国道4号
part6

R342大槻交差点〜R46NHK前交差点
一関市→平泉町→奥州市→金ヶ崎町→北上市→花巻市→紫波町→矢巾町→盛岡市

230.大槻交差点の先で左車線がなくなる 231.名もなき峠を越えて平泉町に入る 232.現道と平泉バイパスとの交差点を直進
 R342大槻交差点を過ぎた直後で左車線がなくなり以降は対面2車線となる。緩やかな上りとカーブを走っていると名もなき峠を越えて平泉町に入る。平泉町に入るとすぐに勾配がなくなって平坦になり、現道とバイパスとの交差点に至る。案内標識には現道におにぎりが記されていないが、国道の指定は外れていない模様。しかし平泉バイパスは全線開通しているため左折の現道ではなく直進のバイパスへと進む。

233.南半分は1999年開通 234.北半分は2008年開通 235.岩手r237森下交差点が平泉パイバスの北端
 平泉バイパスは対面2車線ながら車線幅が広く沿線に特に何もないため見通しが良く走りやすい。岩手r206以南は1999年に開通、以北は2008年に開通しており、北半分は中尊寺を代表とする平泉の文化遺産として世界遺産への登録を目指していたため、遺跡等からバイパスを走る車を極力見えないようにするため道路両側に盛り土を施しており、一部は河川改修まで行われている。5.8kmのバイパスは岩手r237森下交差点で現道と合流するが、その手前から片側2車線となる。

236.東北道・平泉前沢IC 237.奥州市に入ってすぐに車線減少 238.岩手r243交差点
 平泉バイパスが終わると片側2車線で東北道の平泉前沢ICを通過する。インターまでは緩やかな下りだがその先は緩やかな上りとなって奥州市に入る。奥州市に入り上り勾配が終わると左車線がなくなる。この付近では東北道が西側に隣接しているが、盛り土でやや高い位置にあるためその路面を視認する事は出来ない。
 東北道隣接区間が終わると岩手r243との交差点を右にカーブしながら通過する。交差点のカーブとr243のルートからr243が旧道である事は容易に想像できる。

239.岩手r237向田交差点の南から片側2車線 240.片側2車線は1km程度 241.「R4 地震災害のため 路面段差有り 走行注意」
 前沢バイパスに入って程なくしてJR東北本線を跨線橋で越える。旧前沢町の中心部、前沢駅周辺の東側を迂回するバイパスだが、その大半が対面2車線で、片側2車線なのは岩手r237交差点の少し南から約1kmだけなので片側2車線としての機能は余り果たしていない。近畿圏の大都市であれば左車線は路上駐車で埋まっていそうだがここには路上駐車どころか停止車両すらなかった。
 岩手r106河の畑交差点を経て再びJR東北本線を跨線橋で越えると旧道のr243と丑沢交差点で交差して前沢バイパス区間が終わる。

242.東北本線と隣接 243.奥州市水沢区真城 244.水沢南跨線橋
 旧前沢町の北部でJR東北本線と隣接しながら北上を続けていると岩手r175・r197交差点付近で旧水沢市に入る。旧水沢市域も民家の点在する間を淡々と走る。一旦離れた東北本線と再び東に隣接しながら走っていると右にカーブして水沢南跨線橋でオーバーパスする。

245.R343中田町交差点 246.R397太日通り交差点
 水沢南跨線橋から約700mでR343中田町交差点を通過する。そして300m先でR397太日通り交差点となる。奥州市の中心部ではあるが、市街地本体はやや離れた位置の水沢駅の東側一帯であるせいか、市街地特有の雑然とした雰囲気はさほど感じない。

247.岩手r8・r226交差点 248.R4佐倉河交差点を左折してバイパスへ
 太日通り交差点を通過した直後に水沢駅の東側を通り、JR東北本線に沿って北上する。現道は市街地の東を迂回するバイパスだが、さらに東に新たにバイパスが建設されている。2011年5月の時点ではR397以北の区間しか開通していない。
 郊外型の店舗が並ぶ中を走っていると岩手r8・r226交差点を通過し、太日通交差点から約3.7kmでR4水沢東バイパスとの佐倉河交差点に至る。案内標識には右折する道路に何も表示されていないが、そちらもR4バイパスであるが前述の通りR397までしか開通していない。ここは左折して高架に上り北上方面に向かう。なお、直進の岩手r270はR4の旧道である。

