国道112号
part3

R112月山道路・月山入口交差点〜R112月山道路・田麦俣交差点
西川町→鶴岡市

96.道路情報にはR112の他に山形r114もある 97.連続ヘアピンカーブで標高を上げる 98.「上り10%勾配」
 月山入口交差点からは現道区間となるが、消えかけているとは言えセンターライン付きの2車線と道路状況としては特別悪い訳ではない。交差点の近くに道路情報板が設置されており、R112の他に月山志津線(=山形r114)の情報も表示されている。また、4.0tの重量制限の標識が設置されているが、月山入口交差点からではなく志津ゲート、r114交差点付近から北の区間が対象である。
 月山入口交差点のすぐ先で右、左とカーブし、その後は連続するヘアピンカーブを曲がる。ヘアピンカーブ区間が終わると8〜10%の急勾配区間が待っている。急カーブ・急勾配だが、センターラインがあるため酷道感は薄い。

99.町道との交差点を右折 100.弓張平公園を通過する 101.町道との交差点を直進
 上り勾配から下り勾配に変化する地点の町道との交点は右折しなければならない。案内標識は設置されているが、センターラインに切れ目がないせいもあって誤って直進してしまう可能性が高い交差点である。なお、案内標識に表記されている通り、この先で合流しているため町道へと進んでも月山方面に行く事は可能である。
 町道との交差点からはセンターラインがないものの乗用車が離合できる幅は確保されている。東側には弓張平公園の芝生が広がっており、程なくして開けた場所を走る。公園だけかと思いきや一般の住宅(別荘?)らしき建物も確認できる。約1.6kmで町道と合流する。逆方向の走行していた場合は直進するだけなのでルートミスする可能性は低い。

102.弓張平公園以北は1.8〜2.0車線幅 103.センターライン付きの2車線道路区間もある 104.志津集落
 弓張平公園の北の町道との交差点を過ぎてからは1.8〜2.0車線幅とやや狭くなる。月山道路が並走している現道とは言え山形r114交差点(≒志津ゲート)の南は集落が存在しているため複数の場所で拡幅工事が行われていた。センターラインが復活して2車線道路になるが、志津集落では2.0車線幅になってしまう。只の集落ではなくほぼ全てが旅館等の宿泊施設である。

105.中沼川橋 106.山形r114交差点 107.志津ゲートと石跳沢橋
 志津集落を過ぎてからは1.8〜2.0車線幅と乗用車の通行にはさほど難儀しない道路状況となっている。緩やかな左カーブの先、上り勾配から下り勾配に変化する地点で山形r114交差点を通過する。r114の起点は月山スキー場であり、積雪量が多いため冬季は閉鎖されており、4月上旬の冬季閉鎖解除後から7月くらいまではスキーができる。
 r114交差点から少し進み、志津ゲートを通過して石跳沢橋を渡る。月山入口交差点付近に設置されていた4.0tの重量制限はこの橋にかけられている。R112の現道はこの志津ゲートより北の区間が冬季閉鎖される。

108.志津橋 109.路肩が軟弱な場所には赤白のポールが立てられている 110.崩れかけている場所もある
 志津ゲートを過ぎてからは1.5〜1.8車線幅と若干狭くなる。路肩が軟弱な場所には赤白のポールが立てられているが、その数は1ヶ所や2ヶ所ではない。崩れかけている場所には土嚢も設置されている。

111.カーブが多く見通しが悪い 112.大沢川橋 113.段差注意
 勾配、カーブともに緩やかだが、カーブの数が多いため見通しに悪い場所が多い。路上河川を彷彿させる凹形状の段差があるが、排水溝とは繋がっておらず水を流すための場所でない事が分かる。

114.やたら低い位置に取り付けられたカーブミラー 115.田代沢橋 116.段差の数も多い
 勾配に変化はないものの急カーブが多くなる。カーブ部分に設置されているカーブミラーのうちのいくつかは通常よりもかなり低い位置に取り付けられている。支柱自体が短いため雪の重みで下がったという事はなさそうである。田代沢橋や大越沢橋といった短い橋を渡り、大越沢橋以降はカーブが緩やかになる。道路を横切る段差の数も多い。見通しが悪いためさほど速度を出せないが、段差があるため速度は控えめにした方が良い。

117.交通量は少ない 118.第二大越沢橋 119.崩落が進行している模様
 月山第一トンネルの上を通り、下り勾配になって再びトンネル上を通る。第二大越沢橋を渡った後にもトンネルの上を通る。崩落が進行している路肩もあるが2023年8月の時点では通行には支障ない。需要が低いため崩落すれば復旧するだろうが、それまでは本格的な工事はされないだろう。

