国道1号
part3

R135早川口交差点〜R136南二日町IC
小田原市→箱根町→
→函南町→三島市→函南町→三島市

98.東海道新幹線 99.箱根登山鉄道 100.道路を横切る高架道路はR271=小田原厚木道路
 R135R138早川口交差点からは車線が減少して対面2車線になってJR東海道本線、箱根登山鉄道をほぼ同時に、少し離れた所で東海道新幹線を相次いでくぐり、さらに西で箱根登山鉄道を再びくぐる。早川と箱根登山鉄道に挟まれた状態で山裾を走っているとR271小田原厚木道路の高架の下を通過する。

101.箱根新道・西湘バイパス・小田原厚木道路の箱根口IC 102.おにぎりはR1だけ 103.箱根町に入る
 高架下をくぐった直後の箱根口ICからはR1のバイパスである西湘バイパス(平塚方面)と同じくR1のバイパスの箱根新道(芦ノ湖方面)、そしてR271小田原厚木道路(厚木方面)の3方面に向かう事ができる。箱根新道はかつては有料道路だったが、2011年7月に無料開放化されている。無料のバイパスなので箱根新道に進んでも良いのだが、R138が分岐する宮の下交差点をパスしてしまうため直進して現道を走る。
 箱根口ICからは西向き1車線に対して東向きは2車線ある。とは言え左側車線は箱根口ICへの流入車線なので実質的には1車線と考えて差し支えないだろう。早川口交差点から約3.2kmで市町境を越えて箱根町に入る。

104.箱根新道・山崎IC 105.拡幅工事中 106.箱根湯本駅
 箱根町に入って程なくして右にカーブしながら勾配を上り山崎ICを通過する。上下線の間の橋脚は箱根新道ではなく現道のバイパスのものであるが、かなりの長期間に渡って建設しているようだが完成にはまだ時間を要するようだ。早川と箱根登山鉄道に挟まれた谷筋を走っていると箱根湯本駅を通り過ぎる。箱根観光の拠点とあって駅舎は立派で週末を中心に駅前も賑わっている。

107.箱根湯本駅周辺は建物が密集 108.函嶺洞門 109.千歳橋
 箱根湯本駅付近の市街地を通り抜けると旭橋を渡る。東向きは新旭橋という別の橋を渡っている。早川の右岸を走っていると函嶺洞門をくぐり、さらに先で千歳橋を渡る。函嶺洞門は1931年、旭橋と千歳橋は1933年竣工したもので、3つ合わせて土木遺産に指定されている。函嶺洞門に関しては2014年2月7日にバイパスが供用された後は閉鎖されている。千歳橋の直後に玉の緒橋を渡り早川の右岸を走る。

110.山岳道路に変化する 111.大平台のヘアピンカーブ 112.箱根町大平台
 玉の緒橋を渡って集落が途切れると上り勾配となるのに加えてブラインドカーブが連続するようになる。箱根登山鉄道のガード下をくぐってからは早川の対岸は小田原市となっているがただの山である。途切れる事なく続くカーブを曲がりながら勾配を上っていると大平台集落の北側でヘアピンカーブを曲がる。集落を通過する箱根登山鉄道は大平台駅と上大平台信号所の2ヶ所でスイッチバックしている(他に塔ノ沢駅〜大平台駅間の出山信号所でもスイッチバックしている)。大平台のヘアピンカーブの先で大平台集落を通過するがその際も急勾配・急カーブとなっている。なお、大平台集落(温泉)には国道よりもそれから分岐する町道に入る。

113.大平台からもカーブの多い上り勾配が続く 114.箱根町宮ノ下 115.R138宮の下交差点を左折
 大平台集落からも上り勾配が続くがカーブの数は少なくなる。地図を見ると南側を箱根登山鉄道が並走しているが高低差があるため車両が通過しない限りはそこに鉄道があるようには見えない。宮ノ下駅付近を通過すると宮ノ下集落に入り、勾配がやや緩やかになる。旅館や土産物店が並ぶ観光地然とした雰囲気の中を走っているとR138宮の下交差点となる。R1は左折して三島・元箱根方面に進み、ここで小田原市民会館前交差点から重複していたR138が分岐する。観光地の只中の、しかもR1の交差点にもかかわらず信号は点滅式であり、直進してR138に進む車両も少なくないため、どの方向からでも右折するにはタイミングを計る必要があり難易度が高いと言える。

116.宮の下交差点は上り勾配 117.小涌谷踏切 118.神奈川r723交差点
 一旦平坦になったものの宮の下交差点からは上り勾配になる。ヘアピンカーブを曲がりながら蛇骨橋を渡って以降は急カーブが連続しており、箱根登山鉄道の小涌谷駅の東で踏切を通過する。幹線国道たるR1において数少ない踏切のひとつであるのは言うまでもない。小涌谷踏切からもカーブの多い上り勾配が続いている。箱根という一大観光地を走っているため道路状況の割に交通量は多い。ただし、大型貨物車両を中心に通り抜けるだけの車両は箱根新道を走るため、観光客の車両が大半を占める。芦ノ湖方面に至る神奈川r723との交差点は信号が設置されていないが、交通量が多いため通行には注意を要する。

119.高級そうな佇まいの宿泊施設も少なくない 120.カーブは多いが建物がない分走りやすく感じる 121.「国道1号最高地点874m」
 r723交差点からは沿線の建物は少なくなる。急なものを含めカーブが多い点に変わりはないが建物が少ない分走りやすくなったと感じるかもしれない。上二子山の西で標高874m地点を通過するが、そこがR1の最高地点でありその旨を示す標識が立てられている。

