R469の北山大橋の手前に上下線どちら側にも簡易駐車帯が設置されている。全体の幅もある事から有料道路時代に本線料金所があったのではと考えている。北山ICからも引き続き上り勾配の3車線道路が続いている。センターライン上にラバーポールが設置されている箇所があるが、側道の出入口付近であり双方の右折ができないようにされている。

39.ガードレール製の中央分離帯あり 40.静岡r72上井出IC 41.登坂車線が終わる
 ガードレール製の中央分離帯が設置された区間が終わった後に静岡r72上井出ICを通過する。側道が分岐した直後に登坂車線が終わり、以降は対面2車線道路になる。外神交差点からの距離は約6.1kmである。

42.上井出IC以北も上り勾配が続く 43.下猪之窪沢橋 44.白糸滝北口交差点
 対面2車線道路になってからも上り勾配が続いている。車線が減ってからの区間もかつては有料道路であり、駐停車は禁止されている。市道との白糸滝北口交差点を通過するが、この市道を南下すると静岡r414との交差点(ラウンドアバウト)に至る事から旧道と思われる。R139富士方面から市道への左折は可能だが、その逆に進む事はできない構造である。

45.白糸滝北口交差点以北は平面交差点がある 46.「積雪時 立往生に注意 冬タイヤ・チェーン必要」 47.観光関連の施設が点在
 白糸滝北口交差点からは制限速度が50km/hとなり平面の交差点もあるが、かつての有料道路区間に含まれている。上り勾配が続いており、積雪時は立往生が発生した事があるようでスタッドレスなりタイヤチェーンなりを装着するようにとの警告がなされている。富士山の麓という条件のため、標高は既に700mを超えている。

48.制限速度は50km/h 49.静岡r75猪之頭入口交差点 50.ゆずりあい車線区間内に交差点あり
 緩やかながらひたすら続く勾配を上り続けていると静岡r75猪之頭入口交差点を通過する。r75は鋭角に右折する方向に接続しており、直角に右折する方向はゴルフ場である。猪之頭入口交差点から約500m走るとゆずりあい車線が現れる。延長は500m程度と短いが、途中には朝霧自然公園の出入口の交差点がある。

51.静岡r414交差点 52.対面2車線道路が続く 53.朝霧さわやかパーキング
 静岡r414との交差点を通過して緩やかな右カーブを曲がっていると朝霧さわやかパーキングを通過する。上下線どちら側にも駐車場があるが、公衆トイレは北向き車線にしか設置されていない。このパーキングは有料道路時代の朝霧料金所跡が転用されている。

54.牧草地が広がっている 55.「立往生に注意 積雪時はチェーン装着」 56.道の駅「朝霧高原」
 朝霧さわやかパーキング付近からは勾配が一旦落ち着くが基本的には上り勾配である。道の駅「朝霧高原」を通過するが、この辺りまでが有料区間であった。白糸滝北口交差点以北は交差している道路も少なくないため、一般的に想像される有料道路よりも出入りは自由だったのかもしれない。

57.「甲府39km 富士吉田30km 本栖6km」 58.晴れていれば景色が良いはず 59.山梨県富士河口湖町に入る
 道の駅を過ぎて有料道路区間が終わってからも上り勾配の対面2車線道路という状況に変化はない。晴れていれば右手に富士山がよく見えるのだが、濃霧のため全く見えなかった。
 標高978mの割石峠を越えると山梨県富士河口湖町に入る。平成の大合併以前は上九一色村だった地域であり、かつての村域の北部は甲府市に、南部は富士河口湖町に分割編入されている。

60.本栖チェーン着脱場 61.富士本栖湖リゾートへの右折・左折車線は閉鎖される時期がある 62.本栖橋
 山梨県に入って少し走ると本栖チェーン着脱場を通過する。かつては公衆トイレがあったが、現在は駐車スペースのみである。さらに進むと富士本栖湖リゾートの前を通る。北向き車線には左折車線、南向き車線には右折車線が設置されているが、入場できない時期は左折・右折車線にラバーポールが設置されて通行できなくなる。本栖橋は5%の下り勾配だが、そこまで急な勾配には思えなかった。

63.法面を崩して歩道を設置中 64.R300本栖交差点
 本栖橋を渡り終えると法面で工事が行われていたが、これは歩道を設置する工事である。幅員減少の警戒標識が示す通り、この区間は歩道がなく狭苦しかった。工事箇所を過ぎていくつかのカーブを曲がると本栖集落に差し掛かり、その中ほどでR300本栖交差点を通過する。案内標識には標示されていないが、ここから先はR300が重複している。

国道139号 part2