120.大越 121.鶴岡市側にも路肩軟弱箇所あり 122.比較的開けた場所を走る
 月山入口交差点から約13km、山形r114交差点から約6.6kmで大越を越えて鶴岡市に入る。積雪量を考慮してか、鶴岡市・西川町どちらの境標識も設置されていない。市町境だと分かるものは路面に白色スプレーで描かれた「西川町」という文字である。前回(2012年7月27日)ははっきりと判別できたが、11年が経過したためかなり薄くなっていた。
 大越からは下り勾配となるが引き続き勾配は緩やかである。峠からしばらくは急カーブが連続しており、月山第一トンネルの上を通って以降は急カーブが少なくなる。路肩が軟弱なのは西川町側と同様である。

123.補修された路肩も確認できる 124.湯殿山橋 125.湯殿山道路との交差点
 1.5〜1.8車線幅の狭路をひたすら下る。比較的しっかりした湯殿山橋を渡ってから程なくして運七橋を左にカーブしながら渡って湯殿山道路との交差点を通過する。湯殿山神社の参拝客のための有料道路だが、管理者は山形県でも鶴岡市でもなく庄内交通という企業である。この交差点の左折方向にもR112のおにぎりが表記されているが、ウォっちずでは国道扱いされていない。この道路は約1.0km先に月山道路とランプで接続している。また、交差点の前後に閉鎖用ゲートが設置されており、月山入口交差点方面、田麦俣交差点両方向が通行止になっても月山道路と湯殿山道路の往来が可能なケースもあり得る。

126.湯殿山道路との交差点以降も4t超車両は通行不可 127.梵字川橋 128.路肩注意
 湯殿山道路との交差点以降も4t超の車両の通行は禁止されている。ゲートから程なくして梵字川橋を渡るが、以降の道幅は1.0〜1.5車線とさらに狭くなる。中には1.0車線幅にも関わらず軟弱な路肩の箇所も存在している。

129.たまに落下物あり 130.「落石注意」「路肩注意」 131.路面の凹凸も多い
 カーブの多い1.5〜1.8車線幅狭路をひたすら下る。路肩だけでなく落石にも注意が必要で、路面の凹凸も多いため走りやすいとは言えない。月山道路の湯殿山トンネルの南側坑口付近と北側坑口付近の上を通っている。

132.鍋倉橋 133.綻沢の断崖を走る 134.前日の台風7号の影響か?
 鍋倉橋を渡ってからしばらくは急カーブがなくなり、月山道路の月山第二トンネルの南側坑口近くの上を通る。西側の視界が開けるものの断崖を走っておりこれまであまり設置されていなかったガードレールやガードロープが見られるようになる。また、走行した日の前日に台風7号が近畿地方を直撃しており、その影響か路上に多くの枝葉が落ちていた。

135.七ツ滝橋 136.七ツ滝公園駐車場 137.蟻腰坂登山口
 左のヘアピンカーブからは七ツ滝沢の左岸を走り、連続ヘアピンカーブの後に七ツ滝橋を渡る。七ツ滝沢から離れてた後の右ヘアピンカーブの外側に七ツ滝公園が設置されており、内側には駐車場もある。さらに進むと蟻腰坂登山口の前を通って左ヘアピンカーブを曲がる。

138.南向き方向の道路情報板の傍を通る 139.田麦俣集落 140.田麦橋
 蟻腰坂登山口から程なくして田麦俣集落に差し掛かる。大越から約13kmで、冬季閉鎖区間は集落の手前までである。1.8車線幅とやや狭い道幅の道路を下ってから田麦橋を渡る。

141.田麦橋以降は上り勾配 142.R112月山道路の大清水橋をくぐる 143.R112月山道路との田麦俣交差点を右折
 田麦橋からはやや急な勾配を上り、勾配が落ち着いた後にR112月山道路の大清水橋をくぐる。月山道路と少しだけ並走して左直角カーブの直後に田麦俣交差点に突き当たる。案内標識が設置されていないため分かりにくいが、右折が鶴岡市街方面である。左折方向の約700m先にE48山形道の湯殿山ICが接続しているが、月山ICとは異なりE48山形道の酒田方面と月山道路の寒河江方面としか往来できない。なお、月山IC〜湯殿山IC間はE48山形道の一部ではなくあくまでR112のバイパスとしての月山道路のため、無料で通行できる反面、道路規格は高速道路に比べて劣っている(月山道路はこのページへ)。

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