国道41号
part3

R256坂東橋西詰交差点〜R257花池南交差点
白川町→下呂市

99.「高山82km 下呂31km」 100.R41・R256重複区間 101.飛騨川沿いを快走
 坂東橋西詰交差点からはR256が重複しているが、道路状況はもちろん周辺の風景にも特に変化は見られず、飛騨川沿いの2車線快走路が続いている。3つのロックシェッドを通過するが、それらの対岸にはJR高山本線の下油井駅がある。

102.下呂市に入る 103.右前方に見えるのは七宗ダム 104.岐阜r58井尻交差点
 飛騨川の右岸を快走していると市町境を通過して下呂市に入る。七宗ダム付近からは周辺に建物が建っており、旧金山町の中心部に連なる集落に差し掛かる。岐阜r58井尻交差点付近からは周辺の建物が増えてくる。なお、r58は下呂市と岐阜市とを最短で結ぶルートに当たる。

105.井尻集落 106.下呂市金山町金山 107.岐阜r86下妙見町交差点
 飛騨川からやや離れた位置の集落を走っていると沿線に商業施設が目立つようになる。飛騨川の対岸にある飛騨金山駅に至る市道との十王坂交差点を左にカーブしながら通過した後に岐阜r438上市場交差点と岐阜r86下妙見町交差点を相次いで通過する。r86はR256の旧道であり、かつてはこの交差点で分岐してたのだが、濃飛横断道路の一部である和良金山道路の供用に伴ってr86に降格している。そのため、R41とR256の重複区間の距離は約6.3kmから約18.7kmまで3倍近く増えている。

108.金山トンネル 109.下原トンネル 110.旧道との交差点を通過
 下妙見町交差点を過ぎると上り勾配となり、飛騨川の支流の馬瀬川を渡った先で金山トンネルをくぐる。大船渡ダムの北岸を通過して左にカーブしている緩やかな勾配を上っていると旧道との交差点を通過した後に下原トンネルをくぐる。トンネルを出て少し走ると飛騨川に沿っていた旧道と合流する。

111.R256のおにぎりは設置されていない 112.雨量通行規制区間に入る 113.「中山七里」
 旧道との交差点以降も走りやすい2車線道路が続いている。沿線の家屋が途切れる所で雨量通行規制区間に入る。対象の区間は下呂市三原までで、白川町坂ノ東〜下呂市金山町金山と同様に連続雨量150mm超、時間雨量100mm超で通行止になる。雨量規制区間は「中山七里」と呼ばれる奇岩・怪石のある渓谷である。七里という名称が示す通り、その距離は27km程度ある。

114.JR高山本線をオーバーパス 115.JR高山本線の第二益田川橋梁をくぐる 116.地蔵野洞門
 JR高山本線が飛騨川を渡ってきた所で跨線橋でオーバーパスし、下原発電所を通過して左にカーブしていると第二益田川橋梁下をくぐる。上下線の間に橋脚があるため中央分離帯が設置されており、高山方面のみ地蔵野洞門をくぐる事になる。

117.「富山157km 高山70km 下呂温泉19km」 118.下原ダムの脇を通過 119.三ッ渕集落
 地蔵野洞門を過ぎると普通の対面2車線道路に戻り、右にカーブした先で中切洞門をくぐり、その後下原ダムの西側を通過する。ダムの下流域も前述の中山七里という風光明媚な渓谷を維持するため、下原ダムからは常時放流されているらしい。下原ダム湖の西側を走っていると三ッ渕集落を通過した後に三ッ渕洞門をくぐる。

120.岐阜r432交差点 121.瀬戸集落 122.農林漁業体験施設まるかりの里は右折
 三ッ渕洞門を出ると左の急カーブを曲がった後に岐阜r432交差点を通過する。焼石駅のある焼石集落の対岸を走っていると瀬戸集落に入り、飛騨川に沿って右カーブを通過する。集落が途切れた後に瀬戸発電所の前を通過する。左にカーブした先で市道との交差点を通過するが、右折して飛騨川を渡ると中山七里の奇岩のひとつの羅漢岩や農林漁業体験施設のまるかりの里に行く事ができる。

123.JR高山本線の第三益田川橋梁 124.JR高山本線の第四益田川橋梁 125.保井戸集落の手前に中央分離帯付きのカーブあり
 JR高山本線の第三益田川橋梁と第四益田川橋梁の下を相次いでくぐる。第三益田川橋梁には制限高が設けられているが、白川町にあった第一飛騨川橋梁の4.2mよりも高い4.4mである。第四益田川橋梁をくぐってすぐに右の急カーブを曲がるが、車線の逸脱を防止するためと思われる中央分離帯が設置されている。