249.東北道・水沢IC 250.上下線の間には畑?? 251.金ヶ崎町に入る
 佐倉河交差点を左折して高架道路に入るとやたら広い中央分離帯を持つ片側1車線道路となってJR東北本線をオーバーパスする。その直後で右に大きくカーブして進行方角を西から北に戻して、東北道の水沢ICを通過する。金ヶ崎町との境となっている胆沢川に架かる金ヶ崎大橋の手前で上下線が合流して普通の対面2車線となって橋を渡る。

252.金ヶ崎町西根 253.岩手r270交差点 254.沿線の桜が満開
 金ヶ崎駅付近だけ中央分離帯があるものの車線数は片側2車線と他のバイパスに比べてやや規格が劣る。一桁国道という事で交通量は決して少なくないが車の流れは比較的スムースで走りやすい範疇に入るだろう。
 金ヶ崎町市街地を抜けて佐倉河交差点から約5.8kmで旧道のr270との交差点となる。r270との接続はハーフインター形式となっており、r270から奥州市方面に行けない。

255.交通量は多いが流れは比較的良い 256.北上市の市街地に近付く 257.R107有田町交差点
 東北道とJR東北本線の間の交通量の多い対面2車線道路を走っていると岩手r159交差点付近で北上市に入る。北上運動公園付近からは中央分離帯付きの片側2車線となり、和賀川を渡って北上市市街地の西側を北上する。新幹線と在来線の駅が隣接している北上駅に通じる岩手r112駅口交差点を通過してすぐにR107有田町交差点となる。

258.岩手r254北上バイパス口交差点 259.岩手r252交差点の先で車線減少 260.花巻市に入る
 有田町交差点を過ぎた直後にJR北上線をオーバーパスする。その後も北上市市街地西側を北上し、旧道である岩手r254と北上バイパス口交差点で交差する。その後しばらくは片側2車線だが、岩手r252との交差点を過ぎて程なくして左車線がなくなり、以北は対面2車線となる。やや交通量の多い2車線道路を走っていると花巻市に入る。

261.現道との花巻東BP南口交差点を直進 262.花巻東バイパスは対面2車線 263.R283花巻東BP矢沢交差点
 花巻市に入ってから程なくして花巻東BP南口交差点に至る。名称が示す通り花巻東バイパスの南側の入口で左折の現道もまだ国道の指定を受けているようだが、2008年8月に全線開通した花巻東バイパスへと車を進める。
 バイパスに入ると沿線に何もない対面2車線道路となりJR東北本線、次いで北上川を越える。岩手r28花巻東BP高木交差点の辺りで左に大きくカーブしたのちにR283花巻東BP矢沢交差点となる。左折してR283に進めば北上川を渡ってR4現道に至る。

264.R283以北も対面2車線 265.釜石道・花巻空港IC 266.花巻東BP北口交差点
 花巻東BP矢沢交差点以降も沿線に建物が少ない中を北上する。北上川を渡った直後にJR釜石線、次いで釜石道とクロスする。花巻空港ICに入るには側道に入って岩手r294との交差点を左折である。花巻空港の滑走路の南側を走っていると右に急カーブして花巻東BP北口交差点で現道と交差する。

267.花巻市宮野目 268.岩手r265交差点を左へカーブ 269.跨線橋だけ片側1車線
 現道との合流後は4車線となり花巻空港の西側を北上する。平坦で直線的な道路を走っていると左にカーブしている場所で岩手r265との交差点を通過する。線形からも容易に想像できるようにこのr265が旧道である。石鳥谷バイパスに入ってすぐにJR東北本線を越える石鳥谷南跨線橋を通るが、この跨線橋だけ片側1車線となっているため手前で左車線がなくなる。跨線橋を過ぎるとすぐに片側2車線に戻る。

