国道56号
part6

E56黒潮拳ノ川IC〜R197下分甲交差点
黒潮町→四万十町→中土佐町→須崎市

285.黒潮町拳ノ川 286.「高知76km 四万十町(旧窪川)10km」 287.交通量は少ない
 R56/E56高知道の黒潮拳ノ川ICからも引き続き伊与木川の流域を走っており緩やかな上り勾配の2車線道路が続く。無料で通行できる高知道が並走しているためか元々多くなかった交通量がさらに少なくなる。

288.「これより2km区間 急カーブ有」 289.右の構造物は緊急退避所 290.第一市野瀬橋
 市野瀬集落からは急カーブが多い峠区間に入る。集落が途切れる辺りにフェンスが取り付けられたコンクリート製の構造物が確認できるが、これはブレーキ故障時の緊急悲観所である。入口にはシステムカディが置かれているため現在は使用できないと思われる。緊急避難所を過ぎると勾配がさらにきつくなり、第二市野瀬橋と第一市野瀬橋を渡りながらヘアピンカーブを曲がる。

291.片坂第3トンネル 292.「上り7%勾配」 293.ゆずり車線あり
 片坂第3トンネルを抜けて急勾配を上っているとゆずり車線区間を通過する。二桁幹線国道の長い上り勾配区間ではあるが、登坂車線ではなくゆずり車線なので延長は非常に短い。

294.片坂第2トンネル 295.2ヶ所目のゆずり車線 296.四万十町に入る
 片坂第2トンネルと片坂第1トンネルを相次いでくぐった後に2ヶ所目のゆずり車線を通過する。右急カーブを曲がった後に四万十町に入る。四万十市との間に黒潮町があるため隣接していないように思えるが、内陸部では接している。町名の由来となった四万十川の河口は四万十市にあるが、内陸部の四万十町内も流路に含まれている。

297.お遍路の石造? 298.金上野集落 299.R56/E56高知道・四万十町西IC
 四万十町に入ってすぐに集落に差し掛かる。町境に近いとは言え山岳部ではなく開けた明るい景色が広がっている。若井川の源流部を通っているが、この河川は四万十川水系に属している。
 黒潮拳ノ川ICから約8.7kmで次の四万十町西ICを通過する。高知方面には行けない旨の警告がなされている事からも分かる通り、黒潮拳ノ川ICとの一区間しか供用されていない。それでも片坂区間を通らずに済むため距離以上の短縮効果があると思われる。

300.四万十町金上野 301.高知r325交差点 302.R381古市町交差点
 四万十町西ICからもごく緩やかなアップダウンを繰り返す2車線快走路が続いている。高知道との並走状態ではなくなったが交通量はさほど増えない。四万十町の中心部の南で高知r325交差点を通過した後にR381古市町交差点を通過する。愛媛県宇和島市の終点ではR320に重複していたR381だが、この古市町交差点が起点、ではなく須崎方面に重複している。ただし、起点までの全ての区間がR56に重複しているためこの交差点が実質的な起点と言える。

303.登坂車線あり 304.窪川トンネル 305.旧道との根元原交差点
 古市町交差点を過ぎてすぐに上り勾配となるが、短いながらも登坂車線が設置されている。登坂車線が終わった後に窪川トンネルをくぐる。トンネルを出てから根元原交差点を通過するが、交差している町道はR56の旧道と思われる。

306.左側にはJR土讃線が並走 307.道の駅「あぐり窪川」 308.E56高知道・四万十町中央IC
 根元原交差点を過ぎると左側には少し高いフェンスが設置されている。フェンスの向こう側にJR土讃線がある。土讃線とともに緩やかなカーブを繰り返す2車線道路を走っていると道の駅「あぐり窪川」を通過し、その直後にE56高知道の四万十町中央ICがある。四万十町西IC〜四万十町中央ICの間は供用されておらず、須崎方面にしか行く事ができない。

309.「高知63km 須崎28km」 310.高知r52交差点 311.仁井田駅の前を通過
 四万十町中央IC以降もJR土讃線との並走が続いている。高知r52交差点を通過してから程なくして仁井田駅の前を通る。駅の手前に線路と反対側に延びる道路はr52の旧道で、ウオッちずでは県道扱いのままだが案内標識等は残っていない。仁井田駅を過ぎてすぐに高知r324交差点を通過する。

312.JR土讃線と並走 313.JR土讃線 314.高知r323交差点
 JR土讃線と仁井田川の間を走っていると町道との山株交差点を過ぎて左にカーブした先で土讃線の下をくぐる。土讃線は仁井田川を渡るため川を挟むような状態となり、程なくして高知r323交差点を通過する。

315.影野駅前を通過 316.E56高知道・四万十町東IC 317.仁井田川の流域を走る
 影野駅の前を通り過ぎてからE56高知道の四万十町東ICを通過する。四万十市方面に行く事が出来ない旨の警告がなされているが、これは四万十市方面が未供用なのではなく高知方面とのみ接続しているハーフインターチェンジのためである。四万十町東ICからも仁井田川沿いが続いているが、沿線の家屋は少なくなっている。

318.四万十町床鍋 319.高知r41床鍋交差点 320.七子峠を越えて中土佐町に入る
 緩やかなカーブが連続する2車線道路を快走する。JR土讃線は東にそれているため並走状態ではなくなっている。高知r41床鍋交差点を通過した直後に七子峠を越えて中土佐町に入る。標高は300m弱と決して高くないが眺望が良くE56高知道の橋梁が見える。