126.R256保井戸交差点 127.「高山63km 下呂温泉12km」 128.金属製のロックシェッドもある
 中央分離帯のあるカーブが終わると保井戸集落に入り、程なくしてR256保井戸交差点を通過する。前述の通り、濃飛横断道路の一部区間が供用されて新たに造られた交差点である。この区間の経路変更により、R256は旧道の約25kmから8km強と大幅に距離が短くなっている。
 保井戸交差点の直後に小さな川を渡るが、その橋は上下線が分離している。対面2車線道路を走っていると屏風岩の下を通行する。落石が多いようで短いながらもロックシェッドが設置されている。

129.飛騨川の右岸を快走 130.門原洞門 131.交通量は少ない
 飛騨川の右岸を走っているとやや急な左カーブを曲がった後に門原洞門をくぐる。川の対岸にはJR高山本線が並走しており、R41とともに車窓から中山七里の風景を眺める事ができる。

132.釣鐘洞門 133.七里橋 134.三原大橋
 釣鐘集落付近で右、左とやや急なカーブが連続している場所を通過する。カーブ区間が終わると釣鐘洞門をくぐり、飛騨川に沿って右カーブを曲がる。2車線道路を走っていると右の急カーブを曲がった直後に七里橋を渡る。飛騨川の左岸を少し走るとJR高山本線の釣鐘トンネルの坑口付近の上を通過し、三原大橋を渡って右岸に戻る。

135.岐阜r88三原交差点 136.帯雲橋 137.R257帯雲橋交差点を左折
 JR高山本線と飛騨川の間を走っていると沿線に建物が現れる。少ヶ野トンネルの南で岐阜r88三原交差点を通過する。フェンス付きの中央分離帯に仕切られた片側1車線道路になり、上下線が別れた帯雲橋を渡り、その東詰でR257帯雲橋交差点に突き当たる。この交差点を左折して富山・高山方面に進む。案内標識に表記されていないが、ここからはR257が重複している。なお、中山七里は帯雲橋より下流域が該当する。

138.「富山142km 高山54km 下呂市街3km」 139.飛騨川の左岸を快走 140.下呂市小川
 帯雲橋交差点からはR257が重複した状態で富山・高山方面に向かう。R257から来た車両が加わるせいか交通量が多くなるが、渋滞が発生するほどではなかった。ただし、紅葉期などは行楽客の車両が集中して渋滞が起こる事も多い区間である。飛騨川の左岸を走っていると沿線に建物が現れる。対岸にはJR高山本線と岐阜r88がある。

141.岐阜r440とのランプを通過 142.ショッピングセンターの前には中央分離帯がある 143.下呂市の市街地の東を走る
 緩やかな左カーブを曲がって橋上を走っていると岐阜r440の側道が分岐する。r440の南向き車線の上を通過した先はガードレールが中央分離帯となっている片側1車線道路となるが、すぐに普通の対面2車線道路に戻る。緩やかな勾配を上り、奥道橋付近から沿線の建物が少なくなるが、西側には下呂市に市街地が広がっている。

144.道路沿いの建物は少ない 145.3ヶ所目の雨量通行規制区間 146.下呂トンネル
 下呂市の市街地の東の山の中腹を走っており、バイパスとして造られた道路らしく沿線の建物は多くない。市道との森交差点付近には多くの建物があるが、交差点を過ぎると下呂橋を渡り、沿線の建物がなくなる。橋を渡り終えると下呂トンネルに入る。また、森交差点付近からは3ヶ所目の雨量通行規制区間に入る。通行止になる規制値は連続雨量240mm超であり、これまでの2ヶ所よりも高い数字である。

147.瀬戸ダムが見える 148.下呂市東上田 149.下呂洞門
 下呂トンネルを出た直後に市道との東上田交差点を通過するが、交差している市道はR41の旧道と思われる。飛騨川に沿って走っていると前方に瀬戸ダムが見える。瀬戸ダムの脇を通り過ぎると川から少し離れて集落を通り抜けるが、市の中心部ではないが沿線には商業施設が目立つ。東上田発電所付近で建物が途切れて飛騨川沿いとなり下呂洞門をくぐる。

150.ダムの送水管をくぐる 151.JR高山本線の第八益田川橋梁 152.市道の円道橋の下を通る
 下呂洞門を出て緩やかな左カーブを曲がった先で水力発電用の送水管の下をくぐり、そのすぐ先でJR高山本線の第八益田川橋梁の下を通過する。橋梁の前後は片側1車線となっており、元々は北向き車線部分が対面通行だったのが、東に新たに南向き車線が追加されたものと思われる。中央分離帯がなくなってすぐに市道の円道橋の下を通るが、これは一旦東に向かった後にループして西に向かって飛騨川を渡るという構造である。

153.下呂市萩原町中呂 154.R257花池南交差点
 禅昌寺駅の西側と通過して一時的に集落が途切れた後にR257花池南交差点を通過する。R257のはぎわら大橋も円道橋と同様に一旦東に向かった後にループして西の飛騨川を渡る構造である。この交差点でR257の重複区間が終わる。帯雲橋交差点からの距離は約9.9kmである。

国道41号 part4