270.道の駅「石鳥谷」 271.再び跨線橋だけ片側1車線 272.岩手r265交差点
 石鳥谷バイパスのほぼ中間地点に道の駅「石鳥谷」がある。「三本木」以来実に120km振りの道の駅である。
 旧石鳥谷町の中心部を抜けると沿線の建物の数が減り、そんな中を走っていると右にカーブして石鳥谷北跨線橋を通過する。これも石鳥谷南跨線橋と同じように跨線橋部分だけ車線が減少している。元々2車線で開通した石鳥谷バイパスが片側2車線となり、僅かに残る跨線橋上の2車線区間も遠からず片側2車線になると思われる。石鳥谷北跨線橋を越えると岩手r265と交差して旧道との合流を果たす。

273.五郎池の脇には桜あり 274.紫波町中心部は中央分離帯なし 275.矢巾町大字藤沢
 r265との合流後も片側2車線のバイパス然とした道路状況が続いている。バイパスが終わってすぐに対面2車線とならないのが一桁幹線国道である所以だろうか。都市圏の市街地からやや離れているせいか交通量はさほど多くなく、同様に信号の数も多くないのでスムースに流れている。
 東北新幹線のガードの辺りから中央分離帯がなくなり4車線となり、その状態のままで紫波町の市街地を通り抜ける。紫波町市街地を抜けて程なくして中央分離帯が復活して片側2車線となり、太田川を渡って矢巾町に入る。矢巾町は紫波町と異なり役場はR4から離れた位置にあり沿線の家屋が少ない区間の割合が多い。

276.盛岡市南部も中央分離帯なし 277.岩手r16川久保交差点を右方向へ 278.沿線施設、交通量ともに多い
 矢巾町の北部で中央分離帯がなくなり4車線となった状態で県庁所在地たる盛岡市に入る。中心部にはまだ距離があるものの沿線には商業施設を含め建物の数が多く、交通量もそれまでに比べて増えている。それでも4車線という道路状況のためか流れは比較的スムースである。もっとも平日の通勤時間帯は中心部に向かう車で流れが悪くなるのかもしれない。
 盛岡市に入ってから約5.0kmで岩手r16川久保交差点を右にカーブしながら通過する。ここからは盛岡市街地の東側を迂回する盛岡バイパスに入る。言うまでもなくr16が旧道(の一部)である。盛岡バイパスに入ったものの開通年が1969年なので中央分離帯のない4車線で右折車線がなかったり一部歩道の狭い箇所があったりと設計の古さを感じさせる。

279.R396・R456南大橋交差点 280.R106茶畑交差点 281.アップダウンあり
 右に大きくカーブして北上川を渡った先でR396R456南大橋交差点となる。R396の終点かつR456の起点であるが、R456はR396に重複しているため案内標識には記されていない。
 南大橋交差点を過ぎると左にカーブして進行方角を北に戻す。そして1.3km進んだ所でR106茶畑交差点となる。R106はこの茶畑交差点が終点ではなくさらに西に行った所のR455市役所前交差点が終点となっている。茶畑交差点からは緩やかなアップダウンの4車線道路で北進した後に左に大きくカーブして北西に進行方向を変える。

282.中央分離帯がない事に違和感を覚える 283.R457北山交差点 284.R455BP北山トンネル南口交差点
 交通量の多いバイパスのくせに中央分離帯がない事に多少なりとも違和感を感じなくもないが、前述の通り1969年開通と古いものだからだろう。盛岡市役所のほぼ真北でJR山田線とR455をオーバーパスし、直後にR455本線からの道路と北山交差点で交差する。右折車線が短いせいか、右折車両が1度の青で通過しきれずに溜まってしまいやや流れが悪くなっていた。北山交差点から約700m進むと再びR455と北山トンネル南口交差点にて交差する。こちらはR455バイパスとの交差点である。

285.盛岡市北山1丁目 286.R46・R281・R282NHK前交差点
 R455との2ヶ所の交差点を通過してからも市街地外縁を走る4車線のバイパスが続いており、交通量も多い。北山トンネル南口交差点から約1.0kmでR46とのNHK前交差点に至る。案内標識にはR4とR46しか表記されていないが、実はR281R282もこの交差点に接続しており、どちらもここが起点の交差点である。ともにR4青森方面に重複している。

国道4号 part7