122.箱根町元箱根 123.神奈川r75大芝交差点は左カーブ 124.神奈川r732畑宿入口交差点は右カーブ
 最高地点からは下り勾配となり、企業の保養所等のある箱根町大芝の東側を通り過ぎると左にカーブしながら神奈川r75大芝交差点を通過し、すぐ先で今度は右にカーブしながら神奈川r732畑宿入口交差点を通過する。さらに先で右にカーブしながら旧道との交差点を通過する。道なりではなく左に逸れる道路が旧道だが、そちらを通ってもすぐに現道と合流するため三島方面に向かうのに支障はない。

125.元箱根交差点を左折 126.国道の上を鳥居が跨ぐ 127.箱根関跡の近くを通過
 旧道との交差点から下ると芦ノ湖の手前で元箱根交差点に至る。案内標識ではT字路かのように表記されているが、直進する道路もあるので要注意である。元箱根交差点からはセンターラインがなくなり1.8車線とやや狭くなる。道幅は狭いが観光地の芦ノ湖湖畔とあって観光客が多い。車両だけでなく徒歩や自転車も多い点にも注意を要する。旧道と合流する交差点の手前で鳥居をくぐり、湖畔を抜けて上り勾配になる。箱根関跡の東を通過して下り勾配に転ずる。天下の険とうたわれた箱根関も自動車であれば容易に越えられる。

128.箱根町箱根 129.芦ノ湖湖畔を離れると上り勾配 130.道の駅「箱根峠」
 箱根関跡からの勾配を下り切ると再び芦ノ湖湖畔を走る。箱根町箱根という地名だが箱根町役場等はなく町の中心部とは言い難い。箱根集落を通り抜けると上り勾配となって大きく左にカーブした先で道の駅「箱根峠」を通過する。

131.R1BP箱根新道との箱根峠IC 132.箱根峠
 道の駅から程なくしてR1のバイパスである箱根新道との箱根峠ICを通過する。この箱根新道を走れば箱根湯本や宮の下、芦ノ湖湖畔といった観光地を通過する事なく小田原〜三島間を往来できる。ただし、勾配は箱根新道の方が急であり、また冬期は積雪する事もある。
 箱根峠ICからの右カーブを曲がると芦ノ湖スカイラインとの箱根峠ICを通過し、直後に県境の箱根峠を越える。峠と言っても箱根峠ICの信号があり、静岡県側にはパーキングもあるので寂しげな雰囲気は一切感じられない。箱根新道と合流したため大型トラックの通行も少なくない。

133.峠から南は15kmに渡って下り勾配 134.このカーブだけ三島市 135.改めて三島市に入る
 箱根峠を越えて静岡県函南町に入ると下り勾配に転ずる。神奈川県側と比べて広い2車線+登坂車線と道路状況は良いものの急なカーブが多く勾配もきつい。峠から約1.7kmで左のヘアピンカーブを通過するが、カーブ部分は函南町ではなく三島市域に入っている。ただし、距離が短いため市町境標識は設置されていない。その後約2.1km走り改めて三島市に入るが、そこには市町境標識が設置されている。

136.三島市山中新田 137.笹原山中バイパスが建設中 138.三島市街地を一望
 三島市に入って程なくして山中城跡付近の山中新田集落を通過する。集落の前後には工事現場の出入口があり、バイパス工事が行われているのが分かる。バイパスの名称が笹原山中バイパスとなっており、山中新田と西隣(と言っても集落は隣接していない)の笹原新田の2つの集落をパスするものと思われるが、走行時は山中地区の方しか工事されているのを確認できなかった。山中新田西側のバイパス接続地点を過ぎて程なくして三島市や清水町の市街地を望む事ができる場所を通過する。この時点での標高は500m程度で市街地が20m前後であるためまだまだ480m程下らなくてはならない。

139.下り勾配はまだ続く 140.勾配が長いためブレーキ故障時の避難所が設けられている 141.三島市塚原新田
 三島市笹原新田からは下り勾配である点に変化はないが急なカーブが少なくなるため幾分か走りやすくなる。峠からの距離は8kmを超えており下り続けているとあって反対側の車線の登坂車線だけでなくブレーキ故障時の緊急避難所が3ヶ所設けられている。もっとも車の性能が向上しているためここ最近は使われた痕跡がない。

142.伊豆縦貫道・三島塚原IC 143.松並木で上下線が分離 144.沿線が賑やかになってくる
 箱根峠から約11.7kmで伊豆縦貫道の三島塚原ICを通過する。インターとなっているが2013年9月22日時点では北側の東名・沼津IC方面しか開通しておらず実質的には普通の平面交差点である。案内標識をよく見ると左(南)側に隠された表記が確認できる。R136との函南塚本ICまでの区間は2014年2月11日に開通するため既に覆いを外すだけで済むようにされているのだろう。
 三島塚原ICの交差点を過ぎると左側車線が合流してくる。片側2車線なのは交差点の前後だけなので車線が増えた恩恵はほとんどない。松並木で上下線が分離されるが程なくして合流して対面2車線に戻る。東海道新幹線の谷田トンネルの上を通過し、静岡r22谷田東小山交差点を通過してなおも勾配を下り続ける。市街地に近いづいているため沿線の建物の数も増えてきて、商業施設も目立つようになる。

145.伊豆箱根鉄道をオーバーパス 146.R136南二日町IC
 伊豆箱根鉄道の駿豆線をオーバーパスしてからR136との南二日町ICを通過する。R135・R138早川口交差点からは約42km、R138宮の下交差点からは約30kmである。インターを名乗っているだけあってR1は跨道橋に進む事で交差点をパスできる。

国道1号 part4