321.久礼坂第四トンネル 322.急勾配かつカーブが多い 323.久礼坂第三トンネル
 七子峠を越えてから少し走ると大坂谷橋を渡って久礼坂第四トンネル、久礼坂第三トンネルをくぐる。旧道らしき道路も確認できるが、1.0車線幅と狭いうえに雑草の生い茂った未舗装路という事もあって車両では進入しようとすら思わない。

324.久礼坂大橋 325.久礼坂第二トンネル 326.久礼坂第一トンネル
 旧道と比べるとカーブは少なくなっているがそれでも直線的とは言えない。久礼坂大橋からは南東側の視界が開けておりE56の大坂谷川橋を望む事ができ、R56に比べてかなり低い位置に造られている事が分かる。E56の久礼坂トンネルの上で左のヘアピンカーブを曲がり、右急カーブの先で久礼坂第二トンネルと久礼坂第三トンネルを連続で通過する。

327.反対側車線には登坂車線あり 328.「R56 ここから 津波浸水想定区間」 329.高知r25交差点
 4つのトンネルをくぐってからもカーブの多い下り勾配道路が続いている。集落に差し掛かると同時に津波浸水想定区間に入り、その直後に高知r25交差点を通過する。黒潮町の土佐佐賀駅付近でも交差していたr25は海沿いの県道だが、途中に分断区間があるためR56の迂回路としては使えない。

330.久礼トンネル 331.高知r319久礼交差点 332.高知r41交差点
 高知r25交差点を過ぎてすぐに久礼トンネルをくぐって中土佐町の中心部に差し掛かる。市街地は東にあるJR土讃線の向こう側に広がっているが、国道沿線には商業施設が多く多少なりとも賑やかな雰囲気が感じられる。土佐久礼駅の西で高知r319久礼交差点を通過し、長沢橋の北詰で高知r41交差点を通過する。r41交差点を過ぎると沿線の建物が徐々に少なくなっていく。

333.E56高知道・中土佐IC 334.道の川跨線橋 335.「津波浸水想定区間 R56 ここまで」
 JR土讃線の線路の真横でE56高知道の中土佐ICを通過する。ランプに沿って北上した後に右カーブを曲がって高知道から離れて道の川跨線橋を通過して土讃線をオーバーパスする。跨線橋から程なくして津波浸水想定区間が終わる。

336.焼坂休憩所 337.「高さ制限4.5m」 338.焼坂トンネル
 JR土讃線とともに開けた谷筋を上っていると東屋のある焼坂休憩所を通過する。やや急な右カーブからは土讃線から離れて東に向かって焼坂トンネルをくぐる。4.5mの制限高が設けられており焼坂休憩所の傍の制限高バーはかなり大きな文字で制限高が表示されている。

339.須崎市に入る 340.「R56 ここから 津波浸水想定区間」 341.高知r320交差点
 焼坂トンネルからは須崎市に入る。トンネルを出ると緩やかな勾配を下り、前方に集落が見えてきた所で津波浸水想定区間に入る。下り勾配が終わって平坦な2車線道路を走っていると高知r320交差点を通過する。r320で海沿いを走ると中土佐町の中心部に戻る。

342.JR土讃線と高知r312交差点 343.「津波浸水想定区間 R56 ここまで」 344.安和トンネル
 須崎湾に沿って少し走るとJR土讃線のガードをくぐって高知r312交差点を通過する。ガードの手前に信号機が設置されているが、r312が交差しているのはガードの奥、須崎市街地寄りである。案内標識もなければソトバも設置されておらず、県道が交差しているようには見えない。r312交差点からは上り勾配となり津波浸水想定区間が終わる。右カーブを曲がっていると安和トンネルをくぐる。

345.JR土讃線のトンネルの上でヘアピンカーブ 346.久保宇津トンネル 347.角谷トンネル
 安和トンネルを出ると左のヘアピンカーブを曲がるが、カーブ部分でJR土讃線のトンネルの上を2回通過している。急カーブをいくつか通過した後に久保宇津トンネルと角谷トンネルを相次いでくぐる。

348.長い下り勾配が続く 349.「R56 ここから 津波浸水想定区間」 350.E56高知道・須崎西IC
 角谷トンネルからは下り勾配が始まり、須崎市の市街地に向かう。津波浸水想定区間に入ると同時に市街地の南端に差し掛かり、勾配がなくなって平坦になる。新荘川橋の手前でE56高知道の須崎西ICを通過するが。このインターチェンジは四万十市方面としか接続していないハーフインターチェンジである。

351.高知市方面からは出口のみ 352.R197・R381・高知r388下分甲交差点と道の駅「かわうその里すさき」
 新荘川橋を渡った北詰でも須崎西ICが接続しているが、これは高知方面からの出口である。本線と交差点の間に駐車場が設置されており、そこに停める事で道の駅「かわうその里すさき」を利用する事ができる。四万十市方面の本線に復帰する場合は新荘川橋の南詰の須崎西ICから入り直すだけである。
 新荘川橋からの緩やかで短い勾配を下り切った所でR197・R381・高知r388下分甲交差点を通過する。交差点の手前に道の駅があり、第二駐車場はr388を挟んだ北にある。この交差点はR381の起点であり、四万十町の古市町交差点から続く約30km渡る重複区間が終わる。また、R197の起点もしくは終点に見えるが、R197の起点はR56と同じ県庁前交差点であり以降は全てR56に重複している。

国道56号 part7